最終更新日:2025/11/12
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《...に》干渉する,介入する《in ...》 / 《...の間を》 仲裁に入る《between》 / じゃまに入る / 間に起こる《between》 / ...と言って口をはさむ

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元となった辞書の項目

intervene

動詞

《...に》干渉する,介入する《in ...》 / 《...の間を》 仲裁に入る《between》 / じゃまに入る / 間に起こる《between》 / ...と言って口をはさむ

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先生は生徒たちの口論に干渉することを決めた。

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解説

1. 基本情報と概要

英単語: intervene

品詞: 動詞 (自動詞)

意味(英語): To come between, or to get involved in order to affect or influence a situation.

意味(日本語): 「間に入る」「介入する」「干渉する」という意味合いを持ち、人や組織が問題・争いごと・状況などに割って入り、そこで何かしらの働きかけをすることを表します。例えば、「誰かが紛争に介入して調停を図る」「途中で口を挟む」ような場面で使われる言葉です。ややフォーマルなニュアンスが強い単語です。

活用形:


  • 原形: intervene

  • 現在形(三人称単数): intervenes

  • 現在進行形(分詞形): intervening

  • 過去形: intervened

  • 過去分詞形: intervened

他の品詞:


  • 名詞形: intervention(介入)

  • 形容詞形: interventive(あまり一般的ではないですが、「介入の」という意味)

CEFRレベル: B2 (中上級)


  • B2: 複雑な話題でも、ある程度正確に理解・説明ができるレベルです。

    「intervene」はやや専門的・フォーマルな文脈で使われることが多い単語で、ディスカッションやニュースなどでよく耳にするかもしれません。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • inter-(ラテン語由来の接頭語): 「間(あいだ)」「相互」

  • -vene(ラテン語の venīre = 「来る」 に由来): 「来る」という意味の要素

「inter-」+「vene」の組み合わせで、「間に入って来る→介入する」といった意味を持ちます。

他の単語との関連性


  • interfere: 「干渉する」という意味の動詞。 “inter” (間に) + “fere” (運ぶ) で、相手の行為などを妨害するイメージが強い。

  • international: 「国際的な」という形容詞。 “inter-” (間に) + “national” (国の)。

  • venture: “ven” (来る) が含まれる派生はないものの、ラテン語の “venīre” が変化の中で一部残っている他動詞・名詞。

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. intervene in a conflict(紛争に介入する)

  2. intervene in a dispute(論争に介入する)

  3. intervene to prevent violence(暴力を防ぐために介入する)

  4. intervene on behalf of someone(誰かの代わりに介入する)

  5. intervene at the right time(適切なタイミングで介入する)

  6. intervene directly(直接的に介入する)

  7. intervene diplomatically(外交的に介入する)

  8. intervene militarily(軍事的に介入する)

  9. intervene unexpectedly(予期せず介入する)

  10. intervene for humanitarian reasons(人道的な理由で介入する)


3. 語源とニュアンス

語源

ラテン語の “intervenīre” が語源で、 “inter”(間に) と “venīre”(来る) に由来しています。もともとは「間に来る」「居合わせる」という意味から、比喩的に「口出しをする」「状況をコントロールする」といった文脈で使われるようになりました。

ニュアンス・使用上の注意点


  • 介入の程度立ち位置が明確に表現されるため、ビジネスや政治・国際関係などフォーマルな場面でよく使われます。

  • 「干渉する(interfere)」よりもやや中立的な意味合いがあり、よりポジティブ/中立的な介入(問題解決など)が多いイメージです。

  • カジュアルよりは少し硬めの単語で、論文やニュース記事、正式な場面でのスピーチなどでもよく登場します。


4. 文法的な特徴と構文


  • 自動詞として用いられることが多いです。

    例: The government decided not to intervene.(政府は介入しないことにした。)

  • 介入する対象を示す場合は、前置詞 ininto が後につきます。

    例: The teacher had to intervene in the argument.(先生はその口論に介入しなければならなかった。)

よく使われる構文


  • intervene in + 名詞/状況

    例: They tried to intervene in the conflict.

  • intervene to do + 目的

    例: The police intervened to stop the fight.

フォーマル/カジュアル


  • フォーマル: 学術的/公的な文書、ビジネスレポート、政治・国際問題の文脈

  • カジュアル: 日常会話ではそれほど多用されませんが、あえて「口を挟む、介入する」という意味を伝えたい時は使います。


5. 実例と例文

日常会話


  1. “I didn’t want to intervene, but they were clearly upsetting you.”

