最終更新日:2025/12/06

【形】化粧用の, 美容の / 【名/C】化粧品;ごまかし.

編集履歴(0)
元となった辞書の項目

cosmetic

【形】化粧用の, 美容の / 【名/C】化粧品;ごまかし.

このボタンはなに?

彼女は新しい化粧ポーチを買いました。

このボタンはなに?
解説

1. 基本情報と概要

単語: cosmetic

品詞: 形容詞(時に名詞としても使用され、主に複数形 “cosmetics” で「化粧品」を指す)

意味(英語):


  • Adjective: relating to or used in improving a person’s appearance; concerning beauty or appearance.

  • Noun (usually in plural “cosmetics”): products applied to the body, especially the face, to improve appearance.

意味(日本語):


  • 形容詞: 外見(見た目)を美しくするための、または美容に関するもの。場合によっては「表面的な」というニュアンスも持ちます。

  • 名詞(複数形 “cosmetics”): 化粧品のこと。メイクアップ用品の総称などを指します。

「美しさや外見を整える・飾る」といったニュアンスの単語です。日常では「cosmetic surgery(美容整形)」のように、美容・外見の改善に関わる表現として使われます。形容詞として「一時的・表面的(表面上の対処)」という意味でも使われることがあります。

活用形:


  • 形容詞: cosmetic (変化しない)

  • 名詞: cosmetics(主に複数形として使用)

他の品詞になった例:


  • cosmetically (副詞): “The building was only cosmetically repaired.”(その建物は見た目だけ修理された。)

CEFRレベルの目安: B2(中上級)

→ 日常的な単語よりもやや専門的で、ファッションや美容、医療関連などで使われる表現。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語: なし

  • 語幹: cosmet-(美や外見を整えるという概念)

  • 接尾語: -ic(形容詞化する意味)

派生語・類縁語


  • cosmetics (名詞):「化粧品」

  • cosmetician (名詞):「美容部員」「化粧品販売員」

  • cosmetology (名詞):「美容学」「美容術」

コロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. cosmetic surgery → 美容整形手術

  2. cosmetic products → 化粧品類

  3. cosmetic changes → 見た目だけの変更

  4. purely cosmetic → 単に外見だけの、表面的な

  5. cosmetic industry → 化粧品業界

  6. cosmetic bag → 化粧ポーチ

  7. cosmetic brand → 化粧品ブランド

  8. cosmetic procedure → 美容処置、美容施術

  9. cosmetic improvement → 見た目をほんの少し向上させること

  10. cosmetic application → 化粧品の塗布、メイクアップの施し方


3. 語源とニュアンス

語源:


  • 古代ギリシャ語の kosmētikos(飾る・整えるの意)に由来します。kosmētikoskosmos(秩序、飾り)に関連しています。

歴史的背景とニュアンス:


  • 「外見を整える」ことに関する単語として長い歴史を持っています。現代英語では「美容・化粧品」の意味が中心ですが、「表面的な・上辺だけの」という派生的な意味もあるため、ビジネスや政治の場面で「cosmetic changes」のように「問題の本質を変えない変更」として使われることがあります。

使用時の注意点:


  • 「見た目を良くするため」という肯定的な文脈と、「表面的にしか変わっていない」という否定的ニュアンスの両方があります。主にフォーマル/カジュアルどちらでも使えますが、「表面的」という含みがある場合は、ややフォーマル寄りの文章で見られます。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 形容詞としての用法


    • 「~に関する美容の」「表面的な」という意味を持ちます。例: “cosmetic improvements,” “cosmetic reasons.”


  2. 名詞としての用法


    • 複数形 “cosmetics” の形で、「化粧品」を指します。不可算扱いされる場合もありますが、「items of cosmetics」などと可算的に扱うこともあります。


  3. 使用シーン


    • 口語・文章ともに頻繁に見られます。美容関連で専門的にも使われ、また比喩的に「本質的ではない変化」という意味でも用いられます。



5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “I’m running low on my cosmetics, so I need to buy some more foundation.”

