最終更新日:2025/10/31
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配置,配列 / (事件・業務などの)処置,処理;処分 / (物の)譲渡;売却

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元となった辞書の項目

disposal

名詞

配置,配列 / (事件・業務などの)処置,処理;処分 / (物の)譲渡;売却

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解説

1. 基本情報と概要

単語: disposal

品詞: 名詞 (不可算名詞として扱われることが多い)

意味(英語): the act or process of getting rid of something, or the state of being rid of it

意味(日本語): 何かを処分する行為や、処分できる状態のこと

「disposal」は、「不要なもの・有害なものを処分する」という状況や、その行為そのものを指すときに使われる名詞です。日常的なゴミ処分から、法律的・ビジネス的に所有権を放棄したり譲渡したりする場合まで、広い文脈で使われます。


  • 活用形: 名詞なので、名詞としての形は変化しません(複数形は通常ありませんが、文脈によって複数で用いられるケースもあります)。

  • 他の品詞形:


    • dispose (動詞): ~を処分する

    • disposable (形容詞): 使い捨ての

    • disposed (形容詞): ~する傾向がある


CEFRレベル: B2(中上級)

使われる分野が多岐にわたり、語感もややフォーマルなため、中上級レベルに位置づけられます。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語構成


    • dis- (接頭語): 分離・否定・反対などを示す場合が多い

    • pos (語幹): 置く (「position」や「deposit」などにも含まれる)

    • -al (接尾語): 名詞を作る


  • 派生語・類縁語


    • dispose (動詞): 何かを処分する・片付ける

    • disposition (名詞): 性質、配置、気質

    • disposable (形容詞): 使い捨ての


  • よく使われるコロケーション(共起表現)10選



  1. waste disposal(廃棄物処理)

  2. disposal of assets(資産の処分)

  3. at one’s disposal(~の自由な使用[裁量]に任せられている)

  4. garbage disposal(生ごみ処理機)

  5. safe disposal(安全な処理)

  6. chemical disposal(化学物質の処分)

  7. disposal site(処分場)

  8. handle the disposal of ~(~の処分を取り扱う)

  9. disposal process(処分プロセス)

  10. disposal facilities(処分施設)


3. 語源とニュアンス


  • 語源:


    • ラテン語の “disponere” (dis- = 分離 + ponere = 置く) が由来。そこからフランス語を経て英語に伝わり、何かを「別々に置く→処分する」というニュアンスに発展しました。


  • ニュアンス・使用時の注意点:


    • 法律文書やビジネス文脈では、「売却、譲渡、廃棄など広義の処分行為」全般を指すフォーマルな語として使われます。

    • 日常会話での「ゴミ処分」から、会社の資産売却、「化学物質の安全処理」など、幅広い文脈で使われます。やや硬い響きがあるため、日常会話では「throw away」や「get rid of」などの動詞表現の方が多く使われます。



4. 文法的な特徴と構文


  • 文法上のポイント:


    • 可算/不可算: ほとんどの場合、不可算名詞として扱われます。特定の処分方式や手続きなど、文脈によって複数形 (disposals) を見かける場合もありますが、頻度は低いです。

    • よりフォーマルな文書等で使われるため、ビジネスやアカデミック、法律関連の文脈で目にしやすい表現です。


  • 代表的な構文:


    1. “the disposal of + 名詞” (~の処分)

    2. “at someone’s disposal” (誰々が自由に使える) → イディオム的表現

    3. “be responsible for the disposal of + 名詞” (~の処分に責任を負う)


  • フォーマル / カジュアル:


    • カジュアルな会話ではあまり頻出しませんが、ビジネスや公式文書では非常によく使われます。



5. 実例と例文

5.1 日常会話での例文


  1. “We should ensure proper disposal of plastic bottles, not just throw them away.”

    (プラスチックボトルは、ただ捨てるだけでなく、適切に処分しなきゃね。)


  2. “Do you know if they have a special disposal bin for batteries in this building?”

    (この建物には、電池用の特別な処分ボックスがあるか知ってる?)


