最終更新日:2025/11/10
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【名/C】記述語;記述子

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元となった辞書の項目

descriptor

【名/C】記述語;記述子

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解説

1. 基本情報と概要

英単語: descriptor

品詞: 名詞 (countable noun)

意味(英語): A word or piece of information that describes or identifies something.

意味(日本語): 何かを説明・識別するための単語や情報のこと。

「descriptor」は、主に技術的・学術的な文脈で使われることが多い単語です。ファイルの属性を示す「ファイル記述子」や、物事を抽象化して表す「属性記述子」など、何かの情報を“記述”する役割を持つときに使われるイメージです。


  • 活用形:


    • 複数形: descriptors


  • 他の品詞形:


    • 動詞: describe(説明する)

    • 名詞: description(説明・描写)、describer(説明する人 - ただし用例は少ない)

    • 形容詞: descriptive(説明的な)


CEFRレベル目安:


  • B2(中上級): 条件にもよりますが、学術用途や技術文書で使われる比較的専門的な単語のため、中上級レベル以上で自然に理解できる単語と考えられます。


2. 語構成と詳細な意味

語構成:


  • describe(「説明する」の意)という動詞の語幹 “describ-”

  • -tor(何かを行うもの、または役割を示す名詞を作る接尾語)

したがって、「ある対象を記述するもの」というニュアンスが含まれています。

派生語や類縁語:


  • description(説明、描写)

  • descriptive(説明的な)

  • describe(説明する)

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(日本語訳付き):


  1. file descriptor(ファイル記述子)

  2. memory descriptor(メモリ記述子)

  3. property descriptor(プロパティ記述子)

  4. attribute descriptor(属性記述子)

  5. function descriptor(関数記述子)

  6. image descriptor(画像特徴量/記述子)

  7. descriptor table(ディスクリプタテーブル)

  8. descriptor set(ディスクリプタセット)

  9. descriptor protocol(ディスクリプタプロトコル)

  10. data descriptor(データ記述子)


3. 語源とニュアンス

語源:


  • ラテン語の “describere”(書き下す、説明する)から派生した “describe” に、名詞を作る接尾語 “-tor” が組み合わさったものとされています。

歴史的な使用:


  • “descriptor” は比較的新しい技術的用語で、特にコンピューターサイエンスやデータ管理などの分野で用いられるようになりました。

使用時の注意点・ニュアンス:


  • 主に 学術的技術的フォーマル な場面で使用されることが多いです。

  • 日常会話で「descriptor」という単語は滅多に聞かれませんが、専門領域(例: プログラミング、データベース、言語学)では頻繁に使われる重要なワードです。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 可算名詞として扱う


    • 例: “We have multiple descriptors for this dataset.”


  2. フォーマルあるいは技術的な文脈に多い


    • レポート、論文、技術ドキュメントなどでの使用が一般的です。


典型的な構文上のポイント:


  • “(something) is described by the following descriptor.”

  • “(something) has a descriptor that explains its attributes.”

イディオム:


  • 特定のイディオムは少ないですが、IT分野では「file descriptor」や「desriptor protocol」などの用語的表現がイディオムに近い形で使われることがあります。


5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “Could you add a short descriptor for each photo in the album?”

    (アルバムの各写真に簡単な説明文を付けてくれる?)


  2. “I need a better descriptor to explain how this device works.”

    (この装置の働きを説明するのに、もっといい説明文が必要だな。)


  3. “The label on this jar is too vague; we need a proper descriptor.”

    (この瓶のラベルは曖昧すぎるよ。ちゃんとした説明が必要だね。)


(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “Each product in our inventory needs a descriptor for the online listing.”

    (オンラインリスト用に在庫のそれぞれの商品に説明文が必要です。)


  2. “The job advertisement requires a concise descriptor of the position’s responsibilities.”

    (求人広告には、職務内容を簡潔に示す説明文が必要です。)


  3. “Our analytics tool uses a descriptor-based system to categorize customer data.”

    (当社の分析ツールは顧客データを分類するためにディスクリプタベースのシステムを使っています。)


(3) 学術・技術的文脈での例文


  1. “In computer graphics, an image descriptor helps identify unique features of an object.”

    (コンピュータグラフィックスでは、画像記述子が物体の独自の特徴を識別するのに役立ちます。)


  2. “The linguistics paper introduced a new descriptor for verb classification.”

    (その言語学の論文は動詞を分類するための新しい記述子を提示した。)


  3. “We implemented a property descriptor in our code to manage object attributes dynamically.”

    (オブジェクトの属性を動的に管理するために、私たちはプログラム内でプロパティ記述子を実装しました。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. label(ラベル)


    • 日常的なモノの名称付けや短い呼称。よりカジュアルに使われる。


  2. tag(タグ)


    • データや情報の簡易的な目印として使われる。ウェブ上やファイル管理でよく用いられる。


  3. identifier(識別子)


    • 一意に何かを識別するために付与される名称。プログラミングで変数名などを指す場合も。


  4. description(説明)


    • 鮮明に描写する意味を強調するが、「descriptor」より広い概念。


反意語


  • indescribable(言葉では表現できない)


    • 「何とも言いようがない」といった意味合いで、直感的には “descriptor” の対極にある語ですが、文法上の役割は異なります。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /dɪˈskrɪptər/

  • 音の強勢: 「di-SCRIP-tor」で「scrip」の部分を強めに発音

  • アメリカ英語とイギリス英語の違い: 大きな違いはありません。

  • よくある発音ミス:


    • “de” と冒頭を濁らせずに [də] と発音してしまうケース

    • “script” 部分を /sk/ ではなく /sh/ のように発音してしまうケース



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペリングミス: “descripter” や “desriptor” と綴ってしまう。

  • 同音異義語との混同: 同音異義語はあまりありませんが、“script” の部分への誤解(“subscription” などへの混同)が起こりやすい。

  • 試験対策:


    • TOEICや英検ではあまり頻出ではありませんが、技術的な文章やスコープが広い英語試験(IELTS、TOEFLなど)で専門用語が登場する場合には留意が必要です。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “descriptor”は“describe”+“-tor” → “何かを説明するためのもの”

  • 目印として「D + SCRI + PT + OR」と区切って響きを覚えると混乱を防ぎやすい。

  • 技術文書や学術論文内で超頻出ワードなので、プログラミングやまずはファイル管理関連などで見かけたら「何かの性質・属性を表す分かりやすい‘記述子’なんだな」と理解しておくと定着しやすいでしょう。


以上が“descriptor”の詳細解説です。特に技術的な場面で頻繁に遭遇する単語なので、ぜひコンテクストに合わせて使いこなしてみてください。

意味のイメージ
descriptor
意味(1)

《言語》 記述語(検索のキーワードとなる語句や記号)

意味(2)

記述子

学術英単語(NAWL) / 和訳 / 単語カード問題

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