最終更新日:2025/11/10

〈他〉(道具など) を使う / を費やす / 《副詞を伴って》 (人など) を扱う

編集履歴(0)
元となった辞書の項目

use

動詞

〈他〉(道具など) を使う / を費やす / 《副詞を伴って》 (人など) を扱う

このボタンはなに?

私は毎日パソコンを使っている。

このボタンはなに?
解説

以下では、英単語「use」(動詞)について、できるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

意味


  • 英語: “use” = to employ something for a particular purpose

  • 日本語: 「(何かを)使う、使用する」という意味です。「道具や手段を目的に応じて活用する」というニュアンスです。日常会話からビジネス、学術まで幅広く使われる基本的な単語です。

品詞


  • 動詞 (Verb)


    • 主な活用形: use - used - used - using


他の品詞


  • 名詞 (Noun) : use (読み方: /juːs/) → 「使用」「用途」「役立つこと」などの意味

  • 形容詞、派生形など: “useful” (形容詞: 役に立つ), “user” (名詞: 使用者) など

CEFRレベル


  • A2(初級)


    • 日常生活で頻繁に出てくる最も基本的な動詞のひとつで、初級レベルでも学ぶ機会が多い単語です。



2. 語構成と詳細な意味

接頭語・接尾語・語幹


  • 語幹: “use”

  • 接頭語や接尾語として明確なものはありませんが、語根はラテン語の「uti(使う)」に由来します。

関連語や派生語


  • “useful” (形容詞: 役に立つ)

  • “usage” (名詞: 使用法・使い方)

  • “user” (名詞: 使用者)

  • “usable” (形容詞: 使用可能な)

よく使われるコロケーション (共起表現) 10選


  1. use a computer → コンピューターを使う

  2. use a tool → 道具を使う

  3. use a phone → 電話を使う

  4. use your brain → 頭を使う

  5. use caution → 注意を払う

  6. use force → 力を使う/強行手段を取る

  7. use your imagination → 想像力を働かせる

  8. use energy → エネルギーを消費する

  9. use a resource → 資源を利用する

  10. use as an example → 例として使う


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語の “uti” (使う) が語源とされ、古フランス語を経由して英語に入ったといわれています。

ニュアンスと使用上の注意


  • 「use」はとても一般的で日常的な単語です。フォーマル・カジュアルどちらでも問題なく使えますが、あまりにも抽象的な場面で連発してしまうと曖昧さが増します。

  • 「utilize」や「employ」は同じ「使う」でも、よりフォーマル・専門的な文脈で用いられることが多いです。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 「use + 目的語」:


    • 例: I use a computer. (パソコンを使います)

      → 他動詞 (transitive verb) として目的語を直接取ります。


  2. 「use + to 不定詞」について


    • 「used to + 動詞の原形」で「以前は〜していた(今は違う)」という意味になります。

    • 例: I used to live in Tokyo. (以前は東京に住んでいました)

      → これは形が似ているだけで、厳密には “use” の過去形とは異なるイディオム的用法です。


  3. 名詞としての “use”


    • 例: The use of this tool is restricted. (この道具の使用は制限されています)

    • 不可算名詞として扱う場面が多いですが、特定の用法を指す場合は可算名詞扱いされることもあります。



5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. Could I use your pen for a moment?


    • ちょっとペンをお借りしてもいいですか?


  2. Please don’t use all the milk. I need some for my coffee.


    • 牛乳を全部使わないで。コーヒー用に少し残しておいてね。


  3. I use this app every day to track my expenses.


    • 毎日このアプリを使って支出を記録しています。


ビジネスでの例文


  1. We should use our budget wisely to maximize profits.


    • 予算を賢く使って利益を最大化すべきです。


  2. Can we use the conference room this afternoon?


    • 今日の午後、会議室を使えますか?


  3. I will use these figures in my presentation.


    • プレゼンでこれらの数値を使います。


学術的な文脈での例文


  1. Scientists often use statistical methods to analyze data.


    • 科学者はデータを分析するために統計手法をよく用います。


  2. It’s crucial to use reliable sources in academic writing.


    • 学術論文では信頼できる情報源を用いることが重要です。


  3. Researchers use experimental designs to test their hypotheses.


    • 研究者は仮説を検証するために実験的デザインを使用します。



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. utilize (活用する)


    • 「use」と同義だが、よりフォーマル・専門的で「最大限に活用する」というニュアンス。


  2. employ (用いる)


    • 「雇用する」という意味もあるが、「手段を用いる」という際にも使われるフォーマル表現。


  3. make use of (利用する)


    • 「use」とほぼ同義だが、やや文章的・慣用的。


  4. apply (適用する)


    • 使う対象が特定の理論や技術などの場合に用いることが多い。


反意語


  • discard (捨てる、処分する)


    • 「何かを使わないで処分する」という点で “use” の反対の行為といえる。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA(動詞): /juːz/

  • IPA(名詞): /juːs/

  • アメリカ英語とイギリス英語で大きな差はありませんが、母音の長さや「ズ」と「ス」の発音を混同しないよう注意します。

  • 動詞の場合、最後が /z/ になるので、「ユーズ」と濁音で終わります。名詞は /s/ で「ユース」となり、発音が異なります。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • “use” と “used” を混同しやすい


    • “used” は過去形・過去分詞形なので、文法上の時制に注意。


  • “used to + 動詞” の「以前は〜だった」と、“be used to + 名詞/動名詞” の「〜に慣れている」は全く違う意味。

  • スペルミス: “use” → “usee” や “uese” などの誤りは意外と多い。

  • 試験対策: TOEICや英検などで、「used to」と「be used to」に関する問題がよく出題されます。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「使う」はとにかく “use” と覚える!最もよく使われる単語のひとつです。

  • 「ユーズ(動詞)」と「ユース(名詞)」で発音が違う点を強く意識すると混同しにくいです。

  • フレーズで覚えるなら “use this,” “use that,” “use it,” “use a (モノ)” の短い形で反復練習すると定着しやすいです。


上記が、英単語「use」(動詞)の詳細な解説です。多用される重要な単語ですので、単独での使い方だけでなく類似表現や「used to」の表現なども合わせて身につけておきましょう。

意味のイメージ
use
意味(1)

〈道具など〉‘を'使う,用いる

意味(2)

…‘を'費す,消費する

意味(3)

《副詞[句]を伴って》〈人など〉‘を'扱う

意味(4)

…‘を'自分の都合のいいように合用する

基礎英単語(NGSL) / 英訳 / 記述問題

編集履歴(0)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★