最終更新日:2025/11/29
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元となった辞書の項目

bully

動詞

〈他〉をいじめる

このボタンはなに?

彼はただ人をいじめるのが好きなだけです。

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解説

以下では、英単語「bully」(動詞) を様々な角度から詳しく解説します。すべて日本語での説明ですが、英単語については英語原文も示しています。


1. 基本情報と概要

単語: bully

品詞: 動詞 (他動詞)

意味(英): to hurt, frighten, or threaten someone, often repeatedly, especially someone smaller or weaker

意味(日): (特に自分より弱い相手を) いじめる、脅す

「相手を強い立場から威圧したり、継続的に嫌がらせをしたりするニュアンスの動詞です。学校や職場などでの“いじめ”を表すときによく使われます。」

活用形


  • 現在形: bully / bullies (三人称単数)

  • 過去形: bullied

  • 過去分詞形: bullied

  • 現在分詞/動名詞: bullying

他の品詞形


  • 名詞: 「bully」 → 「いじめっ子」(例: He was a bully at school.)

  • 形容詞: 「bullying」(形はあまり一般的ではありませんが、「いじめの」ような形容詞的文脈で用いられる場合もあります)

CEFRレベルの目安


  • B1(中級): 学校や社会生活の中で「いじめ」についてよく出てくる単語であり、日常的に使われるためB1レベルあたりでも認識できると望ましい語です。


2. 語構成と詳細な意味

「bully」には明確な接頭語や接尾語はありません。語源的には「恋人」「親友」を意味した古い言葉が変化して、現在の「いじめる」という意味になったとされています(詳しくは後述)。

関連する派生語や類縁語


  • bullying(名詞/動名詞): いじめ行為

  • bullied(形容詞的な用法): いじめられた

  • bully-boy(名詞): 暴力的・無茶をする人(やや古風/スラング)

よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)


  1. bully someone into doing something

    → (人) を脅して何かをさせる

  2. be bullied at school

    → 学校でいじめられる

  3. bully tactics

    → いじめ (脅迫) 的なやり方

  4. stand up to a bully

    → いじめっ子に立ち向かう

  5. cyber bullying

    → サイバーいじめ

  6. workplace bullying

    → 職場でのいじめ

  7. bully victims

    → いじめ被害者

  8. bully behavior

    → いじめ行為

  9. bully someone out of their job

    → (人) をいじめて仕事を辞めさせる

  10. a notorious bully

    → 悪名高いいじめっ子


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「bully」は中英語や中期オランダ語の “boele” (恋人、仲間) が語源とされます。元々は「愛称」に近いフレンドリーな意味でしたが、年代が下るにつれて「威張り散らす人物」や「横柄な人物」を指すようになり、さらに「いじめる・脅す」という意味が強調されるようになりました。

ニュアンス・使用時の注意点


  • 「bully」は、基本的に相手より優位に立ち、しつこく嫌がらせをするような負のイメージが非常に強い動詞です。

  • カジュアルな口語だけではなく、正式な報道やフォーマルな文章でも「いじめ」を表す際に使われます。

  • 相手を見下したり威圧したりする状況を表現するときに用いられます。


4. 文法的な特徴と構文


  • bully は通常、他動詞として「人や集団をいじめる」という意味で使われます。

    例: He bullied his classmates. (彼はクラスメイトをいじめていた)

一般的な構文・イディオム


  1. bully + 目的語


    • She always bullies her younger brother. (彼女はいつも弟をいじめる)


  2. bully + 目的語 + into + doing (something)


    • They bullied him into quitting his job. (彼らはいじめて彼を仕事を辞めさせた)


  3. passiveで使う


    • He was bullied by his peers. (彼は仲間からいじめを受けた)


名詞用法


  • 「He is a bully.」(彼はいじめっ子だ) のように、名詞として「bully」を使う場合は可算名詞です。


5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “Stop bullying me! I’m not going to do what you say.”

    (「いじめるのはやめて! あなたの言うことは聞かないわ。」)

  2. “He used to bully me when we were kids, but now we get along.”

    (「子どものとき彼にいじめられてたけど、今は仲良くしてるんだ。」)

  3. “I told my teacher that someone was bullying me in class.”

    (「クラスでいじめられていると先生に言いました。」)

(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “The manager was criticized for bullying his subordinates.”

    (「その上司は部下をいじめたとして非難された。」)

  2. “Our company has zero tolerance towards workplace bullying.”

    (「当社は職場でのいじめを一切容認しません。」)

  3. “He was bullied into signing the unfair contract.”

    (「彼は不公平な契約にサインするよう脅されました。」)

(3) 学術・フォーマルな文脈での例文


  1. “Bullying often results in long-term psychological effects on students.”

    (「いじめはしばしば生徒の長期的な心理的影響をもたらします。」)

  2. “Researchers have been studying how social media influences cyber bullying.”

    (「研究者たちはソーシャルメディアがサイバーいじめにどのような影響を与えるかを研究しています。」)

  3. “Anti-bullying policies have been introduced in schools nationwide.”

    (「いじめ防止対策が全国の学校で導入されています。」)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. intimidate (脅す)

  2. harass (嫌がらせをする)

  3. torment (苦しめる)

  4. pick on (いじめる、からかう)

※「bully」は、相手よりも立場が強い/優位であることを示唆する場合が多い点に注意してください。たとえば「pick on」はくだけた日常的表現ですが、必ずしも権力関係を含むとは限りません。

反意語 (Antonyms)


  1. protect (守る)

  2. help (助ける)

  3. support (支援する)


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /ˈbʊli/


    • アメリカ英語: [ブリ] または [ブリー] に近い発音

    • イギリス英語: 若干短めの [ブリ] 感もありますが、ほぼ同じ /ˈbʊli/


  • アクセント: 第一音節「bul」に強勢

  • よくある間違い: 母音を ʊ ではなく、/uː/ (長い“ウー”) にする人がいますが、実際は短めの “ブ” + “リ” に近い音になります。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “buly”, “bullly” などの誤字に注意。

  • 同音異義語との混同: 「bully」と同音異義語はほとんどありませんが、「bullish (強気な)」など似たスペリングの単語と混同しないようにする。

  • TOEICや英検など: 職場・学校でのトラブルや対人関係の話題で出題される可能性があります。

  • 使役動詞っぽく間違える: bullyはあくまでも他動詞ですが、 “to bully someone into doing something” の形で「〜させる」意味合いになるため、英文を書く際には into を入れ忘れないように注意。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「bull (雄牛)」のイメージから「力で押し通す」「強引に押し倒す」という連想をすると、“bully” が「いじめる」という意味だと覚えやすいかもしれません。

  • 覚え方のコツ: 「BU」(ブ) + 「LLY」(リー) と、短い二音節をきちんと区切って発音するとよいでしょう。

  • 自分の周りに「bully」(いじめっ子) がいないのが一番ですが、英語圏の映画などで「bully」のキャラクターを思い出すのも効果的です。


以上が、動詞 “bully” の詳しい解説になります。いじめの行為を表す重要な単語ですので、正確に使えるよう意識してみてください。

意味のイメージ
bully
意味(1)

〈弱い者〉'を'いじめる,おどかす

ビジネス英単語(BSL) / 和訳 / 4択問題

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