part time
以下では「part time」という表記で解説しますが、実際には形容詞・副詞として文章中で使用される際にはハイフンを入れて「part-time」と書かれることが多いです。また、名詞のように「パートタイム」という言葉で使われる場合もあります。以下の解説を参考にしてみてください。
1. 基本情報と概要
◼︎ 英語・日本語の意味
- 英語: “part time”
- 日本語: 「パートタイム」「短時間勤務」
- 主にフルタイム(正規の時間)より短い時間しか働かない状態や、短時間勤務のことを指します。
- 「仕事をフルタイムでなく一部の時間だけ行う」ニュアンスがあり、学生や主婦など、限られた時間しか働けない人が使うことが多い単語です。
- 主にフルタイム(正規の時間)より短い時間しか働かない状態や、短時間勤務のことを指します。
◼︎ 品詞
- 形容詞 (例: part-time job: パートタイムの仕事)
- 副詞 (例: She works part-time. 彼女はパートタイムで働いています)
- 名詞的表現としても使われる場合がありますが、一般的には「a part-time job」など、他の名詞を修飾する形で使われます。
◼︎ 活用形
- 形容詞: part-time (比較級や最上級は通常なし)
- 副詞: part-time (時制の活用はなし)
◼︎ 他の品詞例
- 名詞:「part-timer」(パートタイマー、パートで働く人) など
◼︎ CEFRレベルの目安: B1(中級)
日常会話でも頻出する表現であり、職場や学校生活などでもよく使われる単語です。
- A1:超初心者
- A2:初級
- B1:中級 ← part-timeはここに近いイメージ
- B2:中上級
- C1:上級
- C2:最上級
2. 語構成と詳細な意味
◼︎ 語構成
- part:部分、一部
- time:時間
「全体の時間の一部しか使わない」というイメージで、主に仕事などの文脈でフルタイムよりも短い勤務形態を指します。
◼︎ 関連語
- full-time:フルタイム(正規の勤務時間)
- part-timer:パートタイマー(パートタイムで働く人)
◼︎ コロケーション(頻出の組み合わせ表現)10選
- part-time job(パートタイムの仕事)
- work part-time(パートタイムで働く)
- part-time position(パートタイムのポジション)
- part-time schedule(パートタイムのスケジュール)
- part-time contract(パートタイム契約)
- part-time employee(パートタイム従業員)
- part-time status(パートタイムの身分・ステータス)
- part-time arrangement(パートタイムの取り決め)
- part-time wage(パートタイムの賃金)
- part-time work shift(パートタイムのシフト)
3. 語源とニュアンス
◼︎ 語源
- “part” はラテン語由来の “partem” (部分) から来ており、一部・部分を表します。
- “time” は古英語 “tīma” に由来しており、「時」「時期」の意味を持ちます。
- 組み合わせることで「一部の時間だけ (働く)」という意味を示すようになりました。
◼︎ ニュアンス
- 「フルタイムより短い労働時間」という点を強調します。
- カジュアルからフォーマルまで幅広く使われますが、履歴書・求人情報、雇用契約など少しフォーマルな場面でも多用される単語です。
◼︎ 使用時の注意点
- 英語圏では仕事探しや雇用形態などで頻出する単語です。
- 「アルバイト(日本語でのバイト)」に近いイメージですが、英語圏では「part-time job」のほうが自然な言い方になります。
4. 文法的な特徴と構文
1) 形容詞的用法: 「part-time + 名詞」
- 例: a part-time employee, a part-time job
2) 副詞的用法: 「動詞 + part-time」 - 例: She works part-time.
3) 名詞的に「パートタイム勤務」との意味でも使う場合はありますが、形容詞や副詞の形で使われることが多いです。
◼︎ 使用シーン
- フォーマルな書面・口語どちらでも使用可。
- 履歴書/職務経歴書、ビジネス文書、求人情報などで特に多用。
5. 実例と例文
(1) 日常会話での例文
“I’m looking for a part-time job while I study.”
- (勉強しながらパートタイムの仕事を探しているんだ。)
- (勉強しながらパートタイムの仕事を探しているんだ。)
“She only works part-time because she has young children.”
- (彼女は幼い子どもがいるのでパートタイムでしか働いていません。)
- (彼女は幼い子どもがいるのでパートタイムでしか働いていません。)
“I used to work part-time at a café.”
- (以前はカフェでパートタイム勤務をしていました。)
(2) ビジネスシーンでの例文
“We’re hiring a part-time assistant to help with administrative tasks.”
- (事務作業を手伝ってくれるパートタイムのアシスタントを募集しています。)
- (事務作業を手伝ってくれるパートタイムのアシスタントを募集しています。)
“Could you confirm if this position is full-time or part-time?”