    「介入したくはなかったけれど、あの人たちは明らかにあなたを困らせていたから。」


  2. “My mom always tries to intervene in my personal life.”

    「母はいつも私のプライベートにまで口を出したがるんだ。」


  3. “I had to intervene when my friends started fighting.”

    「友人たちがケンカを始めたので、どうしても割って入らなきゃいけなかった。」


ビジネス


  1. “Our manager decided to intervene to resolve the conflict between the sales and marketing teams.”

    「マネージャーは、営業チームとマーケティングチームの対立を解決するために介入することを決定しました。」


  2. “The CEO intervened to ensure the project stayed on track.”

    「CEOはプロジェクトが予定通りに進むように介入しました。」


  3. “Investors may intervene if the company’s performance continues to decline.”

    「会社の業績が下がり続けるようなら、投資家が介入してくるかもしれません。」


学術的・公的な文脈


  1. “The study examines how governments intervene in foreign exchange markets.”

    「この研究は、各国政府がどのように外国為替市場に介入するかを調査しています。」


  2. “International organizations sometimes intervene to provide humanitarian aid.”

    「国際機関はしばしば人道支援を提供するために介入します。」


  3. “Historical data shows that states often intervene militarily in neighboring conflicts.”

    「歴史的データによると、国家は隣国同士の紛争にたびたび軍事的介入を行っています。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. interfere(干渉する)


    • 「望まれていない形で」や「余計に口出しする」ニュアンスが強い。

    • 例: “Parents shouldn’t interfere too much in their children’s decisions.”


  2. mediate(調停する)


    • 対立する当事者を仲介して合意を探るイメージ。より中立的で平和的。

    • 例: “He was asked to mediate between the two parties.”


  3. step in(割って入る)


    • よりカジュアル表現。「ちょっと割り込む」という感じ。

    • 例: “I had to step in to break up their argument.”


反意語


  1. ignore(無視する)

  2. observe passively(傍観する)

  3. avoid involvement(関わらないようにする)


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /ˌɪn.təˈviːn/


    • アメリカ英語・イギリス英語ともに大きな違いはありませんが、アメリカ英語では「t」の音がやや弱めになる傾向があります。


  • アクセント: “in-ter-VENE” の部分に強勢が置かれます。


    • /in-ter-VEEN/ のイメージ。


  • よくある間違い: 語中の “e” を抜かして “intrevene” としてしまうスペルミスや、アクセントを前方に置くミスに注意。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “intervene” の “-vene” の部分を “-vein” や “-veen” と書き間違えやすい。

  • 同音異義語との混同: 似たスペルの “intervening” と “intervenient” は形容詞ですが、使用頻度は低いので混同しないように。

  • 試験対策: TOEICや英検などでも、「紛争に介入する」「政府による介入」などのビジネス・時事的な文章で登場する可能性があります。正確に意味を捉え、前置詞 “in” や “into” とセットで覚えておくと役立ちます。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ: 「間 (inter) に来る (vene)」=「二者間などの間に割って入る」を思い浮かべると覚えやすいです。

  • ストーリー: 「友達がケンカをしていて、その間に割って入ることで状況を取りまとめる様子」を頭に描くと、単語の意味とニュアンスがインプットされやすいでしょう。

  • 勉強テクニック:


    1. フレーズで覚える: “intervene in a conflict/dispute” の形で覚えておけば、いろいろな文章で応用しやすい。

    2. 音のリズム: “in-ter-VEEN” の3拍子を口に出して言ってみる。アクセントを意識して区切ると覚えやすい。

    3. 語源: 「inter(間に)+vene(来る)」を意識して、「間に来る → 介入する」と連想する。


以上が “intervene” の詳細な解説です。フォーマルな文脈で、特に紛争や問題解決の状況でよく使われるので、前置詞やスペルに気をつけながら使いこなしましょう。

意味のイメージ
intervene
意味(1)

(ある事と事,時と時,場所と場所の)間に起こる,間に人る《+between(in)+

意味(2)

(相対するもの間に)仲裁に入る,(…に)干渉する《+in(between)+

意味(3)

〈事が〉じゃまに入る

学術英単語(NAWL) / 和訳 / 単語カード問題

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