sewer
「sewer」の解説
1. 基本情報と概要
単語: sewer
品詞: 名詞 (countable)
意味:
- 下水道、排水管
- 英語: “sewer” (a conduit or pipe that carries off waste water and refuse)
- 日本語: 「下水道、排水管」のことです。都市や住宅の下にある排水管で、汚水を流すために使われます。一般的には都市インフラのひとつとして使われる単語です。
- 英語: “sewer” (a conduit or pipe that carries off waste water and refuse)
- 縫い手、縫う人
- 英語: “sewer” (a person who sews)
- 日本語: 「縫い手、裁縫をする人」のことです。特に洋裁などをする人を指す場合などに使われます。
- 英語: “sewer” (a person who sews)
発音も異なるので注意が必要です(詳細は後述)。
それぞれ別の意味を持つため、文脈でしっかり判断してください。
活用形:
- 単数形: sewer
- 複数形: sewers
「縫い手」という意味では、動詞 “sew” (縫う) の派生形sewer
となっています。ほかの品詞はありませんが、動詞形を使う場合は “to sew” として使います。
CEFRレベル目安: B2 (中上級)
- 下水道を表す“sewer”は、日常生活の話題としてはやや専門的で、都市インフラや環境の話題で使われます。
- 「縫い手」の“sewer”は、裁縫や手芸など趣味の話題などで使われるため、一般会話よりは少し専門寄りです。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
sewer (下水道)
- 直接の接頭語や接尾語はありませんが、語源は古フランス語 “sewer” に由来し、水を捨てるための溝・管を指す言葉とされています。
- 直接の接頭語や接尾語はありませんが、語源は古フランス語 “sewer” に由来し、水を捨てるための溝・管を指す言葉とされています。
sewer (縫い手)
- 語幹 “sew” (縫う) + 接尾語 “-er” (~する人)
- “sew” + “er” → “sewer” という構成になっています。
- 語幹 “sew” (縫う) + 接尾語 “-er” (~する人)
よく使われるコロケーションや関連フレーズ (下水道の意味で)
- sewer system (下水道システム)
- sewer pipe (下水管)
- sewer line (下水ライン)
- storm sewer (雨水排水管)
- city sewer (都市の下水道)
- sewer maintenance (下水道の維持管理)
- clogged sewer (詰まった下水道)
- sewer network (下水道網)
- sewer overflow (下水道のあふれ)
- open sewer (露天下水/むき出しの排水路)
よく使われる関連フレーズ (縫い手の意味で)
- skilled sewer (熟練の縫い手)
- novice sewer (初心者の縫い手)
- professional sewer (プロの縫い手)
- home sewer (趣味として裁縫をする人)
- experienced sewer (経験豊かな縫い手)
3. 語源とニュアンス
下水道 (sewer)
- 古フランス語 “sewer” (排水路) が英語に入ったとされます。中世ヨーロッパの都市部では、排水のための溝を指す言葉として使われていた歴史があります。
- 都市計画やインフラを指すフォーマルな文脈で使われることが多いです。カジュアルよりもやや技術的・行政的な響きがありますが、日常のトラブル(「下水が詰まった!」など)でも使われます。
- 古フランス語 “sewer” (排水路) が英語に入ったとされます。中世ヨーロッパの都市部では、排水のための溝を指す言葉として使われていた歴史があります。
縫い手 (sewer)
- 動詞 “sew” (縫う) に “-er” (~する人) がついたもの。
- 「人」に対して使うので、文脈はカジュアルな場面からフォーマルな場面まで幅広いです。ただし、「縫い手」を職業として言う場合は “seamstress” や “tailor” のほうが一般的なニュアンスになることもあります。
- 動詞 “sew” (縫う) に “-er” (~する人) がついたもの。
使用時の注意点
- スペルは全く同じでも、発音と文脈で意味が変わります。文章中ならコンテクストで判断しやすいですが、会話で聞くだけだと気をつけましょう。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞: a sewer, the sewer, many sewers
- 使用シーン:
- 下水道 (infrastructure関連) → 「The city is upgrading its sewer system.」
- 縫い手 (人物) → 「She is an excellent sewer who makes her own clothes.」
- 下水道 (infrastructure関連) → 「The city is upgrading its sewer system.」
一般的な構文例
- “The town’s sewer system was built decades ago.”
- “I learned sewing from my grandmother, who was a talented sewer.”
イディオムや特殊表現: “to work in the sewers” は「下水関連の仕事に従事する」といった表現。縫い手の意味でイディオム化はあまり多くありません。
5. 実例と例文
(1) 日常会話での例文
“The sewer in our street got clogged after the heavy rain.”
- 「大雨の後、家の通りの下水が詰まっちゃったんだ。」
“My aunt is a skilled sewer who can fix almost any tear in clothing.”
