最終更新日:2025/11/01
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〈C〉画家 / ペンキ屋

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元となった辞書の項目

painter

名詞

〈C〉画家 / ペンキ屋

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解説

名詞 painter の詳細解説


1. 基本情報と概要

英語: painter

日本語: 画家、塗装工、ペインター(絵を描く人・塗装する人)

「painter」は、絵を描く芸術家だけでなく、家などの建築物にペンキを塗る職業の人も指す単語です。つまり、芸術作品を制作する「画家」のニュアンスと、実用的に塗装をする「ペインター」のニュアンスの両方を持ちます。日常的には「画家」として使われることが多いですが、コンテクストによっては「塗装工」という意味になる点に注意しましょう。


  • 品詞: 名詞 (countable noun; 可算名詞)

  • 主な活用形:


    • 単数形: painter

    • 複数形: painters


  • 他の品詞例:


    • 動詞形: paint (「描く」「塗る」という動詞)

    • 名詞形: painting (「絵」、または「絵を描くこと」)

    • 形容詞形: painterly (「画家らしい」「絵画的な」)

      ※ これは少し専門的・芸術的な表現です。


  • CEFR レベルの目安: B1(中級)

    B1(中級)は、日常的な話題についてある程度正確に理解し、自分の興味のある分野での文章を読んだり、会話ができるレベルです。「painter」はアートや日常会話にもよく登場する語で、比較的覚えやすい単語です。



2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • paint (動詞 描く/塗る) + -er (人を表す接尾辞)


    • 動詞 paint に「〜をする人」を意味する接尾語 -er がついて、主に「絵を描く人」「塗る人」という意味を表します。


派生語や類縁語


  • paint (動詞)

  • painting (名詞): 絵、絵画

  • painted (形容詞): 塗られた

  • painterly (形容詞): 絵画風の、画家らしい

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. famous painter(有名な画家)

  2. portrait painter(肖像画家)

  3. landscape painter(風景画家)

  4. house painter(家の塗装工)

  5. sign painter(看板描き職人)

  6. painter’s palette(画家のパレット)

  7. painter’s brush(画家の筆)

  8. struggling painter(苦労している画家)

  9. established painter(確立された画家/既に名声を得ている画家)

  10. painter’s studio(画家のアトリエ)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 中英語 (Middle English)painten

  • 古フランス語 (Old French)peindre

  • ラテン語 (Latin)pingere(「描く」「彩る」の意)

このようにラテン語系統の派生を経て英語になった単語です。当初から「絵を描く」「塗装する」といった意味合いで使われてきました。

ニュアンス・使用時の注意


  • 「画家」として使われる場合は芸術的意味合いが強く、ややフォーマルまたは芸術的な文脈で用いられます。

  • 「塗装工」として使われる場合は、日常的かつ実用的な仕事を指し、カジュアルまたはビジネス的な文脈で用いられます。

  • 文脈がわからないまま「painter」と言うと、一般的には「画家」のイメージが強いですが、工事のシーンや求人などで「painter」とある場合は「塗装工」を指しやすいです。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞 (countable noun): 「1人の画家」→ a painter / 「何人もの画家たち」→ painters

  • 一般的な構文の例:


    • He is a famous painter.(彼は有名な画家だ。)

    • She works as a house painter.(彼女は住宅の塗装工をしている。)


  • 使用シーン:


    • フォーマルな文章、ビジネス、アートシーン、カジュアルな会話など、幅広く使われる。


イディオムや関連表現


  • 特定のイディオムはあまり多くありませんが、「paint the town red」(大いに羽目を外す) など、派生的に paint を含むイディオムが存在します。ただし painter そのもののイディオムはそれほど多くありません。


5. 実例と例文

(A) 日常会話での例文


  1. My sister wants to become a painter someday.


    • (私の姉(妹)はいつか画家になりたがっています。)


  2. I hired a painter to redo the walls in my living room.


    • (リビングの壁を塗り直すためにペインターを雇いました。)


  3. There’s an art fair in town; local painters are displaying their work.


    • (街でアートフェアがあって、地元の画家たちが作品を展示しています。)


(B) ビジネスシーンでの例文


  1. We are looking for a professional painter to renovate our office.


    • (当社ではオフィスを改装するために専門の塗装工を探しています。)


  2. The painter provided an estimate for the cost of painting the entire building.


    • (そのペインターは建物全体を塗る費用の見積もりを出してくれました。)


  3. A freelance painter can charge differently based on the complexity of the project.


    • (フリーランスのペインターは、プロジェクトの複雑さによって料金が異なる場合があります。)


(C) 学術・芸術的文脈での例文


  1. Goya is considered one of the most influential painters in European art history.


    • (ゴヤはヨーロッパ美術史において、最も影響力のある画家の一人と考えられています。)


  2. The exhibition features works by contemporary painters from around the world.


    • (その展覧会では、世界各国の現代画家たちの作品が展示されています。)


  3. Many painters in the Romantic era focused on dramatic lighting and emotion.


    • (ロマン主義時代の多くの画家は、劇的な光と感情表現に焦点を当てていました。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. artist(アーティスト)


    • 一般的に芸術家全般を指すため、「音楽家」「彫刻家」なども含むことがあります。

    • 「painter」は特に「絵を描く人」や「ペンキを塗る人」を指します。


  2. illustrator(イラストレーター)


    • 「挿絵やイラストを描く人」を指すため、アートワークの用途がより商業的になる傾向がある。


  3. portraitist(肖像画家)


    • 肖像画を専門に描く画家。より専門的な文脈で使用されます。


反意語 (Antonyms)

厳密な反意語はありませんが、強いて言えば「sculptor(彫刻家)」などペイントとは別の表現手段を使う芸術家は対照的です。ただし意味としては「反対」にはなりません。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /ˈpeɪn.tər/ または /ˈpeɪn.tɚ/


    • イギリス英語 (BrE): /ˈpeɪn.tər/ (最後の「r」があまり強く発音されません)

    • アメリカ英語 (AmE): /ˈpeɪn.tɚ/ (語尾の「r」をはっきり発音する)


よくある発音の間違い


  • /ˈpaɪn.tər/ のように「pain」を「パイン」のように発音してしまう間違いがあるので注意しましょう。「ペインター」というイメージで「pei(n)-ter」を意識するのがポイントです。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: 「painter」を「panter」や「paiter」と書いてしまうミス。

  2. 同音異義語との混同: painter と似たスペリングで panther(ヒョウ)がありますが、まったく意味も発音も異なるので注意。

  3. 「画家」の意味ばかりに集中して「塗装工」の意味を忘れないこと。文脈をチェックしましょう。

  4. TOEICや英検などでは「painter」が登場した場合、職業の一つとして選択肢に挙げられることがあるため、両方の意味(芸術家、塗装工)を知っておくと便利です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「paint」に「〜する人」の「-er」が付いて「描く人/塗る人」とイメージすると覚えやすい。

  • 「残りのスペルは paint + er = painter。ペイントする人→ペインター」のように、視覚的・語構成的にもつながりが明確です。

  • 「panther (ヒョウ)」と混同しないために、「paint に -er → painter, ヒョウでない!」のように関連付けて覚えると良いでしょう。


以上が、名詞「painter」についての詳細な解説です。ぜひ、アートや日常会話、ビジネスなど、さまざまな場面で使ってみてください。

意味のイメージ
painter
意味(1)

画家

意味(2)

ペンキ屋

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