    (化粧品が残り少ないから、ファンデーションを買わなくちゃ。)


  2. “She always carries a small cosmetic bag whenever she goes out.”

    (彼女は外出するとき、いつも小さな化粧ポーチを持ち歩いています。)


  3. “A cosmetic change might be all we need to freshen up our living room.”

    (リビングを新鮮にするには、表面的な変更だけで十分かもしれないね。)


ビジネスシーンでの例文


  1. “Our company is launching a new line of cosmetic products next month.”

    (我が社は来月、新しい化粧品ラインを発売します。)


  2. “They made a few cosmetic changes to the product design, but the functionality remains the same.”

    (彼らは製品デザインにちょっとした見た目の変更を加えましたが、機能は同じままです。)


  3. “We’ve partnered with a major cosmetic brand to expand our market presence.”

    (我々は市場での存在感を高めるため、大手化粧品ブランドと提携しました。)


学術的・専門分野での例文


  1. “In cosmetic surgery, patient satisfaction often depends on realistic expectations.”

    (美容整形では、患者の満足度は現実的な期待値に左右されることが多いです。)


  2. “Cosmetic science has advanced significantly in the formulation of anti-aging products.”

    (アンチエイジング製品の処方において、美容科学は大きく進歩しました。)


  3. “The study focuses on the psychological effects of cosmetic enhancements.”

    (その研究は、美容的な改善が与える心理的影響に焦点を当てています。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. makeup(メイクアップ)


    • “makeup”は特に顔に施す化粧品や、化粧行為そのものを指す。口語的。


  2. beauty products(美容製品)


    • 「美容製品」の総称として使われる。


  3. superficial(表面的な)


    • 「表面的で本質的でない」というニュアンスを強調するときに使われる。


反意語


  1. essential(本質的な)


    • 「本質的な・欠かせない」という意味で、表面的である“cosmetic”と対比される。


  2. fundamental(根本的な)


    • 大幅な変更や核心的な改善を表すため、“cosmetic change”の対義語として機能する。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA(アメリカ英語): /kɑzˈmɛtɪk/

  • IPA(イギリス英語): /kɒzˈmɛtɪk/

アクセント:


  • 第2音節の “met” にアクセントが置かれます → cos-MET-ic

発音上の注意:


  • アメリカ英語では「コーズメティック」に近い音、イギリス英語では「コズメティック」に近い音になります。

  • “o” の母音が国によって若干変わります。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス例: × “cosmectic” や “costmetic” など、母音や子音を入れ替えるミスが起こりやすいので注意。

  • 名詞のときは複数形 “cosmetics” で使うことが多いが、単数扱いと混同すると誤解を招く場合があります。

  • 「化粧品」の単語としては “makeup” と混同されることもありますが、“cosmetics” のほうがフォーマルな印象。

  • TOEICや英検などでは、ビジネスシーンや美容ビジネスに関する読解・文法問題などで用いられる場合があります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語源の kosmos が「秩序」「飾り」を意味するため、「整えたり、飾ったりする」というイメージを持つと覚えやすいです。

  • “cosmetic” と聞くと「コスメ(化粧品)」が日本語でも使われているので、そこから関連づけて覚えられます。

  • 「見た目を整える」というニュアンスと、「表面的変更」というイメージをセットで覚えると、両方の用法に対応できます。

  • 連想: “cosmos”(宇宙/秩序) → 美しい秩序 → 見た目を整える → “cosmetic” としてイメージをつなげるとよいでしょう。


以上が “cosmetic” の詳細解説です。外見をきれいにするための単語ですが、転じて「見た目だけ」という否定的ニュアンスでも使われることがあるので、文脈に合わせて注意して使い分けてみてください。

意味のイメージ
cosmetic
意味(1)

(口紅・クリーム・整髪料などの)化粧品

意味(2)

化粧用の

意味(3)

あら隠しの

TOEIC英単語(TSL) / 英訳 / 4択問題

編集履歴(0)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★