最終更新日:2025/12/04
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元となった辞書の項目

rehabilitation

(けが人・病人などの)社会復帰,リハビリテーション / 復職;名誉回復

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リハビリテーションを受けた後、けがをした人は社会復帰することができました。

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解説

「rehabilitation」の詳細解説


1. 基本情報と概要

意味(英語)

“Rehabilitation” refers to the process of restoring someone’s health, ability, or status to a prior or improved level, typically after illness, injury, or other disabling circumstances.

意味(日本語)

「リハビリテーション」とは、病気やけが、その他の障害などを経た人の、健康や能力、社会的な立場などを以前の状態や、より良い状態に回復させるプロセスのことです。

医療・福祉の現場でよく使われる言葉で、身体機能の回復や社会復帰を目的とした治療・支援などを指します。日常会話でも「リハビリ」と短縮形で使われることがあります。

品詞


  • 名詞 (noun)

活用形


  • 「rehabilitation」は名詞のため、複数形として“rehabilitations”とすることも可能ですが、日常的には不可算名詞(数えられない名詞)として扱われることが多いです。

他の品詞形


  • 動詞: “rehabilitate” (〜を回復させる、復帰させる)

    例: They aim to rehabilitate the old hospital building.

  • 形容詞形: “rehabilitative” (リハビリの、回復を目指す)

    例: She is undergoing rehabilitative treatment.

CEFRレベルの目安


  • B2(中上級)以上

    医療や行政分野など、やや専門的内容にも触れる単語なので、中上級学習者以上が理解しやすい単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語 “re-”: 「再び」「元に戻す」という意味。

  • 語幹 “habilit”: ラテン語由来で「適する」「能力がある(able)」を表す。

  • 接尾語 “-ation”: 「〜すること」「〜の状態」といった名詞化の意味。

関連語や派生語


  • “rehabilitate” (v): 回復させる、再び適応させる

  • “habilitation” (n): (医学的にはあまり使われませんが)職能訓練、学位取得の概念でも用いられる場合があります

  • “rehab” (n): 口語形で、リハビリやリハビリ施設などを指す

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. “physical rehabilitation” – 物理的リハビリテーション

  2. “psychological rehabilitation” – 心理的リハビリテーション

  3. “drug rehabilitation program” – 薬物依存からのリハビリプログラム

  4. “rehabilitation center” – リハビリ施設

  5. “rehabilitation therapy” – リハビリ療法

  6. “rehabilitation process” – リハビリの過程

  7. “medical rehabilitation” – 医学的リハビリテーション

  8. “vocational rehabilitation” – 職業リハビリテーション

  9. “community-based rehabilitation” – 地域を基盤としたリハビリ

  10. “rehabilitation counselor” – リハビリカウンセラー


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語の “rehabilitare” (re- = 再び + habilitare = 適能状態にする) が語源とされています。

  • 中世フランス語を経由して英語に取り入れられたと考えられます。

ニュアンスと使用時の注意点


  • 主に医療やリハビリ専門施設、刑務所からの社会復帰など、広範囲の分野で使われます。

  • フォーマルまたは専門用語として使われることが多いですが、カジュアルにも“rehab”として使用されるケースがあります。

  • 「回復」の対象は人格・身体・社会的地位など多様です。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞として、不可算名詞として使われることが多いですが、文脈によっては「リハビリ計画・プログラムなど」の意味合いで可算扱いになることがあります。

    例) Several new rehabilitations for stroke patients have been introduced. と言う場合も稀にあります。

  • 使われるシーン: フォーマルな文書(論文、報告書など)、医療現場など。

  • カジュアル: “rehab” という略形が使われる。

一般的な構文・イディオム


  • “undergo rehabilitation” (リハビリを受ける)

  • “enter rehabilitation” (リハビリプログラムに入る)

  • “in rehabilitation” (リハビリ中)


5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. I’m trying to support my dad during his rehabilitation after surgery.

