【動/自】Aをしきりに望む,待ちわびる《for A》;Aにしてほしいと切望する《for A to do》【動/他】...したがる;...することを切望する《to do》
long
以下では、英単語「long」について、できるだけ詳しく解説します。
1. 基本情報と概要
▷ 意味(英語 & 日本語)
英語: “long”
(形容詞)長い、(時間が)長く続く
(副詞)長く、長期にわたって
(名詞)長い時間や期間
(動詞)強く望む、切望する日本語: 「長い」「長く続く」「長い時間・期間」「強く〜を望む」という意味です。
時間や距離が長い場合に使ったり、「〜を切望する」という場合の動詞としても使われる単語です。日常会話はもちろん、ビジネスから文芸作品まで、幅広いシーンで登場します。
▷ 品詞と活用形
形容詞 (adjective): long
- 原級: long
- 比較級: longer (「より長い」)
- 最上級: longest (「最も長い」)
- 原級: long
副詞 (adverb): long
- 副詞形: long (例: “How long will it take?” 「どれくらいの時間がかかりますか?」)
名詞 (noun): a long
- 単数形: a long (主に「長いもの」や「長い時間・期間」の意味)
動詞 (verb): to long
- 現在形: long / longs
- -ing形: longing
- 過去形・過去分詞形: longed
- 現在形: long / longs
▷ 他の品詞に変化した例
- length (名詞)「長さ」
- lengthen (動詞)「長くする、延長する」
- elongated (形容詞)「細長い」など
▷ CEFRレベル(目安)
- A2(初級)〜B1(中級)レベル: 「long」は基本的な語彙であり、初級〜中級レベルの学習者が早い段階から頻繁に学ぶ単語です。
2. 語構成と詳細な意味
“long”は語幹そのものが「長い」を表す基本形です。接頭語や接尾語が付いていない単語ですが、そこから派生して多くの関連単語(length, elongateなど)が生まれています。
▷ 関連語・派生語
- length (名詞): 長さ
- lengthen (動詞): 長くする
- prolong (動詞): 延長する
- longevity (名詞): 長寿
- longitude (名詞): 経度
- along (前置詞/副詞): 〜に沿って
▷ よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- long time – 長い時間
- long distance – 長距離
- long story – 長い(詳しい)話
- long journey – 長い旅
- long period – 長期
- as long as – ~する限り
- a long way – 遠い道のり/長い距離
- for a long time – 長い間
- long overdue – ずっと遅れている/待ち望まれていた
- long lost friend – 長い間連絡のなかった友人
3. 語源とニュアンス
▷ 語源
- “long”は古英語の “lang” もしくは “long” に由来し、さらにはゲルマン祖語の *langaz にさかのぼるとされます。古くから「長い」という距離や時間を表す意味で使われてきました。
▷ 使用上のニュアンス・注意点
- 「物理的な長さ」だけでなく、「時間が長い」「期間が長い」「退屈に感じるほど長い」など、文脈に応じて幅広く使われます。
- 動詞の “long for” は「(〜を)切望する」という意味を持ち、感情的に「どうしても手に入れたい、会いたい」など強い願望を表す表現です。
- 口語・文章どちらでも頻繁に用いられ、フォーマル・カジュアルどちらの場面にも対応しやすい非常にポピュラーな単語です。
4. 文法的な特徴と構文
形容詞として:
- 修飾する名詞の前に置かれる: “a long movie” (長い映画), “a long road” (長い道)
副詞として:
- “How long have you been here?” (どのくらいの時間ここにいますか?) のように、時間や期間を問う表現で頻繁に使われます。
- “I won’t stay long.” (長くは居ないよ)
- “How long have you been here?” (どのくらいの時間ここにいますか?) のように、時間や期間を問う表現で頻繁に使われます。
名詞として:
- “We’ve come a long.” という言い方はやや古めまたは文学的表現ですが、「長い道程を来た」など、詩的な表現で使われることがあります。一般的ではありません。
動詞として:
- “I long for peace.” (平和を切望する)
- 他動詞的に前置詞 “for” を伴って使用することが多いです。
- “I long for peace.” (平和を切望する)
▷ よくある構文
- as long as A(Aである限り)
例: “You can stay here as long as you like.”(好きなだけここにいていいよ) - long to + 動詞の原形
例: “I long to see my family again.”(家族にまた会いたくて仕方がない)
5. 実例と例文
▷ 日常会話での例文(3つ)
“This line is so long. Let’s come back later.”
