最終更新日:2025/12/02

…‘を'ぎゅっとつかむ,ひったくる / (…を)ひっつかむ《+at+名》;(…に)さっと手を伸ばす《+for+名》 / 不意につかむ / 取り込む / 横取りする / 逮捕する / (人の心)をとらえる,〈人に〉強い印象を与える / を軽く飲み(食い)する / 〈...を〉大急ぎで取る,利用する

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元となった辞書の項目

grab

動詞

…‘を'ぎゅっとつかむ,ひったくる / (…を)ひっつかむ《+at+名》;(…に)さっと手を伸ばす《+for+名》 / 不意につかむ / 取り込む / 横取りする / 逮捕する / (人の心)をとらえる,〈人に〉強い印象を与える / を軽く飲み(食い)する / 〈...を〉大急ぎで取る,利用する

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私は本を棚からぎゅっとつかむ。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: grab

品詞: 動詞 (一部、名詞としても用いられる)

意味(英語): to take or seize suddenly and quickly

意味(日本語): 素早くつかむ、ひっつかむ

「grab」は、パッと手を伸ばして何かをつかむときや、瞬間的に注意や機会をとらえるときに使われます。例えば「Grab a coffee.(コーヒーをサッと買う・取る)」のように日常生活で非常に頻繁に使われる動詞です。英語学習者でも覚えると使いやすい表現が多いので、ぜひ押さえておきましょう。


  • 活用形


    • 原形: grab

    • 現在形: grab(s)

    • 過去形: grabbed

    • 過去分詞: grabbed

    • 現在分詞: grabbing


  • 他の品詞への変化例


    • 名詞形「grab」: 「ひっつかむこと」「強奪」「略奪」などの意味で使われることがあります。たとえば “take a grab at something” のように、やや口語的な表現です。


  • CEFR レベル目安: B1(中級)

    一般的な日常会話・多様な文脈でよく出てくる表現です。



2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • grab は、明確な接頭語・接尾語を含まない短い語形です。

詳細な意味


  1. 素早くつかむ / 手に取る

    例: Grab the book from the shelf. (棚から本を素早く取る)

  2. (機会やチャンスを)逃さずつかむ

    例: Grab the opportunity before it’s gone. (チャンスを逃すな)

  3. 食事を素早くとる(口語的表現)

    例: Let’s grab some lunch. (ランチをパッと食べよう)

  4. (注意などを)引く / 引き寄せる

    例: That headline really grabbed my attention. (その見出しは私の注意を強く引いた)

関連語や派生語


  • grabber: 何かをつかむ道具、人目を引くもの

  • grabbing (形容詞的に): 人目を引く、興味をそそる

よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)


  1. grab a bite(軽く食事をとる)

  2. grab a drink(飲み物をとる/一杯飲む)

  3. grab someone’s attention(誰かの注意を引く)

  4. grab a seat(席をとる)

  5. grab the chance/opportunity(チャンスを逃さずつかむ)

  6. grab hold of ~(〜をしっかりつかむ)

  7. quick grab(さっとつかむこと・パッと取ること)

  8. photo grab(写真をサッと撮ること、SNS用にさっと撮影するニュアンス)

  9. grab a towel(タオルをパッと取る)

  10. grab lunch/dinner(ランチ・ディナーを素早く食べる)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「grab」は、古ノルド語の “grap” や 中英語の “grappen” に由来するとされ、もともとは「手でしっかりつかむ」という意味を持っていました。同様の語源を持つ動詞には、他のゲルマン系言語でも似た発音・意味を持つ単語があります。

使用時のニュアンス・注意


  • 口語的でカジュアルな場面で頻繁に使われる動詞です。

  • 相手のものを「ひっつかむ」というニュアンスが強いため、時に乱暴・失礼に感じられる場合もあります。フォーマルな文章よりは、日常的でカジュアルな場面で多用されます。ビジネスメールや特に改まった場では「take」などの無難な言葉を使う方がよいでしょう。


4. 文法的な特徴と構文


  • 自動詞・他動詞

    「grab」は基本的に他動詞で「grab + 目的語」として用いられます。
    例: I grabbed the phone.(私は電話をつかんだ)


  • よく使われる構文例


    • grab + (直接目的語)

      例: Grab your coat and let’s go.

