最終更新日:2024/06/13
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元となった辞書の項目

a go

《have ~》やってみる

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解説

1. 基本情報と概要

単語: a go

品詞: 名詞(ただし、通例「have a go」や「give it a go」といった慣用表現の中で用いられる)

意味(英語): an attempt, a try

意味(日本語): 「試み」「挑戦」

「have a go at ~(~をやってみる)」や「give it a go(それを試してみる)」のように使われる表現で、「試しにやってみる」というニュアンスがあります。日常会話の中で、「やってみるよ」「挑戦してみるよ」といった気軽な感じで使われます。

活用形


  • 単数形: a go (one go)

  • 複数形: goes (数えられる名詞として使う際、「We had three goes at it」のように表現)

他の品詞になった時の例(もともと “go” が動詞・名詞)


  • go (動詞): 行く

  • go (名詞): (ボードゲームの)囲碁、または試みを意味する「ひと勝負」

  • going (動名詞 / 形容詞): 行くこと、進行している

難易度(CEFR レベル)


  • B1(中級): 日常会話でよく使われる表現。根本的な単語 “go” は初級レベルでも習うが、「a go」としての使い方は少し踏み込んだ表現。


2. 語構成と詳細な意味

「a go」は「a(不定冠詞)」+「go(名詞)」からなり、口語的に「一度やってみる(試す)こと」という意味で使われます。

関連表現・派生


  • give it a go: それを試してみる

  • have a go: やってみる / 挑戦してみる

  • have a go at (someone): (相手を)批判する / 攻撃する(イギリス英語の口語表現)

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. give it a go → (それを)試してみる

  2. have a go at doing something → 何かをやってみる

  3. take a go at something → (あまり一般的ではないが)何かに挑戦してみる

  4. another go → もう一度の試み

  5. first go → 最初の挑戦

  6. a fair go → 公平な機会(主にオーストラリア英語)

  7. at one go → 一度で / 一気に

  8. in one go → 一気に(7.と同じ意味合い)

  9. give it another go → もう一度挑戦する

  10. chance to have a go → 試す機会


3. 語源とニュアンス


  • 語源: 「go」という言葉自体は古英語の “gān(行く)” に由来し、ゲルマン語系のルーツを持ちます。その名詞形が「行動の一回分」「試行・試すこと」として発展し、その前に不定冠詞 “a” をつけて「a go」と表現するようになりました。

  • ニュアンス:


    • カジュアル: 「give it a go」「have a go」は、非常に口語的でカジュアルな響きがあります。

    • 場面: 試みや挑戦を呼びかけるときや、自分が何かに挑戦する意欲を示すときに使われます。「have a go at someone」は批判や文句を言う時のイギリス英語のスラング的表現なので、文脈に注意が必要です。



4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞として、「a go」は可算名詞扱い:


    • 例) “We had three goes at solving the puzzle.”


  • よく使われる構文:


    • “have a go at 物/動名詞” → 「~をやってみる」

    • “give (物/it) a go” → 「(それを)試してみる」


  • フォーマル度:


    • 主に カジュアル から セミフォーマル。ビジネス文書などのフォーマルな場では “attempt” や “try” など別の言葉が好まれることもあります。



5. 実例と例文

日常会話(カジュアル)


  1. “I’ve never tried yoga before, but I’ll give it a go!”

    (ヨガはまだやったことないけど、試しにやってみるよ!)


  2. “Why don’t you have a go at driving? It’s not that hard.”

    (運転やってみない?そんなに難しくないよ。)


  3. “Let’s have one more go before we give up.”

    (諦める前にもう一回やってみよう。)


ビジネス(セミフォーマル)


  1. “I think we should give this approach a go and see if it increases sales.”

    (この方針を試してみて、売上が増えるかどうか確認しましょう。)


  2. “We gave the new system a go last month, and the results look promising.”

    (先月、新システムを試してみたところ、有望な結果が出た。)


  3. “Shall we have a go at revising the marketing strategy?”

    (マーケティング戦略を改訂してみませんか?)


学術的な文脈(フォーマル寄り)


  1. “Researchers decided to give a new analytical method a go to verify the hypothesis.”

    (研究者たちは仮説を検証するため、新しい分析手法を試してみることにした。)


  2. “We will have a go at applying the model to further data sets to confirm its reliability.”

    (そのモデルの信頼性を確認するため、別のデータセットにも適用してみようと思います。)


  3. “It might be beneficial to give a multi-disciplinary approach a go in this field.”

    (この分野では学際的アプローチを試すことが有益かもしれません。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  • attempt(アテンプト): 「試みる」


    • ニュアンス: よりフォーマル。書き言葉でよく使う。


  • try(トライ): 「試す」


    • ニュアンス: 口語でもフォーマルでも幅広く使える基本動詞/名詞。


  • shot(ショット): 「挑戦」


    • ニュアンス: “give it a shot” で「一発やってみよう」というややカジュアルな表現。


  • attempt at と “have a go at” は、意味としては似ているが、前者は堅め・書き言葉向き、後者は口語的。

反意語


  • quit(クイット): やめる、諦める

  • avoid(アボイド): 避ける

  • refuse to try(リフューズ・トゥ・トライ): 試すことを拒む


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA):


    • 「a go」 → /ə ˈɡəʊ/(イギリス英語), /ə ˈɡoʊ/(アメリカ英語)

    • 日常的には、“a”(弱形 /ə/)と“go”という感じで発音され、アクセントは“go”に置かれます。


  • イギリス英語とアメリカ英語の違い: “go” の部分が /ɡəʊ/ (BrE), /goʊ/ (AmE) で若干母音が異なる程度。

  • よくある間違い: “a go” の “a” を強く /eɪ/ と発音しすぎると、やや間が抜けた印象になることがあるので注意(会話では弱形 /ə/ のままさらっと繋げる)。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. 「go」という動詞と混同


    • 「行く」だけに気を取られて、「a go」を「一度行くこと」と誤解しないように注意。


  2. 「have a go at someone」の意味


    • イギリス英語では「(相手を)批判する」の意味を持つ場合があるため、文脈に注意。


  3. 書き言葉ではややカジュアル


    • ビジネスメールや正式な場面では “attempt” や “try” に置き換える場合が多い。


  4. スペルミス


    • “a go” と間にスペースを忘れずに入れる。くっつけて “ago” と書いてしまうと「以前に」という全く別の単語になる。


試験対策・資格試験


  • TOEIC・英検


    • リスニングパートなどで「give it a go」「have a go at it」といった表現を聴き取る問題として出題されることがある。読解でも出る可能性あり。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “a go” と “try” はほぼ同じ意味合いなので、「go=動く、始める」→「挑戦を始めるイメージ」と覚えるとわかりやすいです。

  • スペルに注意すれば “ago”(「(何)前」)との混同は防げます。

  • “have a go” = “have a try”、“give it a go” = “give it a try” と紐づけると、自然に使えるようになります。


以上が「a go」の詳細な解説です。「一度やってみる」という軽やかなニュアンスで、日常会話で大変よく出てくる表現です。ビジネスや学術的な文脈でも口語的に使われることがあるので、覚えておくと便利です。ぜひ「give it a go!」でマスターしてみてください。

意味のイメージ
a go
意味(1)

《have ~》やってみる

意味を覚えるための辞書問題

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