  3. “I have an old computer for disposal. Where can I throw it out safely?”

    (古いコンピューターを処分したいんだけど、どこで安全に捨てられるかな?)


5.2 ビジネスでの例文


  1. “The company is planning the disposal of non-core assets next quarter.”

    (当社は来四半期に、主要領域ではない資産の処分を計画しています。)


  2. “Please follow the standard procedures for chemical disposal to avoid any safety hazards.”

    (安全上の危険を避けるために、化学物質処分の標準手順に従ってください。)


  3. “We have a large budget at our disposal for marketing campaigns.”

    (私たちには、マーケティングキャンペーンのために自由に使える大きな予算があります。)


5.3 学術的な文脈での例文


  1. “Proper disposal of research materials is crucial to maintain ethical laboratory practices.”

    (研究材料の適切な処分は、倫理的な実験室運営の維持に不可欠です。)


  2. “Their study focuses on the environmental impact of nuclear waste disposal.”

    (彼らの研究は、核廃棄物処分の環境への影響に焦点を当てています。)


  3. “The disposal of surplus data is legislated under the new privacy regulations.”

    (新しいプライバシー規制の下では、余剰データの処分は法的に定められています。)



6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語


    1. “removal” (撤去・除去)


      • 「何かを取り除く」という行為に焦点。やや一般的。


    2. “elimination” (排除)


      • 「不要なものを排除する」という含みが強い。やや抽象的。


    3. “dumping” (投棄)


      • 「ゴミなどを無造作に捨てる」ニュアンス。ネガティブ含み。


    4. “clearance” (在庫処分・除去)


      • 「在庫一掃」などビジネス context でよく使われる。



  • 反意語 (※処分の逆に「確保する・保持する」ニュアンス)


    1. “acquisition” (取得)

    2. “retention” (保持)


ニュアンスの違い:


  • “disposal” は、公式かつ広義に「処分」を表し、ビジネスや公的な文脈のニュアンスが強いです。日常的な「捨てる」というよりもフォーマルな響きがあります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA)


    • アメリカ英語: /dɪˈspoʊ.zəl/ (ディ・スポウ・ゾル)

    • イギリス英語: /dɪˈspəʊ.zəl/ (ディ・スパウ・ゾル)


  • 強勢(アクセント): “-spo-” の部分にアクセントがあります。

  • よくある発音の間違い:


    • 「/dɪsˈpɒ.zəl/」のように母音をあいまいにしすぎる場合があるので、 “/-spoʊ-/” “/-spəʊ-/” の部分をはっきりと発音するとよいでしょう。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “disposal” は “-al” で終わる(“-el” ではない)。

  • 同音異義語との混同: 典型的にはありませんが、似た形の “disposable” (形容詞) と混乱しやすいので注意してください。

  • TOEIC・英検などの出題傾向: ビジネス文書や環境問題などで使われる文脈が多いため、ややフォーマルな単語として覚えておくと有利です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ: “dis-(離れる)” + “pos(置く)” + “-al(名詞化)” → 「離れたところへ置く → 処分する」

  • 覚え方のコツ: 「ディスをポーズして(dis-pos)アル(最終手段)として処分する」など、語幹を意識してイメージを作ると覚えやすいかもしれません。[dis-] が離すニュアンス、[pos] が置くニュアンス。

  • 勉強テクニック: 「処分」「廃棄」という言葉と結びつけて、環境問題ニュースやビジネスニュースの英文で “disposal” を見たら必ずチェックしてみましょう。「ゴミの処分(waste disposal)」というフレーズが頻出するので、そこから関連表現を覚えると定着しやすいです。


以上が名詞 disposal の詳細解説です。ビジネスやアカデミックな場での使用が多い単語ですが、日常生活とも密接に関わるので、文脈ごとのニュアンスを押さえて使いこなしましょう!

意味のイメージ
disposal
意味(1)

配置,配列

意味(2)

(物の)譲渡;売却

意味(3)

(事件・業務などの)処置,処理;処分

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