最終更新日:2024/06/12
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radius

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元となった辞書の項目

radius

半径 / (行動・活動・能力なのどの)及ぶ範囲《+of+名》 / 橈骨(とうこつ)(上腕の骨の一つ)

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円の半径は5センチメートルです。

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解説

1. 基本情報と概要

英単語: radius

品詞: 名詞 (noun)

意味(英語): the distance from the center of a circle (or sphere) to its circumference, or the bone on the thumb side of the forearm.

意味(日本語): 半径、または腕の親指側にある「橈骨(とうこつ)」という骨を指します。

「radius」は幾何学では「半径」の意味で、円の中心から円周までの距離を指します。また、解剖学では前腕にある2本の骨のうち、親指側にある骨の名前としても使われます。


  • 活用形: 単数形は “radius”、複数形は “radii” (レイディアイ) または “radiuses”。

    例: one radius / two radii (または two radiuses)


  • 他の品詞例: 形容詞 “radial” (放射状の、半径方向の)

    例: radial lines (放射状の線)


  • CEFRレベルの目安: B2 (中上級)

    幾何学や生物学など専門用語的な要素があるため、英語学習者にはやや難しめの単語です。



2. 語構成と詳細な意味


  • 語構成


    • 語幹: “radi-” (ラテン語で「棒」「車輪のスポーク」「光線」を意味)

    • 接尾語: -us (名詞を形成)


  • 派生語や類縁語


    • radial (形容詞): 放射状の

    • radiate (動詞): 放射する

    • radiation (名詞): 放射、放射線


  • よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


    1. “radius of a circle” → (円の半径)

    2. “radius in geometry” → (幾何学における半径)

    3. “radius and diameter” → (半径と直径)

    4. “bone called the radius” → (「橈骨」という骨)

    5. “measure the radius” → (半径を測る)

    6. “radial symmetry” → (放射相称、放射対称)

    7. “within a 5-mile radius” → (半径5マイル以内に)

    8. “outside the radius” → (半径外に)

    9. “shorter radius” → (より短い半径)

    10. “curvature radius” → (曲率半径)



3. 語源とニュアンス


  • 語源: ラテン語「radius」(棒、車輪のスポーク、光線) に由来しています。古代ローマ時代に「棒」や「光線」といった意味合いで使われ、そこから幾何学的に「中心から外へ伸びる線」として転用されました。

  • ニュアンス・使用時の注意点:


    • 幾何学: 半径を指す場合は非常に一般的な単語です。

    • 解剖学: 腕の骨を指すときは、基本的に学術的な文章や医療関係で使われます。

    • 日常会話で「radius」を使うシーンは少ないですが、範囲をイメージさせるために「~の範囲内」という比喩的表現でカジュアルにも使われることがあります(例: “within a 10-mile radius”)。



4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞としての使い方


    • 可算名詞: 「半径」を数える場合、数えられる名詞として扱います。

    • 例: one radius, two radii

    • 「橈骨」として使う場合も可算名詞です。


  • 構文例


    • “The radius of the circle is 5 cm.” (基本的な主語 + 動詞 + 補語の構造)

    • “She fractured her radius in an accident.” (目的語として骨を指す用法)


  • フォーマル/カジュアルの使い分け


    • 半径や骨を表す際には、文章・口頭問わず使われますが、医学・工学など専門的な文脈ではフォーマルな印象があります。日常会話では「circle’s radius」や「arm bone (前腕の骨)」などと言い換えることも可能です。



5. 実例と例文

A. 日常会話 (3例)


  1. “I’m trying to find a café within a one-mile radius of the station.”

    (駅から半径1マイル以内にあるカフェを探しているんだ。)

  2. “Can you measure the radius of this pizza to see if it’s big enough for everyone?”

    (みんなに十分な大きさかどうか、このピザの半径を測ってくれる?)

  3. “He hurt his forearm, but I’m not sure if it’s the radius or the ulna.”

    (彼は前腕を痛めたんだけど、それが橈骨か尺骨かはわからないよ。)

B. ビジネスシーン (3例)


  1. “Our delivery service operates within a 10-kilometer radius around the city center.”

    (当社の配送サービスは、市の中心部から半径10キロメートル以内で運営しています。)

  2. “We need to calculate the radius of market outreach for our new product campaign.”

    (新製品キャンペーンの市場への到達範囲(半径)を算出する必要があります。)

  3. “Please confirm if the construction site is within the radius that requires special permits.”

    (その建設現場が、特別な許可を必要とする半径内かどうか確認してください。)

C. 学術的な文脈 (3例)


  1. “The radius of curvature determines how sharply a lens can bend light.”

    (曲率半径はレンズがどの程度光を曲げられるかを決定します。)

  2. “The fracture extended along the distal end of the radius bone.”

    (骨折は橈骨の遠位端に沿って広がっていた。)

  3. “When considering orbital mechanics, the radius from the planet’s center is crucial for calculating gravitational force.”

    (軌道力学を考慮するとき、惑星の中心からの半径は重力を計算するために重要になる。)


6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語


    1. diameter (直径)


      • 円の中心を通って両端を結ぶ線。radiusの2倍に相当。


    2. circumference (円周)


      • 円の外周を指す。円周長。


    3. range (範囲)


      • 単に「届く範囲」という意味の一般用語で、半径のように厳密な定義がない。



  • 反意語


    • “radius”に直接対応する明確な反意語はありません。しかし、「中心から外へ」でなく、円全体を扱う “circumference” は対比的に使われる場合もあります。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /ˈreɪ.di.əs/

  • 英語の発音:


  • 強勢(アクセント)の位置: 最初の “ra-” の部分に強勢があります。“RAY-di-us” のように発音します。

  • よくある発音の間違い: 中間の “di” を弱めて [レイジャス] などと聞こえる発音になることがあるので注意。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “radius” を “radious” と書いてしまうミスなど。

  • 同音異義語との混同: とくに同音異義語はありませんが、“radio” など音が近い単語と混同しないように注意。

  • 試験対策: TOEICや英検などの一般英語試験では頻出単語ではありませんが、理系英語や医学系英単語の範囲で出題される可能性があります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “radius” の “radi-” は “radio” や “radiate” と同じく「放射・広がり」を連想する語根です。

  • 「中心から光が放射状に広がるイメージ」を描きながら覚えると、円の中央から外周へ伸びるイメージとして定着しやすいでしょう。

  • スペリングを覚えるときは “ray (光線) + di + us” という具合に、光が伸びていくイメージに結びつけるのもよいでしょう。


以上が “radius” の詳細な解説です。学習や実践の際の参考にしてみてください。

意味のイメージ
radius
意味(1)

半径

意味(2)

(行動・活動・能力なのどの)及ぶ範囲《+of+

意味(3)

橈骨(とうこつ)(上腕の骨の一つ)

学術英単語(NAWL) / リスニング問題

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