最終更新日:2025/02/25
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abdominal

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元となった辞書の項目

abdominal

(比較変化なし)腹の,腹部の

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解説

以下では、英単語「abdominal」について、できるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

英単語: abdominal

品詞: 形容詞 (adjective)

意味(英語): relating to or involving the abdomen (the part of the body that contains the digestive organs).

意味(日本語): 「腹部の」「腹部に関する」。体のうち、消化器官などが収まっているお腹の部分を指す「abdomen」に関係した形容詞です。医学的な文脈や、筋肉の話題などでよく使われます。


  • 「abdominal」は、人間や動物の「お腹周り」に関する表現として用いられます。たとえば「abdominal pain(腹痛)」「abdominal muscles(腹筋)」などが典型的な使用例です。

活用形


  • 基本形: abdominal(形容詞)

  • 副詞形: abdominally(まれに使用されますが、日常的にはあまり使いません)

  • 関連する名詞: abdomen (腹部)

「abdominal」は主に形容詞として使われますが、名詞で表すときは「abdomen」が使われます。

CEFRレベル目安

この単語は、医学・解剖学など専門的な分野で用いられることも多く、一般的な日常会話ではあまり頻繁には出てきません。したがってレベル目安としてはB2(中上級)~C1(上級)程度と言えます。


  • B2(中上級): 理解できる人が多いが、やや専門的

  • C1(上級): 専門的文脈において十分に使うことができる


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: abdomen(腹部)

  • 接尾語: -al(「~に関する」「~のような」意味を付与する形容詞化の接尾語)

派生語や類縁語


  • abdomen (名詞): 腹部

  • abdominally (副詞): 腹部に関して、腹部において(※日常での使用頻度はかなり低め)

よく使われるコロケーション(共起表現)10個


  1. abdominal pain(腹痛)

  2. abdominal muscles(腹筋)

  3. abdominal cavity(腹腔)

  4. abdominal surgery(腹部手術)

  5. abdominal organ(腹部臓器)

  6. abdominal wall(腹壁)

  7. abdominal fat(腹部脂肪)

  8. lower abdominal region(下腹部)

  9. abdominal exam(腹部検査 / 診察)

  10. abdominal scan(腹部スキャン / 検査)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「abdominal」は、ラテン語の「abdōmen(腹部)」から由来しています。そこから英語では「abdomen」となり、「~に関する」を表す接尾語「-al」がついて「abdominal」となりました。

ニュアンス・使用時の注意


  • 医療や健康分野で使われることが多く、少し専門的・フォーマルな響きがあります。日常会話で「お腹が痛い」を伝えたい場合は “I have a stomachache” などを使うことが多いですが、より専門的に「腹部に問題がある」というニュアンスを込める場合は “I have abdominal pain” を使います。

  • 口語というよりは、文章や医療関係の会話で使用されるフォーマルな単語です。


4. 文法的な特徴と構文


  • 「abdominal」は形容詞なので、通常は名詞の前に置いて使います。たとえば “abdominal pain” のように形容する対象となる名詞(pain)を後ろに置きます。

  • 医学やフォーマルな文脈で主に使われ、カジュアルな日常英会話では、前述のとおり “stomach” などより分かりやすい言葉が使われることが多いです。


5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “I’ve been experiencing slight abdominal pain after dinner.”


    • (夕食の後に軽い腹痛を感じています。)


  2. “The doctor said I should strengthen my abdominal muscles to support my lower back.”


    • (医者から、腰を支えるために腹筋を強化するように言われました。)


  3. “He mentioned an abdominal workout routine that could help flatten the stomach.”


    • (彼はお腹をへこませるのに役立つ腹筋運動のメニューについて話していました。)


(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “Our product is designed to support clients suffering from abdominal discomfort.”


    • (当社の製品は、腹部の不快感に悩むお客様をサポートするように設計されています。)


  2. “Due to her abdominal surgery, she will be working from home for two weeks.”


    • (腹部手術のため、彼女は2週間在宅勤務になります。)


  3. “The new medical device aids in precise abdominal examinations.”


    • (その新しい医療機器は、正確な腹部検査に役立ちます。)


(3) 学術・医療文脈での例文


  1. “Abdominal ultrasound is an essential diagnostic tool in gastroenterology.”


    • (腹部超音波検査は、消化器学において重要な診断ツールです。)


  2. “The study analyzed the impact of obesity on abdominal organ function.”


    • (その研究では、肥満が腹部臓器の機能に与える影響を分析しました。)


  3. “The surgeon made an incision in the abdominal wall to access the damaged organ.”


    • (外科医は、損傷した臓器に到達するために腹壁に切開を入れました。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. belly (名詞: お腹)


    • 口語的でカジュアル。「abdominal」は医学的やフォーマル、専門的。「belly」は会話でよく使われる。


  2. stomach (名詞: 胃、お腹)


    • より一般的かつ日常的な単語。腹部全体というよりは「胃」や「お腹周辺」を指すことが多い。


  3. ventral (形容詞: 腹側の、腹面の)


    • 生物学用語。腹側を指す専門的な表現。“abdominal” よりもさらに学術的・解剖学的な使い方。


反意語

「abdominal(腹部の)」に直接対になる「反意語」はあまりありませんが、身体の他の部位に関連する言葉としては「thoracic(胸部の)」「pelvic(骨盤の)」などが位置としては異なります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA表記(アメリカ英語): /æbˈdɑː.mɪ.nəl/

  • IPA表記(イギリス英語): /æbˈdɒm.ɪ.nəl/

アクセント


  • アクセントは “dom” の部分にきます。

    → ab-DOM-i-nal

発音の違い


  • アメリカ英語では “ɑ” と発音される部分が、イギリス英語では “ɒ” となります。

  • いずれも第一アクセントは “dom” の部分に置かれます。

よくある発音ミス


  • “ab-DO-min-uhl” のように後半を曖昧に言ってしまうケースが多いです。ミドルの “dom” をはっきりと強く発音するのがポイントです。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミスとして “abominal” や “abdomial” などと綴りを間違えることがあります。


    • “b” と “d” の並びに注意しましょう。


  • 「stomach」と混同して、「abdominal」を日常的な「お腹が痛い」シーンすべてに使うのはやや不自然になる場合があります。“abdominal” は特に「腹部に関連する」という専門的ニュアンスが強いと理解しておきましょう。

  • TOEIC や英検などの試験では、医学や健康に関連するテーマの長文読解パートでこの単語が出る場合があります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「abdominal」は「abdomen(腹部)」に「-al」がついて「腹部に関する」という意味の形容詞になります。

  • 「abDOMinal」とアクセント部分(“dom”)を強調して覚えると、スペリングと発音を一緒に覚えやすくなります。

  • 語源をイメージすると、「abdomen + al ⇒ お腹(abdomen)+ 関連する(-al)」という流れで理解しやすいでしょう。


以上が「abdominal」の詳細解説です。体の仕組みに関する話題や医学的な文脈でよく登場するので、関連する語(abdomen, stomach, bellyなど)とあわせて覚えておくと便利です。

意味のイメージ
abdominal
意味(1)

(比較変化なし)腹の,腹部の

学術英単語(NAWL) / 発音問題

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