- (このポジションはフルタイムかパートタイムか確認してもらえますか?)
- (このポジションはフルタイムかパートタイムか確認してもらえますか?)
“Our new policy allows employees to shift from full-time to part-time.”
- (新しい方針では、従業員はフルタイムからパートタイムへ異動が可能になりました。)
(3) 学術的・フォーマルな文脈
“Part-time employment has been increasing in many developed countries.”
- (先進国ではパートタイム雇用が増加している。)
- (先進国ではパートタイム雇用が増加している。)
“A study on the impacts of part-time work on work-life balance showed mixed results.”
- (パートタイム労働がワークライフバランスに与える影響を調べた研究では、様々な結果が示された。)
- (パートタイム労働がワークライフバランスに与える影響を調べた研究では、様々な結果が示された。)
“The labor market analysis suggests that part-time workers constitute a significant portion of the workforce.”
- (労働市場の分析によると、パートタイム労働者が相当な割合を占めている。)
6. 類義語・反意語と比較
◼︎ 類義語
- “temporary” (一時的な, 臨時の)
- パートタイムのように短時間、あるいは有期契約などを示すが、フルタイムの「臨時契約社員」を指す場合もある。
- パートタイムのように短時間、あるいは有期契約などを示すが、フルタイムの「臨時契約社員」を指す場合もある。
- “casual” (カジュアル勤務, 不定期雇用など)
- 短期・不定期に働く状態を指し、時間も決まっていないニュアンス。
- 短期・不定期に働く状態を指し、時間も決まっていないニュアンス。
- “half-time” (ハーフタイム, 半分の勤務時間)
- 文字通り本来の勤務時間の半分程度を働くことを表す。スポーツの「ハーフタイム」としても使われる。
◼︎ 反意語
- “full-time” (フルタイム)
- 通常の規定労働時間(1日8時間など)を完全に働く形態を指す。
7. 発音とアクセントの特徴
◼︎ 発音記号 (IPA)
- アメリカ英語: /ˌpɑːrt ˈtaɪm/
- イギリス英語: /ˌpɑːt ˈtaɪm/
◼︎ アクセント
- “part” の pɑːr(t)
- “time” の [taɪm]
- どちらの音節も強調されがちですが、通常は “part” と “time” が同等の強さで発音されます。
◼︎ よくある発音の間違い・注意点
- “r” の発音が日本語の「ラ行」になりすぎないよう注意。
- “time” の /aɪ/ を「タイム」ではなく、英語の二重母音として発音。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- ハイフンの有無
- 形容詞・副詞としては「part-time」、名詞的には「part time」という表記も見られますが、文書や履歴書等では形容詞・副詞であれば「part-time」とするのがスタンダード。
- 形容詞・副詞としては「part-time」、名詞的には「part time」という表記も見られますが、文書や履歴書等では形容詞・副詞であれば「part-time」とするのがスタンダード。
- スペルミス
- “partime”のように、つづりを省略しないように注意。
- “partime”のように、つづりを省略しないように注意。
- 類似表現との混同
- フルタイム(full-time)やテンポラリー(temporary)などと意味を混同しないよう注意。
- フルタイム(full-time)やテンポラリー(temporary)などと意味を混同しないよう注意。
- 試験対策・資格試験
- TOEIC、英検などのリスニングやリーディングでも「雇用形態」「募集説明」などで出題されることがある。
- シンプルな単語ではあるが、雇用や働き方の話題は頻出なので注意。
- TOEIC、英検などのリスニングやリーディングでも「雇用形態」「募集説明」などで出題されることがある。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “part” = 「部分的」 + “time” =「時間」。
- 「仕事時間の一部だけ働く」というイメージを持つと覚えやすいです。
- 「仕事時間の一部だけ働く」というイメージを持つと覚えやすいです。
- ハイフンの付け方
- 文章で使う場合は “part-time job” のように必ずハイフンを入れる習慣がある、と押さえると正しいスペリングにつながります。
- 文章で使う場合は “part-time job” のように必ずハイフンを入れる習慣がある、と押さえると正しいスペリングにつながります。
- 覚え方の工夫
- 「部分的に働く → part-time」を頭の中で繰り返す。
- 「部分的に働く → part-time」を頭の中で繰り返す。
以上が「part time(part-time)」に関する詳細な解説です。主に仕事の形態や労働時間に関する話題で大変よく使われる単語です。「フルタイム勤務」との対比で覚えておくと理解しやすいでしょう。
【形】パートタイムの, 非常勤の, 定時制の【副】パートタイムで, 非常勤で