最終更新日:2025/11/19
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〈C〉予行演習 / 準備 / 繰り返して話すこと

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元となった辞書の項目

rehearsal

名詞

〈C〉予行演習 / 準備 / 繰り返して話すこと

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昨夜、私たちは演劇のリハーサルをしました。

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解説

名詞「rehearsal」を徹底解説


1. 基本情報と概要

英語: rehearsal

日本語: リハーサル

品詞: 名詞 (countable/可算名詞)

意味:

・英語: “An act of practicing a play, concert, speech, or other performance before the actual public performance.”

・日本語: 「本番の前に行う練習のこと」です。演劇やコンサートの本番直前などに、舞台や曲などを通して確認する際に使います。「本番の予行演習」としてのニュアンスが強い単語です。

活用形:

名詞のため、単純な活用変化(動詞のような時制変化)はありません。複数形は “rehearsals” となります。

他の品詞:


  • 動詞 “rehearse” が対応します。(例: “We will rehearse the play tomorrow.”)

  • 形容詞形はほぼ用いられませんが、「リハーサルのような」を表現したいときは “rehearsal-like” など複合語として表記される場合があります。

CEFRレベル目安: B2(中上級)

・ある程度英語に慣れた学習者が、演劇や発表の準備に関する英語を学ぶ際に出てくる単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語源の一部: “rehearse”


    • re- = 再び

    • hearse はフランス語の “herse” から来たと言われ、元々は「引きずる」「(土地を)ならす」などの意味を含みます。現在は「練習する」「繰り返す」という広い意味に変化しています。


連想・関連語


  • rehearse (動詞): リハーサルをする

  • rehearsed (形容詞的)表現: “He gave a rehearsed answer.”(準備された・練習した答えをした)

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. dress rehearsal(ドレス・リハーサル、本番衣装を着ての最終リハーサル)

  2. final rehearsal(最終リハーサル)

  3. open rehearsal(公開リハーサル)

  4. rehearsal schedule(リハーサルのスケジュール)

  5. rehearsal process(リハーサルの過程)

  6. technical rehearsal(舞台設備や照明などを確認するテクニカルリハーサル)

  7. rehearsal room(リハーサルを行う部屋)

  8. rehearsal dinner((特に結婚式前の)リハーサル後の夕食会)

  9. musical rehearsal(音楽のリハーサル)

  10. hold a rehearsal(リハーサルを行う)


3. 語源とニュアンス

語源 (概略):


  • 古フランス語の “rehercier” (→“re” + “hercier”) が起源といわれます。元々は「くり返し片付ける」「整える」といった意味をもっていました。

  • 英語では、実際の公演前に「練習して整える」という意味に発展し、現在の “rehearsal” となったと考えられています。

ニュアンス・使用上の注意:


  • 本番前の真剣な練習 を指すため、「軽い下見」よりももう少し正式でしっかり行われる準備のイメージがあります。

  • 口語・文章どちらでも用いられますが、演劇・音楽・スピーチの文脈でよく使われ、少しフォーマルな響きになります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞 (countable): “a rehearsal”, “two rehearsals” など可算名詞として扱われます。

  • よく使われる構文:


    • “have a rehearsal” / “do a rehearsal” / “hold a rehearsal”

    • “go through a rehearsal” (リハーサルを一通り行う)


  • フォーマル度合い:


    • 演劇や公式イベントなどでよく使われ、比較的フォーマルな文脈からカジュアルな文脈まで幅広く対応します。



5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “I have a rehearsal for the school play this afternoon.”


    • 「今日の午後、学校の劇のリハーサルがあるんだ。」


  2. “Don’t forget we have a rehearsal tomorrow morning.”


    • 「明日の朝リハーサルがあるのを忘れないでね。」


  3. “The rehearsal went really well, so I feel confident about the performance.”


    • 「リハーサルがうまくいったから、本番に自信があるよ。」


ビジネスでの例文


  1. “We need a quick rehearsal before the product launch presentation.”


    • 「製品発表プレゼンの前に短いリハーサルが必要です。」


  2. “Our team scheduled a rehearsal to perfect the sales pitch.”


    • 「私たちのチームはセールスピッチを完璧にするためにリハーサルを予定しました。」


  3. “The conference room is booked for a rehearsal of tomorrow’s keynote speech.”


    • 「明日の基調講演のリハーサルのために会議室が予約されています。」


学術的な文脈での例文


  1. “Students participated in a rehearsal to practice conference presentations.”


    • 「学生たちは学会発表のリハーサルに参加しました。」


  2. “A thorough rehearsal of the experiment procedure ensures accurate results.”


    • 「実験手順をしっかりリハーサルすることで、正確な結果が得られます。」


  3. “We had a final rehearsal for the debate to refine our arguments.”


    • 「討論会での主張を練り直すために、最終リハーサルを行いました。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語:


  1. practice(練習)


    • ニュアンス: スキルを上達させるための練習全般。必ずしも本番間近を想定しない。


  2. run-through(通し稽古)


    • ニュアンス: 実際に最初から最後まで通すリハーサル。


  3. drill(訓練、反復練習)


    • ニュアンス: 特定のスキルを繰り返し練習すること。演劇やコンサート以外にも用いる。


反意語:


  • “improvisation” (即興)


    • リハーサルが「事前準備」なのに対し、即興は「準備なしでやる」ことです。



7. 発音とアクセントの特徴

発音記号(IPA):


  • アメリカ英語: /rɪˈhɜːrsl/

  • イギリス英語: /rɪˈhɜːsəl/

アクセントの位置:


  • “re-HEAR-sal” と、第二音節 “hear” に強勢があります。

アメリカ英語とイギリス英語


  • 大きな違いはありませんが、アメリカでは “r” がより明確に発音されます。イギリス英語では “r” が弱めになる場合があります。

よくある発音ミス:


  • “rehearsal” の “h” を抜かしたり、 “hear” の部分を弱めすぎたりする間違いがあります。しっかり “rɪ-hɜːr-səl” と発音するのがポイントです。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “rehearsal” の “a” と “e” の位置を混同しやすい(“reherseal” など)。

  • 動詞 “rehearse” と混同:


    • 名詞 → “rehearsal”

    • 動詞 → “rehearse”


  • “practice” との誤用: “practice” も「練習」を意味しますが、演目などを「一通り通しで確認する」というニュアンスは “rehearsal” のほうが強いです。

  • TOEIC・英検などの試験傾向:


    • ビジネスプレゼンやショーの準備などで登場しやすく、リスニングやリーディングで文脈上見かけることがあります。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「re- (再び) + hear (聞く) + -sal (名詞化)」とイメージすると、「何度も聞いてもう一度やる」 → 「本番前の練習や確認」という連想で覚えやすくなります。

  • スペリングのポイントは “re-HEAR-sal”: 「hear」という単語をしっかり中にイメージすると綴りの位置を覚えやすいです。

  • 演劇やバンド練習のシーンで、セリフや音楽を何度も “hear” してチェックするイメージを持つと記憶に残ります。


これで「rehearsal(リハーサル)」の詳細説明は以上です。本番前の通し練習を表す大切な単語なので、しっかりマスターしておきましょう。

意味のイメージ
rehearsal
意味(1)

(劇などの)けいこをすること,リハーサル

意味(2)

《文》(経験などを)話すると;物語

TOEIC英単語(TSL) / 和訳 / 単語カード問題

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