最終更新日:2025/11/12
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を欺く / をだます / を裏切る / 欺く/人をだます

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元となった辞書の項目

deceive

動詞

を欺く / をだます / を裏切る / 欺く/人をだます

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彼は嘘で私をだますことを試みた。

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解説

動詞「deceive」の詳細解説

1. 基本情報と概要

英語表記: deceive

品詞: 動詞 (他動詞)

意味(英語): To cause someone to believe something that is not true, typically in order to gain some personal advantage.

意味(日本語): 人をだまして本当ではないことを信じさせること。多くの場合、自分に都合のよいようにごまかす・詐欺をはたらくようなニュアンスです。

「deceive」は、「人をだます」「うそをつく」というニュアンスを持ちます。意図的に誤った情報を与えて、相手を誤解させたり、利用したりするといった使われ方をします。


  • 活用形:


    • 原形: deceive

    • 現在形: deceives (三人称単数)

    • 現在分詞: deceiving

    • 過去形: deceived

    • 過去分詞: deceived


  • 他の品詞の形:


    • 名詞: deception (だます行為、欺瞞)

    • 形容詞: deceptive (人をだますような、誤解させるような)


  • CEFRレベル: B2(中上級)


    • B2:中上級レベルの単語であり、ある程度語彙を習得している学習者が使う印象です。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹: ceive (ラテン語の capere 「捕らえる、つかむ」から派生した変形)

  • 接頭語: de- (反転・否定・逆方向を示すことが多い。ここでは「悪い方向に」、「誤った方向に」のようなニュアンス)

関連語と派生語


  • deception (名詞): 欺瞞、騙すこと

  • deceptive (形容詞): 騙すような、誤解を招く

  • deceptively (副詞): 一見すると…のように見えるが、実は違う、というニュアンス

コロケーション(共起表現)10選


  1. deceive someone’s trust (人の信頼を裏切る)

  2. deliberately deceive (意図的にだます)

  3. be deceived by appearances (見かけに騙される)

  4. attempt to deceive (だまそうと試みる)

  5. feel deceived (騙された気持ちになる)

  6. deceive the public (世間を欺く)

  7. deceive oneself (思い込みなどで自分自身を欺く)

  8. cunningly deceive (巧妙にだます)

  9. emotionally deceive (感情的に騙す)

  10. a plan to deceive (だます計画)

3. 語源とニュアンス


  • 語源: ラテン語の dēcipere(=de + capere「捕まえる・つかむ」)に由来します。相手をつかまえて自分の都合のよいように扱う、というイメージがもともとの語源です。

  • ニュアンス:


    • 「裏切り」や「ごまかし」のイメージが強い

    • 文章でも口語でも使われますが、「フォーマル寄り」にはやや堅い響きがあります。

    • 「trick」「cheat」より少しフォーマルかつ広範囲に使われる語です。


4. 文法的な特徴と構文


  • 他動詞として使われ、目的語に「だまされる対象」がきます。


    • 例: Someone deceived me. (誰かが私をだました。)


  • 構文上のポイント:


    • deceive + 目的語 + into doing ~ (目的語をだまして~させる)

    • 例: He deceived her into signing the contract. (彼は彼女をだまして契約書に署名させた。)


  • イディオム・定型表現:


    • deceive oneself: 自分を欺く(自分は正しいと思い込む、勘違いする)

    • be deceived by appearances: 外見に惑わされる


5. 実例と例文

日常会話での例文(3例)


  1. “I can’t believe he tried to deceive me about his age!”

    「彼が年齢について私をだまそうとしたなんて信じられないよ!」

  2. “Don’t deceive yourself into thinking you can do it all alone.”

    「一人ですべてできると思い込んで自分をだまさない方がいいよ。」

  3. “They deceived me by promising free tickets.”

    「彼らは無料チケットを約束して私をだましたんだ。」

ビジネスシーンでの例文(3例)


  1. “The company was accused of deceiving consumers with false advertising.”

    「その企業は誤った広告で消費者をだましたとして告発されました。」

  2. “We must ensure we don’t deceive our clients, intentionally or not.”

    「意図的であれそうでなかれ、顧客をだますようなことは絶対にしてはいけません。」

  3. “He was fired for deceiving the shareholders about the financial reports.”

    「彼は財務報告について株主をだましたとして解雇されました。」

学術的/フォーマルな例文(3例)


  1. “It is unethical to deceive participants in a psychological experiment without informed consent.”

    「心理学の実験で、被験者の同意なしに彼らをだますことは非倫理的です。」

  2. “Philosophers often discuss to what extent our senses can deceive us.”

    「哲学者たちはしばしば、私たちの感覚がどの程度まで私たちを欺くことができるのかを議論します。」

  3. “Historical accounts reveal numerous instances where propaganda was employed to deceive the public.”

    「歴史的記録は、世間を欺くためにプロパガンダが用いられた多くの事例を示しています。」

6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. trick(だます)


    • より軽いニュアンスで日常的に使われる。子どものいたずらなどにも。


  2. cheat(ずるをする/だます)


    • 試験で不正をする、恋人を裏切るなどの場合によく使われる。


  3. fool(バカにする/だます)


    • 軽蔑やからかいのニュアンスが比較的強い。


  4. mislead(誤った方向に導く/誤解させる)


    • 意図せずに誤解を招く場合などにも使う。


  5. con(信用詐欺をする/だます)


    • 俗っぽいニュアンスがあり、詐欺師が人をだますときによく使われる。


反意語


  • be honest(正直である)

  • tell the truth(真実を伝える)

7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /dɪˈsiːv/


    • アメリカ英語: ディスィーヴ (dih-SEEV)

    • イギリス英語: ディスィーヴ (dih-SEEV)


  • 強勢(アクセント): 第2音節の “-ceive” に強調があります。

  • よくある発音ミス: 「di-ceive」のように /daɪ/ と発音しないよう注意。/dɪ/ と短く発音します。

8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “deceive” は “ei” の組み合わせが逆転しやすい (“decieve” など)。


    • “i before e except after c” という綴りのルールを思い出すとよいです。


  • 同音異義語との混同: 特にはありませんが、スペリングが似ている “perceive” (知覚する) などと混同しないよう注意。

  • 試験対策: TOEICや英検では、ビジネス文脈や倫理的なトピックで「だます」「うそをつく」といった文脈で出題される可能性があります。

9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 覚え方のコツ: “de-ceive” で “down + take” のイメージ。「相手を下に引きずり下ろして自分に有利にする」と考えると覚えやすいかもしれません。

  • イメージの活用: “受け取る(ceive)”相手に誤った情報を差しあげる(de-)感じと考えてみると、だますニュアンスを連想しやすいです。

  • テクニック: “i before e except after c” のスペリングルールを使って、cの後なので “-ceive” の形になると押さえておくとミスを防ぎやすいです。


これらを踏まえて「deceive」は、相手を意図的に誤解させる、うそをついてだますというニュアンスを持つ動詞と理解すると、文脈での使い分けがしやすくなります。

意味のイメージ
deceive
意味(1)

〈人〉'を'欺く,だます,裏切る

意味(2)

欺く,人をだます

学術英単語(NAWL) / 和訳 / 単語カード問題

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