最終更新日:2025/11/01
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〈C〉(工場などの)職長, (建設工事などの)監督 / 陪審長

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元となった辞書の項目

foreman

名詞

〈C〉(工場などの)職長, (建設工事などの)監督 / 陪審長

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現場監督は工事現場の監督を担当しています。

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解説

1. 基本情報と概要

英単語: foreman

品詞: 名詞 (可算名詞)

意味(英語): a person who is in charge of a group of workers, typically in a construction site, factory, or other workplace settings.

意味(日本語): 作業現場等の監督者、現場主任、班長のような立場で、他の作業員を指導・監督する人を指します。

「foreman」は工場や建設現場などで現場の作業員を管理・監督するポジションの人を表すときに使われます。ワークショップなどでも使いますが、より現場的なニュアンスが強い単語です。


  • 活用形:


    • 単数形: foreman

    • 複数形: foremen (複数人の作業長)


  • 他の品詞への派生形:


    • forewoman: 女性の「現場監督」を指す言い方

    • foreperson: 性別を特定しない(ジェンダーニュートラル)な表現


CEFRレベル: B2 (中上級)

企業や工場などでの管理職やチームリーダーとして、職場英語の文脈でよく登場するため、B2程度の語彙として学ぶことが多いでしょう。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語構成:


    • fore-: 「前に」「先頭に」という意味を持つ接頭語

    • man: 「人」を指す語幹


もともと「先頭に立つ人」というニュアンスがあり、作業現場のリーダーとしての意味になりました。


  • 関連語・派生語:


    • forewoman / foreperson (上記参照)

    • foremanship (現場監督の職位・役割を指すこともあります)


  • よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個):


    1. construction foreman (建設現場の現場監督)

    2. factory foreman (工場の監督)

    3. shop foreman (作業場の監督)

    4. crew foreman (作業チームの監督)

    5. jury foreman (陪審長)

    6. assistant foreman (副現場監督)

    7. line foreman (生産ラインの監督)

    8. shift foreman (シフト単位の監督)

    9. senior foreman (上級監督、主任)

    10. acting foreman (代理の監督)



3. 語源とニュアンス


  • 語源:


    • 古英語の「fore(前に)」+「man(人)」の組み合わせに由来し、「先頭に立つ人」といった意味合いを持ちます。


  • 歴史的背景:


    • イギリスやアメリカなどで、産業革命以降、工場や大規模建設現場が増えるにつれ、現場監督・班長として「foreman」という職が普及しました。


  • 使用時のニュアンス:


    • 「foreman」は作業員を率いる立場という点で、ある程度の権限や責任が伴います。

    • 口語でもビジネスの場面でも広く使われますが、やや実務的・現場感のある響きが強い表現です。

    • また、法律上や裁判での「jury foreman(陪審長)」のように、別の場面でも使われます。



4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞: foreman は単数・複数の形をとり、「a foreman」「two foremen」となります。

  • 使用シーン:


    • ビジネス面:工場現場や作業現場で「監督者」を指す正式名称として使われることが多いです。

    • カジュアル / フォーマル:場面に応じて使われますが、その性質上、「実務の現場での肩書き・役職」というフォーマルなニュアンスを伴います。


  • よく使われる構文:


    • “(Someone) was promoted to foreman.”

    • “He/She works as a foreman at the factory.”

    • “We need a new foreman to manage the night shift.”



5. 実例と例文

(1) 日常会話で使われる例文


  1. “My uncle used to be a foreman at a local factory.”

    (私の叔父は地元の工場で現場監督をしていました。)


  2. “The foreman asked everyone to gather in the main workshop.”

    (監督が全員にメインの作業場に集まるように言いました。)


  3. “I heard they’re looking for a new foreman to handle the night shift.”

    (夜勤を担当する新しい監督を探していると聞きました。)


(2) ビジネス文脈で使われる例文


  1. “The foreman ensures that all safety protocols are followed on-site.”

    (現場監督は、作業場での安全規定がすべて守られるように監督します。)


  2. “Our foreman reports directly to the project manager.”

    (うちの現場監督はプロジェクト・マネージャーに直接報告を行います。)


  3. “As the foreman, he is responsible for coordinating the team’s work schedule.”

    (監督として、彼はチームの作業スケジュールを調整する責任があります。)


(3) 学術的・専門的な文脈で使われる例文


  1. “In industrial management studies, the role of the foreman is crucial for workforce organization.”

    (産業マネジメントの研究では、作業現場の監督の役割が労働力の組織化において非常に重要です。)


  2. “The study examined how a foreman’s leadership style impacts overall productivity.”

    (その研究では、監督のリーダーシップのスタイルが生産性全体にどのように影響するかを調査しました。)


  3. “Foremen play a key role in implementing managerial strategies at the operational level.”

    (現場監督は、経営陣の戦略を現場レベルで実行するうえで重要な役割を担います。)



6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語:


    1. supervisor(監督者)


      • より一般的な「監督・管理職」全般を指す。


    2. manager(マネージャー)


      • 業務全般を管理する職位。より上位の管理職として用いられることが多い。


    3. overseer(監督官)


      • やや古風または公式な文書で使われ、現代会話ではあまり一般的ではない。


    4. team leader(チームリーダー)


      • チームのまとめ役という意味で、ややカジュアルかつ広い文脈で使われる。



  • 反意語:


    • subordinate(部下、下位の作業員)

    • worker(作業員)


管理する立場と管理される立場で対比されます。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA):


    • 米国英語: /ˈfɔr.mən/

    • イギリス英語: /ˈfɔː.mən/


  • アクセント (強勢): 最初の「fore-」の部分にアクセントがあります。

  • アメリカ英語とイギリス英語の違い: イギリス英語では「fɔː」が少し長めに発音されがちです(「フォーマン」に近い)。アメリカ英語では「フォー(r)マン」のように r が明瞭に発音される傾向があります。

  • よくある発音の間違い: 「フォルマン」や「フォーマーン」と伸ばしすぎたり、アクセントが後ろの「-man」の方に行ったりするケースがあるので注意。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “forman” のように「e」を抜かしてしまうミスが起こりやすいです。

  • 混同: “foremen” (複数形) と “foreman” (単数形) の使い分けに注意が必要です。

  • 試験対策:


    • TOEICなどのビジネス系試験では、組織構造や役職を問う問題などに出る場合があります。

    • 英検ではレベルに応じて「職場の肩書き語彙」として出題される可能性があります。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 覚え方のコツ: “fore-” は「前に立つ」という意味を持つ接頭語で、forehead(おでこ)やforecast(予報)にも同じ要素があります。「現場の前に立って指揮をとる ‘man’ (人)」とイメージすると覚えやすいでしょう。

  • イメージ: チームの先頭に立ち、みんなを導くイメージを思い浮かべると「foreman」の役割を理解しやすいです。

  • スペリングポイント: foreman は “man” で終わるので「フォー(r)マン」と覚えるとスペルミスを防げます。


以上が「foreman」の詳細な解説です。現場を統括する監督者としてのニュアンスや役割をしっかり押さえておきましょう。

意味のイメージ
foreman
意味(1)

陪審長

意味(2)

(工場などの)職長,(建設工事などの)監督

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