最終更新日:2025/11/18
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非常に暮らしに困っている / 《名詞的に;the~》《集合的に;複数扱い》貧困者たち

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元となった辞書の項目

needy

形容詞

非常に暮らしに困っている / 《名詞的に;the~》《集合的に;複数扱い》貧困者たち

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解説

1. 基本情報と概要

単語: needy

品詞: 形容詞 (adjective)

比較級・最上級: needier / neediest

意味(英語)


  • Lacking the necessary money, food, or other resources; disadvantaged and in need of support.

  • Emotionally or psychologically requiring excessive attention or help.

意味(日本語)


  • お金や食料などが十分になく、助けや支援が必要な状態を表す形容詞です。

  • また、人間関係や感情面で大きな支えを必要とする「精神的に依存しがちな」ニュアンスもあります。

「needy」は「何かを強く必要としている・支援が必須」といった状況を表すときに使われます。特に「貧困状態にある」場合や「感情的に依存度が高い」場合に用いられます。

他の品詞形


  • 「need (動詞/名詞)」: “I need help.”(助けが必要だ)、 “There is a need for caution.”(用心が必要だ)

  • 「needless (形容詞)」: 「不要な」「不必要な」を意味する形容詞

CEFRレベル: B2(中上級)

日常的な会話や報道などでも見かける語ですが、少し抽象度が高く、気持ちの面の「依存度」を表すような場面でも使われるため、中上級レベルに位置づけられます。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: 「need」(必要)

  • 接尾語: 「-y」(形容詞を作る働きをすることが多い)

派生語や関連語


  • need (動詞/名詞): 必要とする、必要性

  • needless (形容詞): 不必要な

  • needy (形容詞): 支援を必要とする、依存的

「need + y」で「必要としている状態」を形容詞化した語が「needy」です。

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. needy family(貧困家庭)

  2. needy child(援助が必要な子ども)

  3. emotionally needy(精神的に依存度が高い)

  4. help the needy(困窮している人々を助ける)

  5. feel needy(依存的に感じる、または貧しいと感じる)

  6. financially needy(経済的に困窮している)

  7. care for the needy(困っている人たちの世話をする)

  8. needy population(支援を必要とする人々)

  9. become needy(困窮状態になる、依存的になる)

  10. very needy(非常に支援を要する、または構ってほしい度合いが強い)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「need」は古英語の“nēad,” “nēd”に由来し、「必要」「苦境」「緊急」という意味を持っていました。

  • そこに形容詞化の要素“-y”がつき、「支援が必要な」という意味を持つ「needy」が誕生しました。

ニュアンス・使用時の注意


  • 物質的な不足を指す場合(「貧困層を指す」など)と、感情面での依存を指す場合の2種類の使い方があります。

  • とくに「emotionally needy(感情的に依存的)」という表現は「ややネガティブな印象」を伴うことがあります。

  • 口語でも文章でも使われますが、フォーマルな文章で使う場合は、貧困援助や慈善活動を示す文脈が多いです。会話では「依存度の高さ」を示すためにもよく使われます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 「needy」は形容詞ですので、名詞を修飾したり補語として使われます。

    例: “He is needy.” / “She helps needy families.”

  • 名詞的に使う場合は「the needy」となり、「困っている人々」という集合体を表します。

    例: “Donations for the needy are warmly welcomed.”

イディオムや構文例


  • “the needy”: 困っている人々全般を指す場合に用いられる定冠詞+needyの名詞化

  • “needy for attention”: 「注目を必要としている(構ってちゃん)」のように使われることがある

フォーマル/カジュアル


  • フォーマル: 慈善活動や行政支援など公的な文脈で「the needy」を用いて「貧困層」を表す。

  • カジュアル: 感情的な依存度の高さを指して “You’re so needy!” のように、からかい気味に用いることがある。


5. 実例と例文

5.1 日常会話(カジュアルな場面)


  1. “Stop being so needy! You can handle this on your own.”

    (そんなに頼りっぱなしにならないで!自分でやれるよ。)

  2. “She’s always calling me. I think she’s a bit needy right now.”

    (彼女はいつも電話してくるんだ。ちょっと今、依存度が高いみたい。)

  3. “If you keep acting needy, people might get tired.”

    (あまりにも依存的だと、周りは疲れちゃうかも。)

5.2 ビジネスシーン


  1. “We need to allocate more funds to support needy communities.”

    (支援を必要としている地域社会のために、もっと予算を割り当てる必要があります。)

  2. “Our corporate foundation helps the needy by providing educational programs.”

    (当社の財団は教育プログラムを提供することで貧困層を支援しています。)

  3. “Donations will be used for needy families in rural areas.”

    (募金は地方の貧困世帯のために使われます。)

5.3 学術的な文脈


  1. “The study examines the effectiveness of government grants for the needy.”

    (本研究は困窮者に対する政府助成金の効果を検証している。)

  2. “Programs aimed at developing local industries can significantly reduce the number of needy residents.”

    (地域産業の育成を目指すプログラムは、援助を必要とする住民の数を大幅に減らす可能性がある。)

  3. “Psychological assessments highlight how emotionally needy individuals might struggle with self-esteem.”

    (心理査定によると、感情的に依存度の高い人々は自尊心に苦労する傾向があることが示されている。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  • poor(貧しい)

    物質的にお金がない状態や質が低い状態を示す。

  • impoverished(貧困に陥った、やつれた)

    貧困状態に置かれた文脈でフォーマルに使われる。

  • destitute(極度に貧困な)

    所持金や生活基盤がほぼない状態を強調。

  • dependent(依存的)

    感情的または経済的に他者に頼りきり。

  • clingy(しがみつくような)

    特に対人関係で相手との距離を離せない様子。

反意語


  • wealthy(裕福な)

  • self-sufficient(自立している)

  • independent(独立した)

「needy」は物質面でも精神面でも「他者のサポートなしには厳しい状態」を示す点が特徴で、単に「貧しい」だけでなく、強い「依存」のニュアンスを持ちやすいことがポイントです。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA (国際音声記号):


    • イギリス英語: /ˈniː.di/

    • アメリカ英語: /ˈniː.di/


  • アクセント: 第1音節「nee」の部分に強勢が置かれます。

  • どちらも発音はほぼ同じですが、地域によって母音の長さやイントネーションがわずかに異なる場合があります。

  • よくある間違いとしては、語尾を /-dɪ/ と濁らせてしまうなどが挙げられますが、正しくは 「ニー・ディ」のように /niː-di/ と発音します。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「neady」や「nedy」などと誤記しないように注意。

  • 同音異義語との混同: 直接的な同音異義語はありませんが、「knead(こねる)」などの綴りに似た単語と混乱しないように気をつけましょう。

  • 試験対策: TOEICや英検でも「the needy(困窮者)」などの定冠詞 + 形容詞の名詞的用法として出題される可能性があります。「公共の福祉」「慈善活動」などをテーマに問題が作られやすいです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「need」に「-y」がついて「必要としている状態」と覚えるとわかりやすいです。

  • 「We all have needs, but some are needier than others.」というフレーズで「needy」の感覚をつかむのもいい方法です。

  • 「貧困のイメージ」と「精神的な依存」を結びつけ、両方で使えると覚えると応用が利きます。


以上が形容詞 “needy” の詳細な解説です。物質的な困窮だけでなく、感情面の“依存”も示す表現である点をしっかりと理解しておくと、使い分けやニュアンスがつかみやすくなるでしょう。

意味のイメージ
needy
意味(1)

《名詞的に;the~》《集合的に;複数扱い》貧困者たち

意味(2)

非常に暮らしに困っている

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