最終更新日:2025/12/05
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元となった辞書の項目

reconciliation

名詞

〈U〉和解 / 甘んじること / 調停 / 調和

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解説

1. 基本情報と概要

単語: reconciliation

品詞: 名詞 (noun)

意味(英語): the act of restoring friendly relations or harmony, or the process of making consistent or compatible things that were in conflict.

意味(日本語): 「和解」「仲直り」「調停」「調整」などの意味を持ちます。「対立や不一致を解消し、再び平和な関係に戻すこと」を表します。ビジネスや国際関係、個人同士の関係修復にまで幅広く使われる単語です。


  • この単語は、争いや隔たりを克服し、再び良好な状態に戻すニュアンスがあります。

  • 組織や人間関係、場合によっては宗教的・政治的対立の解決など、フォーマルな文脈でよく使われます。

活用形:


  • 名詞形: reconciliation

  • 動詞形: reconcile (和解させる、仲直りをする)

  • 形容詞形: reconcilable (和解できる)、irreconcilable (和解できない)

CEFRレベル: C1(上級)


  • C1(上級): 一般的な話題はもちろん、ビジネスや政治など専門的・抽象的なトピックについても理解・活用できるレベル。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語: re-(「再び」「もう一度」の意)

  • 語幹 / 語源: conciliation(「和解」「譲歩」)

  • 接尾語: -tion(名詞を作る接尾語)

このように、「re-」と「conciliation」からできており、「再び和解すること」を強調する意味合いがあります。

派生語・類縁語


  • reconcile (動詞): 和解させる、調和させる

  • reconcilable (形容詞): 和解可能な

  • irreconcilable (形容詞): 和解不可能な、相容れない

コロケーションや関連フレーズ(10個)


  1. peaceful reconciliation(平和的な和解)

  2. national reconciliation(国民的和解)

  3. reconciliation process(和解の過程)

  4. seek reconciliation(和解を求める)

  5. achieve reconciliation(和解を達成する)

  6. call for reconciliation(和解を呼びかける)

  7. promote reconciliation(和解を促進する)

  8. reconciliation efforts(和解への取り組み)

  9. reconciliation agreement(和解合意)

  10. reconciliation talks(和解交渉)


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語の「reconciliatio」から派生し、さらに「reconciliare」(再び一緒になる、再度仲良くなる)に由来します。

歴史的使用


  • 中世の宗教的文脈や政治的文脈などで長く使われてきました。近代では国家間の和平や組織間の紛争解決、日常的な人間関係の修復を示す語としても使われています。

使用時の注意点・ニュアンス


  • ややフォーマルで深刻な響きがあり、個人的なわだかまりだけでなく、もっと大きな対立や争いを解決するイメージでもよく使われます。

  • 文章で使われることが多いですが、フォーマルなスピーチやニュースでもよく目にする単語です。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算・不可算: 普段は不可算名詞として扱われることが多いですが、文脈によっては「a reconciliation」など可算名詞として用いられる場合もあります(「和解の事例・行為」として個別に扱う場合)。

  • 使用する構文例:


    • The reconciliation of 〜(〜の調和・和解)

    • Reconciliation between A and B (AとBのあいだの和解)


イディオムや決まった表現


  • There's no direct well-known idiomatic phrase like “to bury the hatchet” (「和解する」のイディオム)とは異なり、reconciliationはよりフォーマルです。


5. 実例と例文

日常会話 (カジュアル・個人的状況)


  1. “They finally reached reconciliation after their long argument.”

    (長い口論の末、彼らはついに和解に至ったよ。)


  2. “I'm hoping for a reconciliation between my two friends.”

    (私は二人の友人が仲直りするのを望んでいます。)


  3. “Sometimes you have to apologize first to start the reconciliation.”

    (ときには先に謝ることで、和解への第一歩を踏み出すことがあるよ。)


ビジネス (オフィス・組織内)


  1. “Our team is working on a reconciliation process between the two departments.”

    (私たちのチームは、2つの部署間の調整・和解プロセスに取り組んでいます。)


  2. “The CEO emphasized the need for reconciliation to improve workplace culture.”

    (CEOは職場文化を向上させるために和解が必要だと強調しました。)


  3. “We held a meeting to discuss the reconciliation of conflicting goals.”

    (相反する目標の調整について話し合うためのミーティングを開きました。)


学術・公的文脈


  1. “Reconciliation efforts are crucial in post-conflict societies.”

    (紛争後の社会では、和解の取り組みが非常に重要です。)


  2. “Scholars debate the role of reconciliation in transitional justice.”

    (学者たちは移行期司法における和解の役割について議論しています。)


  3. “The treaty laid the groundwork for future reconciliation between the nations.”

    (その条約は両国の将来的な和解への基礎を築きました。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. settlement(解決、和解)


    • 法的または合意による問題解決のニュアンスが強い。


  2. resolution(解決)


    • 問題や紛争などを公式に解決する行為を指すことが多い。


  3. compromise(妥協、和解)


    • 双方が譲歩して合意に達する意味が強調される。


反意語


  • conflict(対立、衝突)

  • disagreement(不一致)

ニュアンスや使い方の違い


  • 「reconciliation」は、単純に問題を解決するだけでなく、関係を修復して再び良好な状態に導くニュアンスが強いです。

  • 「settlement」や「resolution」は結果を重視し、手続きや最終的合意を指すことが多いです。

  • 「compromise」は互いに譲歩し合う場面を強調するため、やや違ったトーンになる場合があります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /ˌrɛkənˌsɪliˈeɪʃ(ə)n/


    • アメリカ英語: レカンシリエイション(第二音節と第四音節にストレスがかかる感じ)

    • イギリス英語: レコンシリエイション(同じく第二音節と第四音節にストレス)


アクセント位置


  • 通常、re-con-cil-i-a-tion のように、cilaの部分にアクセントが来る感覚ですが、辞書によってはメインストレスの位置が軽微に異なる表記もあります。

よくある発音の間違い


  • “reconcilation” として [la] の音を飛ばしてしまうことが多い。

  • アクセントを「reconSILiation」とずらしてしまうミスもあり。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルが長いため、reconciliationの「i」と「l」や「c」の繰り返しを間違いやすいです。

  • 名詞の形か動詞の形か(reconciliation / reconcile)を混同しないよう、文脈に合わせて使い分けが必要。

  • 同音異義語は特にありませんが、スペルの似た “reconnaissance” (偵察) などと混同しないように注意してください。

  • TOEICや英検、IELTSなどでは、ビジネス文脈や国際関係などの長文の中で出題されることがあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • re- (再び) + concil (和解 / 集まるのイメージ) + -ation (名詞化) で「もう一度共に集まる」を思い浮かべると覚えやすいです。

  • 「もう一度輪になって(re)仲良くする(concil)イメージ」と、語源的ストーリーを頭に描くと記憶に定着します。

  • 発音に気をつけつつ、つづりに「c」「i」「l」がたくさん出てくるので、単語カードを作って繰り返し書いて覚えるのがおすすめです。


以上が名詞「reconciliation」の詳細解説です。和解や調停といった重層的な意味をもち、説得力のあるフォーマルな場面でよく登場する重要単語です。学習やビジネス、さらには国際的な交渉事でも役立つ表現なので、ぜひ使いこなしてみてください。

意味のイメージ
reconciliation
意味(1)

和解;甘んじること;調停;調和

ビジネス英単語(BSL) / 和訳 / 4択問題

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