最終更新日:2025/12/06

【名/C】《クリケット》バイ(打者が打たない球が守備者を通り越した場合の得点) / 《ゴルフ》(マッチプレーの後で)残ったホール / (トーナメントで)不戦勝者

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元となった辞書の項目

bye

【名/C】《クリケット》バイ(打者が打たない球が守備者を通り越した場合の得点) / 《ゴルフ》(マッチプレーの後で)残ったホール / (トーナメントで)不戦勝者

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解説

1. 基本情報と概要

単語: bye

品詞: 主に間投詞(interjection)、または名詞(noun)として使用されることがあります。


意味 (英語・日本語)


  • 英語: A short form or casual expression for “goodbye.”

  • 日本語: 「さようなら」「じゃあね」のような、別れのあいさつを簡略化したものです。

「goodbye」よりずっとカジュアルに使えるイメージです。友だちや家族とのやり取りで、「じゃあね」「バイバイ」といった軽いニュアンスがあります。


活用形


  • 間投詞 (Interjection): 変化形は特になし


    • 例: “Bye!”, “Bye for now!”


  • 名詞 (Noun): 基本的には複数形にはなりませんが、スポーツなどで使われる場合は「byes」(=免除試合の複数形)になることもあります。


    • 例: “He received a bye in the first round.” (彼は大会の1回戦を免除された)



他の品詞になったときの例


  • 「goodbye」(間投詞) → 「goodbyes」(名詞、別れの挨拶)

  • 「bye-bye」(間投詞) → 子どもっぽく、よりカジュアルな響き


CEFRレベル目安


  • A1 (超初心者) レベル


    • 「bye」は最も基本的なあいさつ表現なので、A1レベルから出てきてもおかしくありません。



2. 語構成と詳細な意味

接頭語・接尾語・語幹


  • 「bye」は、そもそも「goodbye」の省略形であり、短い語なので特定の接頭語・接尾語といった明確な区切りはありません。

  • 「goodbye」は「God be with ye」が変化してきたとされます。そこから「bye」が派生しました。


派生語や類縁語


  • goodbye: 「さようなら」の本来の形

  • bye-bye: お子様向け・とてもカジュアルな別れの挨拶

  • byes (スポーツ用語): 試合の免除、シード枠


よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)


  1. Bye for now


    • 「とりあえずバイバイ」「じゃあ、またね」のような、一時的な別れのあいさつ


  2. First-round bye


    • (スポーツ)「大会の1回戦免除(シード枠)」


  3. Say bye


    • 「バイバイと言う」「さようならと言う」


  4. Bye-bye, guys


    • 「みんな、バイバイ」


  5. A quick bye


    • 「サッと別れのあいさつ」


  6. Kiss (someone) bye


    • 「(人)に別れのキスをする」


  7. “Bye, see you soon!”


    • 「バイ、またすぐ会おうね!」


  8. Short bye


    • 「短い別れのあいさつ」


  9. Give (someone) a bye


    • (スポーツ)「(誰かに)免除を与える」


  10. Bye in tennis


    • 「テニス大会でのシード免除」



3. 語源とニュアンス


  • 「bye」は「goodbye」をさらに省略した形で、「goodbye」は古い英語表現「God be with ye」から変化してきたといわれます。

  • カジュアル度: 非常にカジュアルなので、 友達や家族間、親しい人との会話でよく使われます。ビジネスメールやフォーマルな場面では「Best regards」や「Sincerely」など、別の表現を使うのが普通です。

  • スポーツ文脈: 「bye」は大会で1回戦を免除されることを指す専門用語としても使われます。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 間投詞としての使い方


    • とくに文法に組み込まれず、直接「別れのあいさつ」として使用します。

    • 例: “Bye!” “Alright, bye then!”

