最終更新日:2025/11/26
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元となった辞書の項目

banker

名詞

銀行家,銀行経営者 / (ゲームの)親,胴元

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私の叔父は成功した銀行家です。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: banker

品詞: 名詞 (countable noun: 可算名詞)

意味(英語): A person who works in or manages a bank.

意味(日本語): 銀行家、または銀行で働く人。「銀行家」としては大きな組織の経営に携わる人、「銀行員」としては銀行で働く人を幅広く指します。

例えば、「銀行業界で働く人」というニュアンスで使われます。仕事面でも役職に関わらず使われることがありますが、とくに上級管理職のイメージがある場合もあります。

活用形:


  • 単数形: banker

  • 複数形: bankers

「banker」が他の品詞になる例としては、形容詞や動詞はほぼ存在しませんが、同じ語根を含む名詞として、bank(銀行)やbanking(銀行業)などがあります。

CEFR目安: B2 (中上級)


  • B2は、「説明・議論・抽象的な話題を比較的自信を持って理解し、自分でも話し合えるレベル」です。金融用語ですが、日常会話でもお金や経済の話題で耳にする単語です。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹: bank


    • 「銀行」を意味する名詞


  • 接尾語: -er


    • 「~する人、~に携わる人」を表す接尾語


「banker」は「銀行の業務に携わる人」という意味になります。以下は関連する派生語と類縁語です:


  • bank (動詞) : 「銀行にお金を預ける、銀行業務を行う」

  • banking (名詞) : 「銀行業」

  • bankrupt (形容詞・名詞) : 「破産した(人)」

よく使われるコロケーション(10個)


  1. investment banker – 投資銀行家

  2. merchant banker – 商業銀行家

  3. private banker – プライベートバンカー

  4. central banker – 中央銀行の銀行家(中央銀行家)

  5. banker’s bonus – 銀行員のボーナス

  6. top banker – 銀行の重役 / トップバンカー

  7. senior banker – 上級銀行員

  8. banker’s hours – “銀行の営業時間” というイディオム(短い勤務時間を皮肉る表現)

  9. reputable banker – 信頼できる銀行家

  10. high-street banker – 一般的な市中銀行の銀行家


3. 語源とニュアンス


  • 語源: 「bank」はイタリア語の「banca(ベンチ)」が語源と言われています。中世のイタリアでお金の貸し借りをする際、ベンチ(テーブル)を使ったことから英語の「bank」につながりました。「banker」は、その「bank」をベースとした「銀行業に携わる人」という意味として成立しています。

  • ニュアンス:


    • 「銀行家」として使うと、銀行を経営・管理する立場の人というニュアンスが強く、フォーマルな響きがあります。

    • 単に銀行に勤める人を指す場合もありますが、onomatically(本質的に)金融の専門家というイメージが伴います。


口語での使用頻度はそこまで高くありませんが、ビジネス文書やニュースなど、ややフォーマルな文脈で目にする単語です。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞 (countable noun): “one banker” / “two bankers” のように数えられます。

  • 一般的に、冠詞や所有格とともに使われます。例: “The banker”, “My father is a banker.”

  • イディオム:


    • “banker’s hours” (短い勤務時間を揶揄するときに使う表現)

    • “be (someone’s) banker” はあまり一般的ではありませんが、「(誰々)の銀行員(お金の管理を担う人)」という意味合いに使うことが稀にあります。


使用シーン:


  • フォーマル: ビジネス文献、ニュース記事、専門書

  • カジュアル: 日常会話では「銀行員」としては“banker”より“bank clerk”や“bank employee”で表現することも多い。


5. 実例と例文

日常会話での例文 (3つ)


  1. “My cousin is a banker; he works in the local branch downtown.”


    • 「いとこは銀行員で、街の支店で働いているよ。」


  2. “I’d rather ask a banker about this mortgage plan.”


    • 「この住宅ローンプランについては銀行員に相談したほうがいいね。」


  3. “She’s been a banker for five years and really enjoys helping customers.”


    • 「彼女は5年間銀行員として働いていて、お客様を手助けするのが本当に楽しいそうだよ。」


ビジネスでの例文 (3つ)


  1. “The investment banker gave a comprehensive analysis of the market trends.”


    • 「投資銀行家が市場動向の包括的な分析を提示してくれました。」


  2. “We have a meeting with our banker to discuss the loan conditions.”


    • 「融資条件について話し合うために、私たちは銀行の担当者と会議を開きます。」


  3. “As a senior banker, she oversees multiple international branches.”


    • 「上級銀行員として、彼女は複数の海外支店を監督しています。」


学術的な文脈での例文 (3つ)


  1. “In the 18th century, a prominent banker could significantly influence government policies.”


    • 「18世紀には、有力な銀行家が政府の政策に大きな影響を与えることがありました。」


  2. “Economic scholars often analyze the role of the banker in shaping monetary policy.”


    • 「経済学者は、金融政策を形成する上での銀行家の役割をしばしば分析します。」


  3. “The historical evolution of the banker’s function reflects changes in global trade.”


    • 「銀行家の機能の歴史的変遷は、世界貿易の変化を反映しています。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. “bank clerk” (銀行員)


    • 銀行の窓口やカウンター業務を行うスタッフを指し、より一般的な職員をイメージ。


  2. “financier” (金融業者、資本家)


    • 大規模投資や資金取引を行う人物を指し、投資活動や大口融資などを扱うケースが多い。


  3. “trader” (トレーダー)


    • 金融市場で株や証券などの取引を行う人。銀行以外にも証券会社などに勤める場合が多い。


反意語

厳密な「反意語」はありませんが、職業として真逆の概念を示す単語としては、たとえば“debtor” (債務者) があると言えます。職業ではないものの、「お金を貸す側」(banker)と「お金を借りる側」(debtor)の対比になります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ˈbæŋkər/ (米), /ˈbæŋkə/ (英)

  • 強勢 (アクセント): 第1音節 “BAN” にアクセントがあります (“BAN-ker”)。

  • アメリカ英語とイギリス英語の違い: /ər/(米)と /ə/(英)の違い程度で、大きな意味の差はありません。

  • よくある発音の間違い: “ban-ker” の“a”を “uh”(シュワー)と発音してしまいやすいですが、正しくは口を大きめに開けて“æ”で発音します。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “banker”と打つとき、最後の “er” を “or” と間違えるケースがあるので注意します。(誤: bankor)

  • 同音異義語と混同: “banquet” (宴会) とはスペルも発音も違いますが、語頭 “ban” で混同しないように気をつけます。

  • 試験対策 (TOEIC / 英検など): 金融関連のパートで出題される可能性があります。TOEICのビジネスシーンで「銀行員に相談する」場面などに登場しがちです。文脈での理解が試されます。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ: “bank” + “er” → “銀行の人”と単純に覚えやすいです。

  • 覚え方: 「バンカーはバンク er 、銀行の人」と頭の中で変換すると記憶に残りやすいでしょう。

  • 勉強テクニック: 資産運用や投資に少し興味を持って、自分が「銀行家と会話する場面」をイメージすると、単語のニュアンスも含めて覚えやすくなります。


以上が、名詞bankerの詳細解説になります。銀行家や銀行で働く人を指す、金融業界ではよく使われる単語です。ビジネス書やニュース記事、時には日常会話でも登場しますので、ぜひ使い方を意識しながら覚えてください。

意味のイメージ
banker
意味(1)

銀行家,銀行経営者

意味(2)

(ゲームの)親,胴元

ビジネス英単語(BSL) / 和訳 / 4択問題

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