- 「おばはとても上手な縫い手で、服のほつれなら何でも直せるんだ。」
“I can hear rats in the sewer at night. It’s kind of scary.”
- 「夜になると下水道でネズミの音が聞こえるんだ。ちょっと怖いよ。」
(2) ビジネスシーンでの例文
“The construction company is responsible for maintaining the sewer lines in this new housing project.”
- 「その建設会社は、この新しい住宅プロジェクトの下水道ラインを維持管理する責任があります。」
“We’ve hired a professional sewer to design prototypes for our new clothing line.”
- 「新しい服のラインの試作品をデザインするために、プロの縫い手を雇いました。」
“Before finalizing the building plans, ensure that all sewer connections are properly laid out.”
- 「建築プランを最終決定する前に、すべての下水接続が正しく配置されているか確認してください。」
(3) 学術・専門的文脈での例文
“Urban planners must consider the capacity of the sewer system to prevent flooding in low-lying areas.”
- 「都市計画担当者は、低地での洪水を防ぐために下水道システムの容量を考慮しなければなりません。」
“A comparative study on sewer networks reveals the importance of regular maintenance in reducing pollution.”
- 「下水道網の比較研究によると、汚染を減らすためには定期的なメンテナンスが重要であることがわかります。」
“Historical records show that skilled sewers played a significant role in the development of textile industries.”
- 「歴史的記録によると、熟練の縫い手たちは繊維産業の発展に大きく貢献していました。」
6. 類義語・反意語と比較
下水道(sewer)の意味での類義語
- drain (排水路)
- conduit (導管)
- pipeline (パイプライン)
- culvert (暗渠・地下水路)
ニュアンスの違い:
- “drain” はより小規模な排水路を指し、日常的に「洗面台の排水口」などにも使われます。
- “pipeline” はガスなども含め幅広いパイプ通路を指すため、下水道専用には限りません。
縫い手(sewer)の意味での類義語
- seamstress (女性の裁縫師)
- tailor (仕立て屋)
- dressmaker (ドレスなどを仕立てる人)
ニュアンスの違い:
- “seamstress” は女性に特化した伝統的な呼び名。
- “tailor” は特にスーツなどを仕立てる職人を指すことが多く、性別は問わない。
- “dressmaker” は主にドレスや婦人服を専門に作る人。
反意語
- 下水道の反意語としては特に対の語はありませんが、対照的に “fresh water supply” (上水道) などが挙げられます。
- 縫い手の反意語として特別な単語はありませんが、「布を切る専門」のような言い方は “cutter” などが挙げられます。実際は反意語というより別の役割です。
7. 発音とアクセントの特徴
下水道 (sewer)
- IPA(米・英): /ˈsuː.ər/ (米), /ˈsuː.ə(r)/ (英)
- アクセントは最初の音節 “su” にあります。
- アメリカ英語では「スーア」、イギリス英語では「スューア」に近い発音です。
- IPA(米・英): /ˈsuː.ər/ (米), /ˈsuː.ə(r)/ (英)
縫い手 (sewer)
- IPA(米): /ˈsoʊ.ɚ/
- IPA(英): /ˈsəʊ.ə/
- アクセントは最初の音節 “sew” にあります。
- アメリカ英語では「ソウア」、イギリス英語では「ソウア」(やや違いはありますが大まかに同じ) です。
- IPA(米): /ˈsoʊ.ɚ/
よくある発音のまちがい
- 下水道の“sewer”を「ソウア」と発音してしまったり、縫い手の“sewer”を「スーア」と発音してしまう混同。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- 同じスペルで意味が違う: sewer (下水道) と sewer (縫い手) は全く異なる単語に近い存在です。発音も異なるので、文脈と音声に注意しましょう。
- スペルの混同: “sewer” と “shower” (シャワー) や “sewer” と “sewerage” (下水、排水) を混同しやすい。
- TOEIC・英検などでの出題例: インフラ関連や環境問題の問題文などで “sewer system” はよく出てきます。 読み方の区別が問われることもあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “下水道の sewer” は “SUper water pipe” の “SU” をイメージして「スーア」と発音すると覚えやすいかもしれません。
- “縫い手の sewer” は “sew” (ソウ) の “-er” を加えるので、「ソウア」と意識すると良いです。
- 文脈のイメージ: 「排水管の sewer」はちょっと汚い水が流れるイメージ、「裁縫する人の sewer」は針と糸を使って何かを丁寧に縫うイメージを持つと区別しやすいです。
以上が “sewer” の詳細解説です。同じスペルでも発音と意味が全く違うからこそ、初学者にとってはややこしい単語です。しっかり発音と文脈を押さえて使い分けられるようにしましょう。
縫う人,針子