    • フォーマル度は低く、カジュアルシーン向き。


  2. 名詞としての使い方


    • スポーツ用語として、「免除試合」「シード枠」の意味を持ちます。可算・不可算というよりは、可算名詞として扱い、複数形は「byes」となることがあります。

    • 例: “He got a bye for the semifinals.”


  3. イディオム他


    • “to wave goodbye” (手を振って別れのあいさつをする) は “bye” という形で省略はあまりしないが、関連表現になります。

    • ビジネスやフォーマルな場面で使うことはまれです。



5. 実例と例文

① 日常会話 (カジュアル)


  1. “I’m heading out now. Bye!”


    • 「もう出かけるね。バイ!」


  2. “Bye, Mom! I’ll be back by dinner.”


    • 「お母さん、じゃあ行ってきます!夕食までには帰るよ。」


  3. “Thanks for coming over. Bye for now!”


    • 「来てくれてありがとう。またね!」


② ビジネスシーン

(ビジネスメールや会話ではあまり使わないが、口頭で同僚同士が軽く別れる場面を想定)


  1. “I’m off for the day. Bye, everyone!”


    • 「今日はこれで失礼します。みなさん、お先に!」


  2. “I’ll catch you tomorrow, bye!”


    • 「明日また会おう、じゃあね!」


  3. “Thanks for the meeting. Bye!”


    • 「ミーティングありがとう。それじゃあね!」


③ 学術的な文脈

(あまり使用しないが、あくまで参考例)


  1. “I’ve completed my presentation. Bye for now.”


    • 「プレゼンが終わりました。それでは失礼します。」


  2. “Our team will reconvene tomorrow, so bye for now.”


    • 「私たちのチームは明日再集合します。では、また明日。」


  3. “She received a bye in the tournament, allowing her to skip the first round.”


    • 「彼女は大会で免除枠を得て、1回戦をスキップできました。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. Goodbye(さようなら)


    • 「bye」の正式・より丁寧な形。


  2. See you (later)(またね / また後で)


    • 別れるときのカジュアルな表現。


  3. Farewell(ごきげんよう)


    • フォーマル・文学的。感傷的な別れ。


  4. Take care(元気でね)


    • 別れ際に相手を気づかう表現。


  5. Adios(アディオス)


    • スペイン語由来の別れのあいさつ(英語でもカジュアルに使われることがある)。


反意語


  • Hello / Hi(こんにちは / やあ)


    • 出会いのときのあいさつ。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /baɪ/

  • アメリカ英語(AmE)・イギリス英語(BrE)ともにほぼ同じ音で発音されます。

  • 強勢は短い単語なので特にアクセント位置の違いはありません。

  • よくある間違い: “by” (前置詞) や “buy” (購入する) と音が同じ同音異義語(homophone)なので、スペルを間違えないよう注意が必要です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • “by”・“buy”との混同が最も多い誤りです。意味もスペルも異なるので注意しましょう。

  • フォーマルシーンで “Bye” を使うとくだけすぎる印象を与える場合があります。メールの署名など、ビジネスでは “Regards,” や “Sincerely,” が無難です。

  • 試験対策: TOEIC や英検などのリスニングで、「bye」と「buy」や「by」の聞き分け問題が出る可能性があります。文脈とスペリングに注意しましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「Bye」の音とスペルが同じ仲間は「by」「buy」。


    • “Bye” = さようなら

    • “Buy” = 買う

    • “By” = ~によって(前置詞)


  • 短い単語ほど間違えやすいので、文脈と綴りをセットで覚えると良いです。

  • 「bye」のスペルは「good*bye*」と同じ部分を取ったもの、とイメージすればミスを減らせます。


以上が「bye」の詳細解説です。カジュアルな別れのあいさつとして使いやすい一方で、スペルやシーンに注意しながら使うのがポイントです。

意味のイメージ
bye
意味(1)

《クリケット》バイ(打者が打たない球が守備者を通り越した場合の得点)

意味(2)

(マッチプレーの後で)残ったホール

意味(3)

(トーナメントで)不戦勝者

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