最終更新日:2025/09/12

【名/C】(ガス・水・電気などの) 計器, メーター / (時間・速度・距離・強度などを測定,記録する) メーター,計器 / 【動/他】〈ガス・電気などの使用量〉をメーターで計る

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元となった辞書の項目

meter

IPA(発音記号)

【名/C】(ガス・水・電気などの) 計器, メーター / (時間・速度・距離・強度などを測定,記録する) メーター,計器 / 【動/他】〈ガス・電気などの使用量〉をメーターで計る

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解説

1. 基本情報と概要

単語: meter

品詞: 主に名詞だが、動詞としても用いられる(後述)。

意味(英語):

1) A unit of length in the metric system (US spelling of “metre”).

2) A device that measures and records the amount or rate of something.

3) In poetry and music, the rhythmic structure or pattern of beats.

意味(日本語):

1) メートル(長さの単位)。

2) 計量器(量や速度などを測る装置)。

3) 詩や音楽でのリズム・拍子を意味する概念。

「1) 長さや距離を表すメートルの意味で使われます。 2) 何かを測定する装置にも“meter”と呼びます。 3) 詩や音楽のリズム構造を表すときにも使います。日常から技術・芸術まで、幅広い場面で用いられる単語です。」

活用形(動詞として使用する場合):


  • 原形: meter

  • 三人称単数現在: meters

  • 現在分詞: metering

  • 過去形・過去分詞: metered

他の品詞形:


  • 形容詞形はありませんが、名詞・動詞のほかに、派生語として「metre (英)」と綴る場合があります(イギリス英語では長さの単位を “metre” と書き、計量器を “meter” と書いて区別することが多い)。

CEFRレベル: B1(中級)


  • メートルという長さの単位としては比較的早い段階で学習する単語ですが、詩や音楽の拍子などの用法も含めると中級程度の理解が必要になります。


2. 語構成と詳細な意味

語構成:


  • 語幹: “metr” (測ることを意味するギリシャ語 “metron” に由来)

  • 接尾辞: “-er” (名詞を作ることが多い)

派生語や類縁語の例:


  • “metre” (イギリス英語での長さの単位表記)

  • “speedometer” (速度計)

  • “barometer” (気圧計)

  • “perimeter” (周囲)

  • “geometry” (幾何学; “-metry”は「測定の学問」の意味)

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. parking meter(駐車料金メーター)

  2. water meter(水道メーター)

  3. electricity meter(電気メーター)

  4. gas meter(ガスメーター)

  5. meter reading(メーターの読み取り)

  6. meter stick(メートル尺)

  7. poetic meter(詩の韻律)

  8. time meter(音楽の拍子)

  9. meter per second(メートル毎秒)

  10. square meter(平方メートル)


3. 語源とニュアンス

語源:

古代ギリシャ語の “metron”(測る)に由来します。ラテン語を経由して英語に取り入れられました。

歴史的背景・ニュアンス:


  • 長さの計測単位としては、フランス革命後に標準化されたメートル法から英語で “meter” と定着しました(米国英語)。

  • 計量器の意味では、技術の進歩とともにさまざまな分野で使われるようになりました。

  • 詩などの芸術的分野では、言葉のリズムや拍の数え方を指す概念として、より文学的に用いられます。

使用時の注意点:


  • アメリカ英語では長さの単位も計量器も meter と書きますが、イギリス英語では長さの単位は “metre”、計量器は “meter” と書くことが多いので混同に注意が必要です。

  • 詩や音楽における meter は、リズムを強調して語る際に使われ、文脈から意味を判断する必要があります。

フォーマル・カジュアルについて:


  • 単位や計測器としては幅広い文脈(フォーマル・カジュアル問わず)で使われます。

  • 詩や音楽の文脈はややフォーマル、または専門性のある文脈で見られます。


4. 文法的な特徴と構文

1) 名詞 (countable)


  • 「a meter」, 「two meters」など可算名詞として扱われます。

  • 計量器を意味する場合も可算名詞です。

    2) 動詞 (他動詞)

  • 「to meter something」は「〜を測定する・調整する」の意味。例:The company meters water usage closely.

