最終更新日:2025/12/05

(…に対して)〈人〉‘に'不当な代金を請求する《+名〈人〉+for(on)+名》・〈銃砲〉‘に'装填し過ぎる;〈バッテリー〉‘に'充電し過ぎる・不当な高値・積み過ぎ;詰め過ぎ;過充電;装填過多・荷を積みすぎる

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元となった辞書の項目

overcharge

(…に対して)〈人〉‘に'不当な代金を請求する《+名〈人〉+for(on)+名》・〈銃砲〉‘に'装填し過ぎる;〈バッテリー〉‘に'充電し過ぎる・不当な高値・積み過ぎ;詰め過ぎ;過充電;装填過多・荷を積みすぎる

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修理工は私に修理費を過剰に請求しました。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: overcharge

品詞: 主に動詞 (他動詞) として使われますが、名詞として使われることもあります。

意味(英語)


  1. (動詞) To charge someone too high a price for goods or services.

  2. (名詞) An excessive charge or payment.

意味(日本語)


  1. (動詞) 商品やサービスに対して、適正以上の料金を請求すること。

    「相手に過剰に請求する」というニュアンスがあります。たとえば、レストランやショップで請求金額を多く取り過ぎた場合などに使われる表現です。

  2. (名詞) 過剰な請求や料金のこと。

動詞の活用形


  • 現在形: overcharge

  • 過去形: overcharged

  • 過去分詞形: overcharged

  • 現在分詞形: overcharging

  • 三人称単数現在形: overcharges

他の品詞形


  • 名詞形 (countable/uncontable 兼用): an overcharge / overcharges

    (「過剰請求」の出来事や行為そのものを指す)

CEFR レベルの目安


  • B2(中上級): 「返金要求」などの対話やビジネスシーンで使われる単語で、日常生活でも耳にする機会はありますが、初級単語より一段難易度は高めです。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • over-: 「過度に、超えて」という意味をもつ接頭語

  • charge: 「料金を請求する、充電する、責任を負わせる」などの意味がある語幹

「overcharge」は「本来請求するべき金額を超えて請求する」というイメージです。

派生語や類縁語


  • overprice (動詞): 商品の価格を過度に高く設定する

  • undercharge (動詞): 過小に請求する (反意の動詞)

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. overcharge someone by $10

    (誰かに10ドル多く請求する)

  2. be overcharged for a service

    (サービスに対して過剰請求される)

  3. overcharge fees

    (料金を過剰に上乗せする)

  4. overcharge interest

    (利息を過剰に上乗せする)

  5. overcharge a battery

    (バッテリーを過充電する)

  6. claim an overcharge

    (過剰請求を訴える・請求する)

  7. dispute an overcharge

    (過剰請求に異議を申し立てる)

  8. accidental overcharge

    (誤って過剰請求してしまうこと)

  9. fraudulent overcharge

    (詐欺的な過剰請求)

  10. unintentional overcharge

    (意図せず行われた過剰請求)


3. 語源とニュアンス

語源


  • over- (古英語由来) と charge (フランス語を経由してラテン語 “carricare” 「荷を積む」に由来) の結合。

  • 中世英語ころから「過度に料金を課す」の意味で使われ、現在も「高く請求する」ニュアンスを含みます。

ニュアンス・使用上の注意


  • 「お金を取りすぎる」というネガティブな意味合いがあります。

  • ビジネスメールやクレーム処理など、ややフォーマルな文脈でもよく使われます。

  • カジュアルな会話でも「You overcharged me!」のようにやりとりの中で頻出です。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 他動詞として使う場合


    • “(人・組織など) + overcharge + (人) + (金額)” の形

    • 例: “They overcharged me 50 dollars.”


  2. 受動態


    • “(人) be overcharged (金額) for (物/サービス)”

    • 例: “I was overcharged $20 for this meal.”


  3. 名詞として使う場合


    • “an overcharge” という形で数えられる場合があり、「過剰請求の行為・明細」を指す。



5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “I think this taxi driver overcharged me. The fare seems too high.”