(この列すごく長いね。後でもう一度来よう。)“It’s been a long day. I’m exhausted.”
(今日は長い一日だった。もうくたくた。)“How long does it take to get there by bus?”
(バスでそこに行くのにどれくらい時間がかかるの?)
▷ ビジネスシーンでの例文(3つ)
“We have a long meeting scheduled this afternoon.”
(今日の午後は長時間の会議が予定されています。)“Our company aims for long-term growth rather than quick profits.”
(私たちの会社は短期的な利益よりも長期的な成長を目指しています。)“The project has been on hold for a long time due to budget issues.”
(そのプロジェクトは予算の問題で長らく保留になっています。)
▷ 学術的な文脈での例文(3つ)
“This study conducted a long observation period to ensure accurate data.”
(この研究は正確なデータを得るために長期観察期間を設けました。)“The theory has been debated for a long time among scholars.”
(その理論は学者の間で長い間議論されてきました。)“Researchers have long sought an explanation for this phenomenon.”
(研究者たちはこの現象の説明を長い間探し求めてきました。)
6. 類義語・反意語と比較
▷ 類義語(Synonyms)
- lengthy(長ったらしい、冗長な)
- “lengthy document” や “lengthy explanation” のように、やや否定的なニュアンスを含むことが多い。
- “lengthy document” や “lengthy explanation” のように、やや否定的なニュアンスを含むことが多い。
- extended(延長された、長期にわたる)
- “extended deadline” (締め切り延長) など、「期間を延ばす」場面でフォーマルに。
- “extended deadline” (締め切り延長) など、「期間を延ばす」場面でフォーマルに。
- prolonged(長引く、延長された)
- “prolonged illness” (長引く病気) など。集中している「長引かせる」ニュアンスが強い。
▷ 反意語(Antonyms)
- short(短い)
- “short distance” (短距離), “short time” (短い時間)
- “short distance” (短距離), “short time” (短い時間)
- brief(短い、簡潔な)
- “brief meeting” (短い会議)
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA:
- イギリス英語 (BrE): /lɒŋ/
- アメリカ英語 (AmE): /lɔːŋ/(地域によって /lɑːŋ/ のようにも発音)
- イギリス英語 (BrE): /lɒŋ/
- 強勢(アクセント)は「l」の後、つまり単語全体に一貫してあり、特別なアクセント移動はありません。
- よくある間違いとして、”long” の母音を「ローング」などと極端に引っ張りすぎる(日本語のローマ字読みのようにする)ケースが挙げられますが、英語では母音を少し短く、後ろの “ŋ” 音をしっかり出すのがポイントです。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: 「lonng」や「logn」などと間違えやすいので注意。
- よく混同される語: “lone” (孤独な/唯一の)、“along” (前置詞/副詞)、発音・スペリングは似ているが意味は異なる。
- “long”を副詞で使う場合、”for a long time” と表現することが多い。
- 試験対策: “How long ~?” のように疑問文で頻出。英検やTOEIC、TOEFLでも「時間・期間を尋ねる表現」としてよく出題される。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「long」は「短い(short)」の反対と覚えるとシンプル。
- 綴りは「l + o + n + g」で4文字だけ。スペリングは簡単そうで意外と “long” の “o” が抜け落ちやすいので注意。
- “長い線をイメージして、” l ~ n ~ g “が一直線に続くようにイメージすると印象に残りやすいです。
- チャンクとして “long time,” “long distance,” “for a long time” は丸ごと覚えると実用的。
以上が「long」の詳細解説です。
「long」は日常で非常によく使う単語なので、ニュアンスや文法の使い分けを抑えながら、幅広い場面で活用してみてください。
Aをしきりに望む,待ちわびる《for A》
Aにしてほしいと切望する《for A to do》
...したがる;...することを切望する《to do》