元となった辞書の項目
airfare
解説
1. 基本情報と概要
英単語: airfare
品詞: 名詞 (noun)
意味(英語): the cost or price of an airplane ticket
意味(日本語): 飛行機の運賃
「飛行機代」「航空券代」として使われます。旅行会社や航空会社のサイトなどでよく目にする、飛行機に乗る際にかかる料金を表す単語です。話し言葉でも書き言葉でも広く使われます。
- 活用形: 名詞のため人称変化・時制変化はありません。
- 派生形: 特に大きく派生した動詞・形容詞はありませんが、複合語として “discount airfare” (割引航空運賃) のような表現があります。
CEFRレベル: B1 (中級)
(旅行関連の語彙としては比較的早い段階で学ぶ機会がある単語ですが、日常会話の頻度はそこまで高くないため、中級レベルとして示しています。)
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- “air” + “fare” が組み合わさった複合語です。
- air: 空気、空、航空などを意味する語。
- fare: (乗り物の)運賃、料金。
- “air” + “fare” が組み合わさった複合語です。
派生語や類縁語
- airfare → air ticket(航空券)
- air travel(空の旅)
- fair (発音は同じではありませんが、スペルが似ていて紛らわしい単語としてしばしば挙げられます。意味はまったく別。)
- airfare → air ticket(航空券)
よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)
- low airfare(低運賃)
- high airfare(高運賃)
- round-trip airfare(往復航空運賃)
- one-way airfare(片道航空運賃)
- discounted airfare(割引航空運賃)
- international airfare(国際線の運賃)
- domestic airfare(国内線の運賃)
- peak season airfare(繁忙期の運賃)
- off-season airfare(閑散期の運賃)
- average airfare(平均航空運賃)
- low airfare(低運賃)
3. 語源とニュアンス
語源
- 古くからある “fare”(運賃)に、空を表す “air” が結びついてできた複合語です。
- 20世紀以降、航空機の普及に伴って一般化した単語とされています。
- 古くからある “fare”(運賃)に、空を表す “air” が結びついてできた複合語です。
ニュアンスや使用時の注意点
- 航空券に関する費用を指すため、旅行や出張などの文脈で頻繁に使われます。
- 口語・文書どちらでも通じるオールマイティな単語ですが、ビジネスや旅行業界の文書では特に多用されます。
- カジュアルな会話でも “How much was your airfare?”(飛行機代はいくらだった?)のように気軽に使われます。
- 航空券に関する費用を指すため、旅行や出張などの文脈で頻繁に使われます。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算/不可算: “fare” は不可算名詞として扱われる場合が多いですが、“airfare” は文脈によって可算・不可算両方で使われることがあります。 具体的な料金を指す場合は可算名詞として “an airfare” という言い方も可能です。
- 一般的な構文
- “The airfare to 〜 is …” (〜への航空運賃は…)
- “I found a cheap airfare online.”(オンラインで安い航空運賃を見つけた。)
- “The airfare to 〜 is …” (〜への航空運賃は…)
- イディオム: 特別なイディオムとしては扱われませんが、 “fare” と関連して “fare well” (うまくいく)などは全く別の意味となるので注意しましょう。
5. 実例と例文
日常会話 (カジュアル)
- “I can’t believe the airfare is so expensive during the holidays.”
(休暇シーズンの航空運賃がこんなに高いなんて信じられないよ。) - “Let’s look for a cheaper airfare before we book the tickets.”
(航空券を予約する前に、もっと安い運賃を探してみよう。) - “My friend told me about a website that compares different airfares.”
(友だちがさまざまな航空運賃を比較してくれるサイトを教えてくれたよ。)
ビジネス(フォーマル寄り)
- “We are negotiating discounted airfares for the upcoming corporate retreat.”
(今度の企業研修に向けて、割引航空運賃を交渉しています。) - “Could you provide an estimate of the round-trip airfare to New York?”
(ニューヨークへの往復航空運賃の見積もりをいただけますか。) - “To reduce travel costs, we recommend booking airfares well in advance.”
(出張費を削減するために、かなり前もって航空運賃を予約することをおすすめします。)
学術的な文脈(レポートや研究など)
- “According to the report, average international airfares have decreased by 5% over the last decade.”
(その報告書によれば、過去10年間で平均国際線運賃は5%減少しています。) - “The study examines the impact of fuel prices on global airfares.”
(この研究は、燃料価格が世界の航空運賃に与える影響を調査しています。) - “Researchers used airfare data from several major airlines to forecast future travel trends.”
(研究者たちは複数の大手航空会社の運賃データを使って、今後の旅行動向を予測しました。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- ticket price(チケット料金)
- plane fare(飛行機の運賃)
- flight cost(フライトの費用)
- これらはいずれも「航空運賃」の意味を持ちますが、必ずしも同じ文脈で使われるわけではなく “airfare” が最も明確に「飛行機の運賃」として使われます。
- ticket price(チケット料金)
反意語
- 運賃に対する反意語は特にありませんが、無料を表す “complimentary fare” や “free fare”(あまり一般的ではない)と比べる場合は、“airfare” は有料という意味で対比されることになります。
- 運賃に対する反意語は特にありませんが、無料を表す “complimentary fare” や “free fare”(あまり一般的ではない)と比べる場合は、“airfare” は有料という意味で対比されることになります。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号(IPA)
- アメリカ英語: /ˈerˌfɛr/
- イギリス英語: /ˈeəfeə/ (エアフェアのように聞こえます)
- アメリカ英語: /ˈerˌfɛr/
強勢: “air” に強勢が置かれ、次に “fare” をやや短く発音するイメージです。
発音の違い(米英):
- 米: 「エアフェア」に近く、母音がやや短め。
- 英: 「エアフェア(アとエの中間)」+「フェア」のように、母音が広がる感じになる。
- 米: 「エアフェア」に近く、母音がやや短め。
よくある発音の間違い: “air” のところをはっきりと伸ばさずに、「エアファー」のように言ってしまう場合があります。イギリス発音の場合は特に母音が異なるので注意が必要です。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペリング: “air fair” とスペースを入れて書かないようにしましょう。これは「空気の見本市」や「空気が公正」といった意味不明な誤りになってしまいます。
- 同音異義語との混同: “fare” と “fair” は発音が似ていますが、スペリングと意味が全く異なります。
- 試験対策: TOEICなどビジネス英語の試験で、旅行経費や出張時の問題文に出る可能性が高いです。英検ではライティングやリーディングパートで出題されることがあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “airfare” は “air + fare” で「空の運賃」と覚えておくと分かりやすいです。
- “fair”(公正な)とのスペルの違いを意識すると、スペリングミスを減らせます。
- 紙に「air」と「fare」を大きく書いて結び付けてイメージすると覚えやすいでしょう。
以上が「airfare」の詳細解説です。旅行時に費用を計算する際や、出張計画を立てるときなどによく使われる単語なので、しっかり押さえておきましょう。
意味のイメージ
意味(1)
航空運賃