最終更新日:2025/11/12
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(液体・ガスなどの流れを調節する)バルブ,弁 / (血液の流れを調節する)弁,弁膜 / (管楽器の)バルブ / (2枚貝の)から,貝がら / 《英》真空管

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元となった辞書の項目

valve

(液体・ガスなどの流れを調節する)バルブ,弁 / (血液の流れを調節する)弁,弁膜 / (管楽器の)バルブ / (2枚貝の)から,貝がら / 《英》真空管

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液体の流れを調節するためにバルブを回してください。

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解説

1. 基本情報と概要

英単語: valve

品詞: 名詞(可算名詞)

日本語の意味: 弁(べん)、バルブ


  • 「valve」は、液体や気体の流れを制御したり遮断したりする装置を指す英語です。心臓の弁やエンジン内のバルブなど、流体を制御する役割を担う部品として使われます。

  • 「こういう場面で使われる、こういうニュアンスの単語です」 → 主に機械工学や配管、医学(心臓の弁)など、技術的な場面や専門的な分野でよく登場しますが、日常会話でも機械構造について説明する際には出てくることがあります。

活用形:


  • 単数形: valve

  • 複数形: valves

  • 動詞形(あまり一般的ではないが技術文書などで使われる場合もある): valve (valved, valving)

CEFRレベルの目安: B2(中上級)


  • 日常会話ではあまり使わないが、技術的・専門的な文脈では重要になる単語です。

2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹: valve


    • 接頭語・接尾語は特に含まれていませんが、「-valve」が専門用語として複合語の形で使われる場合があります(例: check-valve、ball-valve など)。


  • 派生語や関連語:


    • “valvular” (形容詞) → 心臓弁などの弁に関する、弁状の

    • “to valve” (動詞) → バルブを取り付ける、またはバルブ機能を持たせる(専門的な用法)


よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. heart valve(心臓弁)

  2. safety valve(安全弁)

  3. pressure valve(圧力弁)

  4. control valve(制御弁)

  5. check valve(逆止弁)

  6. valve failure(弁の故障)

  7. valve replacement(弁の交換)

  8. valve seat(弁座/バルブシート)

  9. valve stem(弁棒/バルブステム)

  10. open/close a valve(バルブを開ける/閉める)

これらのコロケーションは、機械や心臓の仕組みなど、専門分野で頻繁に使われる表現です。

3. 語源とニュアンス


  • 語源: ラテン語の “valva”(両開き戸)から来ているとされ、「両方に開閉できる部品」というイメージが語源です。

  • 歴史的用法: 古代より“valve”という単語は、扉のように開閉が可能な構造を指す言葉として用いられ、その後、医学(特に心臓弁)や機械構造などに拡張されています。

  • ニュアンス:


    • 技術/医学的でやや専門用語的な響きがあります。

    • 日常会話では、例えば「水道の元栓」や「ガスのバルブ」などのように実用的な文脈で使われますが、それほど頻出ではありません。


  • 使用時の注意点:


    • 文章(書き言葉)・専門文書でよく見られます。

    • 会話でも使う場合がありますが、一般人同士のカジュアルな会話よりは、少しフォーマル または技術的な話題で多用される印象です。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞として


    • 可算名詞 (a valve, two valves...)

    • 「バルブを開く」「バルブを閉じる」のように他の動詞(open、close)と一緒に用いられます。


  • 動詞として


    • 稀に専門的な文献や技術文書で用いられる (“to valve the system properly”など)。


一般的な構文例


  • (主語) + open/close + the valve.


    • 例: “Please open the valve to release pressure.”


  • (主語) + install + a valve + (in/on 場所).


    • 例: “We installed a new valve in the pipeline.”


5. 実例と例文

日常会話 (3例)


  1. “Could you check if the water valve under the sink is turned off?”


    • (シンクの下の水道バルブが閉まっているか確認してくれる?)


  2. “I think the gas valve in the kitchen might be leaking.”


    • (キッチンのガスバルブが漏れているかもしれない。)


  3. “Don’t forget to open the valve before you start the dishwasher.”


    • (食器洗い機を使う前にバルブを開けるのを忘れないでね。)


ビジネス (3例)


  1. “The technician recommended replacing the damaged valve to ensure optimal performance.”


    • (技術者は最適な性能を保つために、損傷したバルブを交換することを推奨しました。)


  2. “Our supplier can provide a better deal on safety valves if we order in bulk.”


    • (安全弁をまとめ買いすれば、仕入れ業者がより良い条件を提示してくれます。)


  3. “Maintenance reports indicate that the control valve needs inspection every six months.”


    • (保守報告書によると、この制御弁は半年ごとに点検が必要です。)


学術的な文脈 (3例)


  1. “Malfunction of a heart valve can lead to serious cardiovascular issues.”


    • (心臓弁の機能不全は重篤な心臓血管系の問題を引き起こす可能性があります。)


  2. “A pressure valve plays a critical role in regulating flow within a closed system.”


    • (圧力弁は、閉鎖系内の流れを調節するために重要な役割を担っています。)


  3. “Valvular diseases have been extensively studied in medical research.”


    • (弁疾患は医学研究において広範囲に研究されています。)


6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語:


    • “tap” (蛇口): 液体を出したり止めたりする部分を指し、日常では「水道の蛇口」としてよく使われます。ただし構造としての「弁」とはニュアンスが異なります。

    • “stopcock” (止水栓): 主に配管内の水を止める装置。同じく流体を制御しますが、おもに水道系で使われます。

    • “vent” (通気口/排気口): 流体を排出または換気するための開口部。弁のように“開閉機能”が強調されることは少ないです。


  • 反意語:


    • 厳密な反意語はありませんが、強いて挙げるなら「opening(ただの開口部)」や「passage(通り道)」など、遮断要素のない通り道が対比的です。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /vælv/


    • アメリカ英語: [vælv](“ヴァルヴ”のように、末尾の /v/ がやや強い)

    • イギリス英語: [vɑːlv](/ɑː/ の発音がやや長めになる場合も)


  • 強勢(アクセント): “valve” の1音節目 “val” に強勢があります。

  • よくある発音の間違い:


    • /valve/ の末尾を [b] や [f] で終わらせてしまうなど。/v/ の子音発音に注意しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「valve」を「valvee」や「valv」としてしまうミスに注意してください。

  • 同音異義語との混同: “valve” と似た音を持つ身近な単語はあまり多くありませんが、/v/ の音に慣れていない学習者は “bulb” (電球) や “bulge” (ふくらみ) などとの混同に注意。

  • 試験対策: 専門用語として、TOEICや大学入試、工学分野の英語などで出題されることがあります。医学・機械系の文章の読解で登場する可能性が高いです。

9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • ラテン語の「両開き戸」というイメージを思い浮かべると、“開いたり閉じたりする装置”として覚えやすいです。ドアのように“バタン”と開閉するイメージで“valve”を頭に入れると理解が深まります。

  • スペルは “v-a-l-v-e” で、前半と後半が似たような構成になっている(val + ve)と覚えると書き間違いを防げます。

  • 発音では “ヴァルヴ”と「最後まで /v/ をしっかり出す」と意識することで混同を防ぎます。


以上が「valve」の詳細な解説です。心臓から産業機械まで幅広い分野で登場する重要な語彙なので、専門的な文脈で特によく使われることを覚えておくと便利です。

意味のイメージ
valve
意味(1)

(液体・ガスなどの流れを調節する)バルブ,弁

意味(2)

(血液の流れを調節する)弁,弁膜

意味(3)

(管楽器の)バルブ

意味(4)

(2枚貝の)から,貝がら

意味(5)

《英》真空管

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