最終更新日:2024/06/11
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loop

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元となった辞書の項目

loop

(糸・ひも・針金などで作った)輪・輪状のもの;(輪状の)湾曲部・(宙返り飛行・スケートなどで描く)輪・ループ (ある条件が成立するまで繰り返し実行される,プログラム中に記述された一連の命令のこと)・仲間、影響}を受け合う間柄・同列の立場・「keep誰々in the loop」として、「keep誰々informed:情報を(人)に絶えず提供し続ける、報告を(人)に欠かさない、(人)に逐次連絡する、(人)に常に通知する」・避妊リング; (鉄道・電線などの)環状線(loop line)・…‘を'輪にする,輪で囲む・…‘を'輪で結ぶ,輪で締める《+up+名,+名+up》・輪になる,輪を描く

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解説

1. 基本情報と概要

単語: loop

品詞: 名詞、動詞(他動詞・自動詞としても使用されることがある)

CEFRレベル目安: B1(中級)


  • 日常会話や文章で比較的よく見かける単語ですが、いくつかの意味や用法を覚える必要があるため、中級レベルとしています。

意味(英語)


  1. (名詞) A shape produced by a curve that bends around and crosses itself, forming a circle or ring-like shape.

  2. (名詞) A sequence in programming that repeats instructions until a certain condition is met.

  3. (動詞) To form something into a loop, or to move in a circular path or pattern.

意味(日本語)


  1. (名詞) 一つの線が曲がって輪のようになっている形、または環状のもの。


    • 「ひもが輪っか状になったり、道が環状になっているイメージです。」


  2. (名詞) プログラミングや機械の文脈で使われる「繰り返し処理」のこと。


    • 「同じ処理を一定条件で何度も繰り返すときに使われます。」


  3. (動詞) 物を輪の形にしたり、円のように回す動作を指す。


    • 「輪を作りたいときや、同じ場所をぐるぐる回るような動作のときに使われる表現です。」


活用形


  • 動詞形:


    • 原形: loop

    • 三人称単数現在形: loops

    • 過去形: looped

    • 過去分詞形: looped

    • 現在分詞形: looping


他の品詞形


  • 形容詞: loopy(混乱した、頭がぼんやりした、または輪っかのようにぐるぐるした)


    • 例: He seemed a bit loopy after staying up all night.



2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹 (loop): 「輪・環」を指す基本部分です。

  • 接頭語・接尾語: 特に顕著な接頭語・接尾語はありませんが、 “-y” を付けた “loopy” などが派生語として使われます。

派生語・関連語


  • loophole (名詞): 法律などの抜け穴、抜け道

  • loopy (形容詞): 頭がぼんやりした、またはぐるぐるした状態を表す

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. “feedback loop” – (フィードバックループ)

  2. “infinite loop” – (無限ループ)

  3. “enter a loop” – (ループの状態になる)

  4. “exit a loop” – (ループから抜け出す)

  5. “loop around” – (ぐるっと回る)

  6. “keep someone in the loop” – (人を情報共有の中に入れておく)

  7. “data loop” – (データのループ、システム間の繰り返し接続)

  8. “loop the tape” – (テープを繰り返し再生する)

  9. “closed loop” – (閉鎖ループ/閉回路)

  10. “open loop” – (開ループ/開回路)


3. 語源とニュアンス


  • 語源:

    英語の “loop” は中世フランス語 “loupe(袋、小塊の意味)” やスコットランドの方言など複数の起源を経て、現在の“loop”に定着したと言われています。古くは「小さな穴」や「塊」を指す意味から、「輪っか」を表すようになったと考えられます。


  • ニュアンス:


    • 視覚的には「輪を作ること」「円を描くこと」を強く示す単語です。

    • プログラミングや電子制御などの技術的な場面では「繰り返す処理」や「循環構造」を意味します。

    • カジュアルな表現「keep someone in the loop」はビジネスでもよく使われ、「情報共有をし続ける」「仲間外れにしない」ニュアンスを持ちます。


  • 使用時の注意点:


    • 口語・文章の両方で使われますが、ビジネスや技術的な文脈(エンジニアリングなど)でも頻繁に登場します。

    • 「輪」の意味か「繰り返し処理」の意味かは文脈によって決まるので、混同しないようにしましょう。



4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞として:

    可算名詞として扱われる場合が多いです。例: “a loop of string” (ひとつの輪っか)


    • 複数形: loops


  • 動詞として:


    • 他動詞の場合: “She looped the thread around the needle.”

    • (主語が糸などを輪っか状にする・回す)

    • 自動詞の場合: “The road loops around the lake.”