    (手術後の父のリハビリをサポートしようとしているんだ。)

  2. She goes to rehab every day to strengthen her knee.

    (彼女は膝を強くするために、毎日リハビリに通っているよ。)

  3. My cousin is in a rehabilitation program for her back injury.

    (いとこは背中のけがのリハビリプログラムを受けているんだ。)

ビジネスシーンでの例文


  1. Our company supports the rehabilitation of injured employees to ensure a smooth return to work.

    (当社は、負傷した従業員の円滑な職場復帰を支援するため、リハビリをサポートしています。)

  2. We decided to sponsor a local rehabilitation center as part of our community outreach.

    (地域貢献の一環として、地元のリハビリセンターを支援することにしました。)

  3. He took a leave of absence for rehabilitation after a serious accident.

    (彼は重大な事故の後、リハビリのために休職しました。)

学術的な文脈での例文


  1. Recent studies emphasize the importance of psychological rehabilitation in recovering from traumatic brain injuries.

    (最近の研究では、外傷性脳損傷からの回復には心理的リハビリの重要性が強調されています。)

  2. A multidisciplinary approach to rehabilitation significantly improves patient outcomes.

    (多職種連携型のリハビリテーションは、患者の治療成績を大きく向上させます。)

  3. Long-term rehabilitation strategies often include social support networks and vocational training.

    (長期的なリハビリ戦略には、社会的支援ネットワークや職業訓練が含まれることが多いです。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. “recovery”(回復)


    • 身体や状態が元に戻るという点は似ていますが、“recovery”はより一般的・抽象的で、必ずしも専門的な治療・支援を含まない場合も多いです。


  2. “restoration”(修復・復元)


    • 物質的なもの(建物や芸術作品など)の回復・修復にも使われ、多用途。人の機能回復にも使われる場合がありますが、フォーマルや文学的表現になりやすいです。


  3. “renewal”(再生・更新)


    • 心身の刷新やリフレッシュに使われることもありますが、書類更新にも「renewal」の語は使われるなど、対象が広めです。


反意語


  • “deterioration”(悪化)

    リハビリが「回復」を指すのに対し、“deterioration”は状態が悪化・劣化することを表します。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号(IPA)


  • アメリカ英語: /ˌriː.həˌbɪl.ɪˈteɪ.ʃən/

  • イギリス英語: /rɪˌhæb.ɪ.lɪˈteɪ.ʃən/

アクセントの位置


  • 「rehá-bi-li-tá-tion」のように “ta” あたりで強く音を置くイメージです。

発音の違い・注意点


  • アメリカ英語では “rehabilitation” の “t” 音がやや軽めに発音される傾向があります。

  • イギリス英語では “rɪ” の部分がやや短めになることがあります。

  • スペルが長いため、途中でつづりを間違えないように注意が必要です(例: “rehabitation” と誤記するなど)。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペリングミス


    • “rehabilitation” と打つ際、h や i の位置を間違えやすいので注意。


  2. “recovery” や “restoration” との混同


    • 医療文脈での「回復(=リハビリプロセス全般)」には“rehabilitation”が適切。


  3. 短縮形“rehab”の多用


    • フォーマルな文章では “rehab” よりも “rehabilitation” を使う方がよいです。


  4. 資格試験での出題傾向


    • 医療・保健・社会福祉に関する語彙問題としてTOEIC、英検などの長文読解やリスニングで登場する可能性あり。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 接頭語“re-”+“habilit(at)ion”という形から「再び(fitに)する」「能力を元に戻す」というイメージを持つと覚えやすいです。

  • 「リハビリ」の略称で馴染みのある方は、その言葉が本来英語の “rehabilitation” の短縮形であることを意識するとスペルを思い出しやすいでしょう。

  • 長い単語なので、発音を分解して練習したり、“re-hab-il-i-ta-tion” と区切って書き取り練習するのもおすすめです。


以上が「rehabilitation」の詳細解説です。リハビリ関連の分野や、社会復帰支援などの文脈で幅広く使われる重要な単語なので、ぜひ覚えて活用してみてください。

意味のイメージ
rehabilitation
意味(1)

(けが人・病人などの)社会復帰,リハビリテーション

意味(2)

復職;名誉回復

学術英単語(NAWL) / 和訳 / 4択問題

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