最終更新日:2025/11/14
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(書類などを入れる)折りかばん,書類かばん / 大臣の職務 / (所有する)有価証券の明細表・ポートフォリオ (金融資産の総体);

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元となった辞書の項目

portfolio

名詞

(書類などを入れる)折りかばん,書類かばん / 大臣の職務 / (所有する)有価証券の明細表・ポートフォリオ (金融資産の総体);

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解説

名詞 “portfolio” の徹底解説


1. 基本情報と概要

英語: portfolio

品詞: 名詞 (countable noun)

意味(英語 / 日本語)


  • 英語: A collection of works or documents that represent a person's skills, accomplishments, or assets. It can also refer to a range of investments held by an individual or organization.

  • 日本語: ポートフォリオ。作品集、または投資における資産構成などを指します。例えば、デザイナーが自分の制作物をまとめたファイルを「portfolio」と言いますし、金融の分野では、投資対象の組み合わせ全体を表すときに使います。

「作品集」というニュアンスの場合は、就職やプレゼンの場面で、自分のスキルや実績をアピールするためにまとめたものとして使われます。

「投資の資産構成」というニュアンスの場合は、保有銘柄や金融商品の一覧として用いられます。

活用形


  • 単数形: portfolio

  • 複数形: portfolios

※通常は名詞として使われますが、形容詞的に「portfolio manager(ポートフォリオ・マネージャー)」などの表現で使われることもあります。

他の品詞形


  • 直接的に “portfolio” が動詞形や形容詞形になることはありません。ただし、「ポートフォリオ管理 (portfolio management)」のように他の名詞と組み合わせて形容詞的に使われる場合はあります。

CEFRレベル


  • B2(中上級)

    専門用語としてやや難しい単語ですが、特にビジネスや金融、アーティスト/デザイナーの就職活動でもよく登場します。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • port: ラテン語「portare(運ぶ)」に由来

  • folio: ラテン語「folium(葉、紙)」に由来

もともと、紙の束(folio)を持ち運ぶ(port)入れ物を指していたのが “portfolio” です。

派生語や類縁語


  • Portfolio management: ポートフォリオ管理

  • Portfolio manager: ポートフォリオ・マネージャー(投資管理者)

  • Digital portfolio: デジタル作品集

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. “build a portfolio” – ポートフォリオを構築する

  2. “diversify a portfolio” – ポートフォリオを分散化する

  3. “portfolio of products” – 製品のラインナップ

  4. “manage one’s portfolio” – ポートフォリオを管理する

  5. “investment portfolio” – 投資ポートフォリオ

  6. “art portfolio” – アート作品集

  7. “design portfolio” – デザイン作品集

  8. “portfolio review” – ポートフォリオ審査

  9. “professional portfolio” – プロフェッショナルな作品集/実績ファイル

  10. “portfolio website” – ポートフォリオサイト


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語由来の “port” (担ぐ、運ぶ) + “folio” (紙の束) が組み合わさり、書類や作品などをまとめて持ち歩くケースやその中身を指すようになりました。

ニュアンス・使用時の注意点


  • アートやデザインの分野: 自分の作品例をコンパクトにまとめ、プレゼンや就職などの際に用いる。

  • 投資・金融の分野: 自分・企業の保有する金融資産の構成。

  • カジュアルかフォーマルか: どちらにも対応しますが、投資関係で使う際はフォーマルな文脈が多く、デザイン作品集などでは比較的カジュアルにも使えます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 数えられる名詞(可算名詞): “a portfolio” / “two portfolios” のように使います。

  • フォーマル/カジュアルを問わず、書類や作品を指すときにも、所有格を付けて “my portfolio,” “her portfolio,” のように表記可能です。

一般的な構文


  • “I have a portfolio of my artworks.”

  • “We need to diversify our portfolio.”

  • “Could you send me your portfolio?”


5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. “I’ve been working on my portfolio all week. I want to show it to my friends.”

    (一週間ずっとポートフォリオを作っているんだ。友達に見せたいんだよね。)


  2. “Do you have a portfolio of your photography? I’d love to see your style.”

    (写真のポートフォリオはある? あなたのスタイルを見てみたいの。)


  3. “She keeps her design portfolio updated on her website.”

    (彼女はデザインのポートフォリオを常にウェブサイトで更新しているよ。)


ビジネスでの例文(3つ)


  1. “It’s important to maintain a diversified investment portfolio to reduce risks.”

    (リスク軽減のために、投資ポートフォリオを分散化するのは重要だ。)


  2. “Our company’s product portfolio covers multiple industries.”

    (当社の製品ポートフォリオは、多岐にわたる業界をカバーしている。)


  3. “Could you present your portfolio at the meeting next week?”

    (来週の会議で、あなたのポートフォリオを発表してもらえますか?)


学術的・専門的な文脈での例文(3つ)


  1. “According to the latest research, portfolio optimization can significantly enhance returns.”

    (最新の研究によると、ポートフォリオの最適化によってリターンを大幅に向上させることができる。)


  2. “In our design course, students must submit a portfolio at the end of the semester.”

    (デザインコースでは、学期末にポートフォリオを提出する必要がある。)


  3. “The art curator reviewed over 50 portfolios before selecting the final exhibits.”

    (アートキュレーターは最終展示を選ぶ前に、50以上のポートフォリオをチェックした。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. collection (コレクション): まとまった作品やアイテムの集まり。ただし「portfolio」はより整然と整理された、公式な印象が強い。

  2. file (ファイル): 書類や情報をまとめたもの。フォーマル・カジュアル問わず汎用的。

  3. dossier (文書ファイル、調査記録): ある特定のトピックに関する文書の集まり。公的・調査目的のニュアンスが強い。

反意語


  • 直接的な反意語はありませんが、「空っぽの状態」を示す言葉は “absence of a portfolio” などで表現します。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA(アメリカ英語): /pɔːrtˈfoʊ.li.oʊ/

  • IPA(イギリス英語): /pɔːtˈfəʊ.li.əʊ/

アクセント


  • 第2音節の “for” または “fo” が強めに発音されます。

発音上の注意


  • アメリカ英語: “pohrt-FOH-lee-oh” (ポートフォーリオ)

  • イギリス英語: “port-FOH-lee-oh” (ポートフォリオに近い)

  • “r” の発音や「フォー/フォウ」の母音が曖昧になりやすいので注意しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペリングミス: “protfolio” や “portfolo” と間違える人がいます。

  • 発音の混同: “port” が日本語の「ポート」に引きずられて “potfolio” のように濁る場合があります。

  • TOEICや英検などでの出題傾向: ビジネスや金融に関連する長文で、「ポートフォリオをどのように管理するか」などの文脈で読解問題に出ることがあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「port(運ぶ)+ folio(紙の束)」 = 「書類などをまとめて運ぶもの」とイメージすると覚えやすいです。

  • 「作品集」や「投資の一覧表」をすぐに思い浮かべるように、自分の写真・イラスト・文書などをまとめた“フォルダ”のイメージとセットで覚えると定着しやすいでしょう。

  • 「ポートフォリオ」を表すアイコンやイメージ(フォルダ型のケースやグラフなど)と結びつけて覚えると、一度で印象に残りやすいです。


以上が “portfolio” の詳しい解説です。ビジネスからアートまで広く使われる単語なので、しっかりと使い分けを身につけましょう。

意味のイメージ
portfolio
意味(1)

(書類などを入れる)折りかばん,書類かばん

意味(2)

大臣の職務

意味(3)

有価証券の明細表・ポートフォリオ (金融資産の総体);

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