最終更新日:2025/12/06
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元となった辞書の項目

notable

【形】注目に値する, 興味を引く / 著名な / 【名/C】著名人,名士,重要人物

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彼は科学の分野に注目に値する貢献をした。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: notable

品詞: 形容詞(まれに名詞としても使用される)

意味 (英語): worthy of attention or notice; remarkable

意味 (日本語): 注目に値する、顕著な、著名な

「notable」は「注目に値する」「顕著である」というニュアンスを持つ形容詞です。誰かの功績や成果が人々に注目されやすい時に使われます。たとえば「彼女は素晴らしい業績を上げており、非常に注目に値する人物だ」というような文脈で使われます。一般的に、評判や重要性を強調したいときに使用される表現です。

活用形:


  • 形容詞: notable

  • 副詞形: notably (顕著に、著しく)

  • 名詞形: notability (著名度、注目度)

その他の品詞例:


  • 名詞としての a notable は「要人、有名人」といった意味を持ちます(文脈によっては、歴史上・社会的に重要な人物を示す)。

CEFRレベル (目安): B2 (中上級)

「notable」は日常会話でもフォーマルでも比較的よく使われますが、より難易度の高い文章でも登場するため、中上級レベルの単語として位置づけられます。


2. 語構成と詳細な意味

語構成:


  • 接頭語: 特になし

  • 語幹: 「note」(注目する、記す)

  • 接尾語: 「-able」(〜することができる)

「note」は「メモする」「気づく、注目する」という意味があり、「-able」は「〜することができる」という意味を持つ接尾語です。したがって「notable」は「注目し得る、注目する価値がある」というニュアンスになります。

関連語・派生語:


  • note (動詞: 書き留める、注意する / 名詞: メモ、注意)

  • notably (副詞: 著しく、特に)

よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10例):


  1. notable achievement(顕著な成果)

  2. notable success(目覚ましい成功)

  3. notable improvement(顕著な改善)

  4. most notable example(最も顕著な例)

  5. particularly notable(特に注目すべき)

  6. a notable figure(著名な人物)

  7. a notable contributor(重要な貢献者)

  8. notable difference(顕著な違い)

  9. notable for its beauty(美しさで有名な)

  10. notable exception(顕著な例外)


3. 語源とニュアンス

語源:


  • ラテン語の “notare” (記す、注意する) がもとになり、フランス語 passé を経由して英語に取り入れられました。

  • 「note (メモ・注目する) + -able (できる)」という構成が、現代英語でもそのまま表しています。

ニュアンスや使用時の注意:


  • 「特筆すべき」「注目すべき」というポジティブな響きを持ちます。

  • 文章・会話問わず使われますが、レポートやプレゼンテーションなど、ややフォーマルな文書でも好まれます。

  • 日常会話でも「目立つ」「印象的だ」という意味で「That’s notable.」と使うことがあります。


4. 文法的な特徴と構文

形容詞としての使い方:


  • 「be notable for + 名詞/動名詞」の形で「〜で注目に値する」「〜で知られている」と表すことができます。


    • 例: “He is notable for his innovative work.” (彼は革新的な作品で注目されている)


名詞としての使い方:


  • “a notable” とすると「要人・著名人」を指します。文学的・フォーマルな響きが強いです。

使用シーン:


  • フォーマル: レポート、学術論文、ニュース記事などで「特筆すべき事項」という意味合いで非常によく使われる。

  • カジュアル: 日常会話にも使えるが、印象的・際立った事柄がある時に用いる。


5. 実例と例文

以下では、日常会話・ビジネス・学術的文脈の3つに分けて例文を示します。

日常会話での例文


  1. “That restaurant is notable for its delicious desserts.”

    (あのレストランはデザートがおいしいことで有名なんだ。)

  2. “It’s notable how quickly he picked up the language.”

    (彼がどれほど早くその言語を習得したか、注目に値するよ。)

  3. “The most notable part of the trip was definitely the mountain view.”

    (旅で一番印象に残ったのは、やっぱり山の景色だった。)

ビジネスでの例文


  1. “A notable achievement this quarter is our successful product launch.”

    (今期の顕著な成果は、製品の成功的なローンチです。)

  2. “Management highlighted several notable improvements in efficiency.”

    (経営陣は効率面でいくつか顕著な改善点を強調しました。)

  3. “She became a notable figure in the industry after her groundbreaking research.”

    (革新的な研究の結果、彼女は業界で著名な存在となりました。)

学術的文脈での例文


  1. “This study presents notable findings in the field of neuroscience.”

    (この研究は、神経科学の分野で顕著な発見を示しています。)

  2. “His theory led to a notable shift in the way we understand quantum mechanics.”

    (彼の理論は、量子力学の理解の仕方に大きな変化をもたらしました。)

  3. “Several notable exceptions exist in the previously established model.”

    (先行研究のモデルには、いくつか顕著な例外が存在します。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms):


  1. remarkable(注目すべき、驚くべき)

  2. significant(重要な、意義深い)

  3. outstanding(際立った、抜きん出た)

  4. remarkable(顕著な、注目に値する)

  5. noteworthy(注目に値する)


  • 「significant」は「意味が大きい、重要である」ことを強調するニュアンス。

  • 「remarkable」は「驚くべきほど目立つ」ニュアンスが強く、ややカジュアルにも使える。

  • 「noteworthy」は「(書き留める価値があるほど)注目すべき」という語感。

反意語 (Antonyms):


  • insignificant(取るに足らない)

  • unremarkable(目立たない)

  • ordinary(平凡な)

「notable」は「注目すべき」「顕著な」という意味を強調するため、これらの反意語は「重要でない」「特筆すべき点がない」という対比を示します。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA):


  • アメリカ英語: /ˈnoʊ.tə.bəl/

  • イギリス英語: /ˈnəʊ.tə.bəl/

強勢(アクセント)の位置:


  • 最初の音節 “no” にアクセントが来ます: NO-ta-ble

よくある発音の間違い:


  • “table” の部分を強く発音しすぎる、また /t/ が曖昧になるなどのミス。

  • アメリカ英語は「ノウタブル」に近く、イギリス英語は「ノウタブル(口の形をややすぼめる)のような発音」となります。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: 「noticable」と混同しないように注意してください(“noticeable” と綴る単語とは別)。

  2. 「notorious」との混同: “notorious” は「悪名高い」という反対のイメージを持つ語なので要注意。

  3. 試験対策: TOEICや英検などのビジネス文脈のリーディングに頻出する可能性があります。「注目すべき成果」「経済指標」「業績レポート」などの文脈で使われます。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「note(ノート)」と「able(できる)」を組み合わせたイメージで、「ノートに書き留める価値がある = 注目に値する」と覚えるとよいでしょう。

  • 「notable」は “normal” よりも「目立つ」という印象をもつ単語として考えると覚えやすいかもしれません。

  • 接尾語「-able (できる)」がついている単語は「〜することができる」のニュアンスだとまとめて覚えると他の単語にも応用が効きます。(例えば reliable, valuable, durable など)

以上が「notable」の詳細な解説です。注目に値する事柄や人物について話すときに、ぜひ使ってみてください。

意味のイメージ
notable
意味(1)

注目に値する,目立った

意味(2)

〈C〉著名人,名士

ビジネス英単語(BSL) / 和訳 / 4択問題

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