    • (主語自身がぐるっと回る/円を描く)


一般的な構文やイディオム


  • keep (someone) in the loop: 「最新情報を共有し続ける」

  • out of the loop: 「情報から外されている、知らされていない」

  • loop back to ~: 「再び~に戻る、(議論などが)元に戻る」


5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. “Can you tie a secure loop in this rope so we can hang the lantern?”


    • 「このロープにしっかりした輪っかを作って、ランタンを吊るせるようにしてくれる?」


  2. “I keep getting stuck in a loop of watching cat videos online.”


    • 「オンラインで猫動画を見て、ずっと無限ループにハマってるよ。」


  3. “Could you loop around the block once more to find a parking space?”


    • 「駐車スペースを探すために、もう一周そのブロックを回ってくれる?」


ビジネスでの例文(3つ)


  1. “Let’s keep everyone in the loop regarding the project’s progress.”


    • 「プロジェクトの進捗について、全員に情報共有を続けましょう。」


  2. “The system entered an infinite loop because of a coding error.”


    • 「プログラムのエラーが原因でシステムが無限ループに陥りました。」


  3. “He looped me into the email chain so I could stay updated.”


    • 「最新情報を得られるように、彼はメールのやり取りに私を追加してくれました。」


学術的・技術的な例文(3つ)


  1. “In this experiment, we constructed a feedback loop to measure temperature changes.”


    • 「この実験では、温度変化を測定するためにフィードバックループを構築しました。」


  2. “Make sure the loop terminates properly to avoid unnecessary resource usage.”


    • 「不要なリソース消費を防ぐために、ループが正しく終了するようにしてください。」


  3. “Biologists have observed loop formations in certain protein structures.”


    • 「生物学者たちは、特定のタンパク質構造においてループ状の形成を観察しています。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. circle (輪)


    • 全体が完全な円形を指すニュアンス。 “loop” は曲線構造全般を指す。


  2. ring (指輪、輪)


    • 円形の物全般を指すが、特に硬い輪のイメージに使われる。


  3. coil (コイル、巻きつけ)


    • 何かをぐるぐる巻きつけた形。輪が連続しているイメージ。


  4. spiral (らせん)


    • 螺旋状にぐるぐる回りながら上や下に進む形。平面的にぐるっとしているループとは異なる。


反意語


  • 明確な「アンチループ」のような単語は存在しないが、文脈としては “straight line” や “direct route” など「まっすぐ」「一直線」などが対立概念として使われる場合がある。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA):


    • イギリス英語: /luːp/

    • アメリカ英語: /luːp/


  • 強勢(アクセント)の位置:


    • 1 音節の単語なので、特に意識するアクセント位置はありませんが、母音の /uː/ をしっかりのばすことがポイント。


  • よくある発音の間違い:


    • /lʊp/ (ルプ) と短めに発音してしまうことがあるが、正しくは舌をしっかり引いて長い「ルー」(loo-p) にする。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “loop” を “lop” や “loopo” などと綴らないように注意。

  • 同音異義語との混同: ほとんどありませんが、 “loup” (フランス語起源の単語、英語ではなじみが薄い) とか “loupe” (拡大鏡) などがスペルが似ています。

  • 試験対策: TOEIC や英検などでは “keep someone in the loop” といったイディオムが問われることがあるので、押さえておきましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「ループ = 輪」で覚えるとわかりやすい。 “loop” の “oo” は丸い輪っか2つが並んだイメージ。

  • プログラムのループを想像すると、「繰り返す」イメージが自然と結びつきやすい。

  • “keep someone in the loop” は「みんなのわ(輪)の中に入れておく」イメージで覚えると便利。


以上が “loop” の詳細解説です。輪や繰り返し構造のイメージをしっかり押さえて、さまざまな文脈で使いこなしてください。

意味のイメージ
loop
意味(1)

(糸・ひも・針金などで作った)・輪状のもの;(輪状の)湾曲部・(宙返り飛行・スケートなどで描く)輪・ループ (ある条件が成立するまで繰り返し実行される,プログラム中に記述された一連の命令のこと)・仲間、影響}を受け合う間柄・同列の立場・「keep誰々in the loop」として、「keep誰々informed:情報を(人)に絶えず提供し続ける、報告を(人)に欠かさない、(人)に逐次連絡する、(人)に常に通知する」・避妊リング; (鉄道・電線などの)環状線(loop line)・…‘を'輪にする,輪で囲む・…‘を'輪で結ぶ,輪で締める《+up+名,++up》・輪になる,輪を描く

学術英単語(NAWL) / リスニング問題

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