一般的な構文例:


  • “The meter shows the amount of electricity used.”

  • “We need to meter the water supply carefully.”

イディオム:


  • “go over the meter” のような決まったイディオムはありませんが、「parking meter is running (駐車料金が増えている)」のように「進行形」を用いて表すことがあります。


5. 実例と例文

(A) 日常会話


  1. “I put some coins in the parking meter so we won’t get a ticket.”

    (駐車違反を防ぐために駐車料金メーターにコインを入れたよ。)


  2. “Do you know how to read the water meter?”

    (水道メーターの読み方わかる?)


  3. “The electricity meter is in the basement.”

    (電力メーターは地下にあるよ。)


(B) ビジネス


  1. “We aim to reduce costs by metering our office’s water usage more accurately.”

    (オフィスの水使用量を正確に計測することで経費を削減したいと考えています。)


  2. “Could you send me the latest meter readings for the electricity bill?”

    (電気料金のために最新のメーターの記録を送っていただけますか?)


  3. “New meters were installed to monitor energy consumption.”

    (エネルギー消費を監視するために新しいメーターが設置されました。)


(C) 学術的な文脈


  1. “The poem’s meter contributes significantly to its overall aesthetic.”

    (その詩の韻律は作品の美しさに大きく寄与している。)


  2. “We need precise instruments to meter the chemicals in this experiment.”

    (この実験では薬品を正確に計測する装置が必要です。)


  3. “In music theory, understanding time signatures is akin to comprehending musical meter.”

    (音楽理論では、拍子を理解することは音楽の拍(meter)を把握することと同義です。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語:


  1. “measure” (測る)


    • “measure” は動詞として「測定する」、名詞として「測定・寸法」の意味。より一般的に「測る」イメージ。


  2. “gauge” (計測する;標準、計器)


    • “meter” と同様に計測器を意味する場合があるが、「正確さ」を強調することが多い。


  3. “device” (装置)


    • 一般的にあらゆる装置を指すが、メーターに限らず多目的。


反意語: (厳密な反意語はありませんが「測らない・無測定」を指す例)


  • “unmeasured” (測られていない)、 “unregulated” (規制されていない)


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA):


  • アメリカ英語: /ˈmiːtər/

  • イギリス英語: /ˈmiːtə/ (長さの単位は“metre”と綴るが発音は同様)

強勢(アクセント):


  • “mée-ter” のように最初の音節に強勢があります。

よくある発音の間違い:


  • “metter” のように /t/ を二重に発音してしまうケースや、語尾を /-tɛr/ のように短く濁らせたりする混乱が起こりがちです。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: イギリス英語の “metre” とアメリカ英語の “meter” の混同。

  2. 同音異義語: “metre” が異なる綴りで混在することに注意。

  3. TOEIC・英検などの試験対策:


    • ビジネス場面での「meter reading」や水道・電気などの「utility meter (公益サービスのメーター)」に関する問題が出る場合があります。

    • “meter” の動詞用法 (“to meter usage”) はあまり頻出ではありませんが、リーディングで見かける場合があります。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “meter” の語源 “metron” は “measure(測る)” のイメージと直結しているため、「何かを測る道具や単位」と覚えると分かりやすいです。

  • イギリス英語とアメリカ英語で綴りが変わる点に着目して、“metre” は “centre”・“theatre” 同様に “-tre” で終わるイギリス英語、 “meter” はアメリカ英語の表記、と関連づけて覚えましょう。

  • 詩や音楽のリズムを測る道具をイメージすると芸術的な使い方もスッと理解できます。


以上が “meter” の詳細な解説です。日常からビジネス、そして詩や音楽の世界まで、幅広く使われる便利な一語として覚えておくと役立ちます。

意味のイメージ
meter
意味(1)

(ガス・水・電気などの)計器,メーター

意味(2)

(時間・速度・距離・強度などを測定,記録する)メーター,計器

意味(3)

〈ガス・電気などの使用量〉をメーターで計る

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