    • grab + 目的語 + from + 場所

      例: He grabbed the keys from the table.

    • grab at + 物

      例: She grabbed at the rope to avoid falling.(つかもうと手を伸ばすイメージ)


  • フォーマル/カジュアル


    • カジュアル寄り。フォーマルな文脈では “take” や “obtain” などを使うことが多い。



5. 実例と例文

日常会話 (カジュアル)


  1. “I’m going to grab some coffee. Want anything?”

    (コーヒーをさっと買ってくるけど、何か要る?)

  2. “Could you grab me a fork from the kitchen?”

    (台所からフォーク取ってきてくれる?)

  3. “Let’s grab some lunch before the movie starts.”

    (映画が始まる前にサッとランチを取ろう。)

ビジネス


  1. “Let’s quickly grab a coffee and discuss the proposal.”

    (コーヒーをさっと取って、提案について話しましょう。)

  2. “Our new feature is sure to grab the attention of potential clients.”

    (新機能は必ずや潜在顧客の注目を引くだろう。)

  3. “I need to grab a cab to get to the meeting on time.”

    (会議に間に合うようにタクシーを捕まえる必要があります。)

学術的・文章的


  1. “The study aims to grab key data on environmental changes.”

    (この研究は環境変化に関する重要なデータを得ることを目的としている。)

  2. “Her latest hypothesis has grabbed the scientific community’s interest.”

    (彼女の最新の仮説は科学者コミュニティの興味を引いた。)

  3. “The report grabs a variety of statistics from multiple sources.”

    (その報告書は複数の情報源から多種多様な統計を引き出している。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. seize(つかむ)


    • 「grab」よりもフォーマルまたは強制力が強い響き。

    • 例: seize an opportunity(機会をしっかりものにする)


  2. snatch(ひったくる)


    • 「grab」よりも急激かつやや乱暴な響き。


  3. grasp(しっかり握る)


    • 「grab」よりもしっかり、確実につかむニュアンス。


反意語


  • release(離す)

  • let go(手を離す)


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /ɡræb/

  • アクセント: 単音節なので特に意識するアクセントの移動はありません。「グラァブ」のように母音を短く発音するのがポイントです。

  • 米英差: アメリカ英語は /ɡræb/ 、イギリス英語もほぼ同じ /ɡræb/ で大きな差はありません。


  • よくある間違い: “grab” と “grub” (虫などの幼虫あるいは「食べ物」のスラング) を混同しがちなので、母音をはっきり「æ (アとエの中間音)」と発音するように注意が必要です。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “grab” は短い単語ですが、”grap” や “grub” と書き間違えがちなので注意。

  • 同音異義語との混同: 厳密には同音異義語はありませんが、”crab” と誤認・発音しないように。

  • 試験対策: TOEIC や英検などの問題では、カジュアルなシチュエーションを表す語彙問題として出現する可能性が高いです。「grab a coffee」「grab a seat」など、日常表現として押さえておきましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語感のイメージ: “グラッ!”と手を伸ばしてつかむ感じ。「グッとつかむ」→“grab” と覚えると印象に残りやすいかもしれません。

  • 連想覚え方:


    • 「グラブ」(野球のグローブ) と語感が似ている → 手でボールをつかまえるイメージと関連付ける。

    • “Grab a snack!” → おやつをサッと手に取るイメージで、口語表現をセットで覚えておく。


  • スペリングも短く、発音もしやすいので、さまざまなフレーズで使い慣れてみましょう。


以上が “grab” の詳細解説です。日常会話やビジネスシーンなど、多くの場面で使う機会がありますので、ぜひ使いこなしてみてください。

意味のイメージ
grab
意味(1)

…‘を'ぎゅっとつかむ,ひったくる / (…を)ひっつかむ《+at+》;(…に)さっと手を伸ばす《+for+》 / 不意{ふい}につかむ / 取り込む / 横取りする / 逮捕する / (人の心)をとらえる,〈人に〉強い印象を与える / を軽く飲み(食い)する / 〈...を〉大急ぎで取る(利用する)

基礎英単語(NGSL) / 英訳 / 記述問題

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