    (このタクシー運転手、私に請求しすぎたと思う。料金が高すぎるよ。)

  2. “You should check your bill carefully to make sure they didn’t overcharge you.”

    (過剰請求されていないか、請求書をよく確認したほうがいいよ。)

  3. “They accidentally overcharged me at the grocery store, but they gave me a refund.”

    (スーパーで誤って過剰請求されたけど、返金してもらったんだ。)

ビジネスでの例文


  1. “Our accounting department noticed that we had overcharged a client last month.”

    (経理部が、先月クライアントに対して過剰請求していたことに気づきました。)

  2. “Please investigate the overcharge issue immediately to avoid further complaints.”

    (これ以上の苦情を避けるために、すぐに過剰請求に関する問題を調査してください。)

  3. “We need to correct any inadvertent overcharges before finalizing the invoice.”

    (請求書を最終確定する前に、意図せず過剰請求していないかどうか修正が必要です。)

学術的 / 専門的文脈での例文


  1. “Overcharging a battery on a regular basis can reduce its overall lifespan.”

    (バッテリーを継続的に過充電すると、寿命全体が短くなる可能性があります。)

  2. “The study examined how hospitals might overcharge uninsured patients.”

    (この研究は、病院が保険未加入の患者にどのように過剰請求しがちかを調査した。)

  3. “Improper fee structures often lead to overcharges that affect consumer trust.”

    (不適切な料金体系は、多くの場合過剰請求を招き、消費者の信頼に影響を与える。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. overprice (動詞: 商品やサービスの値付けを過度に高くする)


    • “overprice” は値段設定自体を高く設定するニュアンスが強く、「請求」というより「価格設定」に焦点があります。


  2. rip off (口語: ぼったくる)


    • かなりカジュアルな口語表現で、場合によっては失礼になることもあるインパクトが強い言い方です。


  3. gouge (動詞: 法外な値段をふっかける)


    • “price gouging” のように「侵略的プライシング」のニュアンスがあり、悪質なイメージが強いです。


反意語


  • undercharge (動詞: 過小に請求する)


    • 「必要な金額より安く請求する」というまったく逆の意味です。



7. 発音とアクセントの特徴


  • アメリカ英語(IPA): /ˌoʊvərˈtʃɑrdʒ/

  • イギリス英語(IPA): /ˌəʊvəˈtʃɑːdʒ/

発音のポイント:


  • “over” の “o” はアメリカ英語で「オウ」、イギリス英語では「オウ」かやや短めに「əʊ」。

  • 主なアクセントは “charge” の部分にきます。

  • “charge” の “ch” は日本語の「チ」に近い破擦音です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “overcharge” の “charge” が “charage” などと間違われやすいので注意。

  • 「over change」と誤って分けてしまうなど、似た文字列による混同に気をつけましょう。

  • TOEIC やビジネス英語の文脈で、請求トラブルなどを扱う文章にしばしば登場する単語です。過去分詞などを正しく使えるよう意識しましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「over(過度) + charge(料金を請求する)」と分解すると、そのまま「過剰に請求する」という意味が思い浮かびやすいです。

  • イメージとしては、「買い物をしてレジで多く取られている」ときの“レシートが実際より高い金額になっている”シーンを想像すると記憶に残りやすいです。

  • 「charge」の発音とスペルには注意しながら、「チャージ = 請求/充電」をしっかりイメージしておくとスペリングが覚えやすくなります。

以上が “overcharge” の詳細解説です。適切な場面で「過剰請求」を表すために活用してみてください。

意味のイメージ
overcharge
意味(1)

(…に対して)〈人〉‘に'不当な代金を請求する《+〈人〉+for(on)+》・〈銃砲〉‘に'装填し過ぎる;〈バッテリー〉‘に'充電し過ぎる・不当な高値・積み過ぎ;詰め過ぎ;過充電;装填過多・荷を積みすぎる

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