最終更新日:2025/11/30
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元となった辞書の項目

cheers

(健康を祝して)乾杯 / ありがとう / (特に電話で)ではまた

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解説

「cheers」を徹底解説


1. 基本情報と概要

英語の意味

「cheers」は主に以下の意味を持つ、感嘆詞(interjection)/挨拶表現です。


  1. 乾杯をする時に「乾杯!」という意味で使う。

  2. イギリス英語を中心に、「ありがとう」や「さようなら」の軽い挨拶としても使われることがある。

日本語の意味


  1. 「乾杯!」

  2. (ややカジュアルな)「ありがとう」「じゃあね」

「cheers」は、パーティーなどでグラスを合わせる時に「乾杯!」という挨拶として使われるほか、イギリスなどではカジュアルな「ありがとう」や別れ際の挨拶としても使われる、とても便利な表現です。

品詞と活用形


  • 品詞: 感嘆詞(Interjection)/挨拶表現

  • 活用形: 感嘆詞のため、形が変わることはありません。

他の品詞形


  • 名詞形や動詞形としての用法は一般的ではありませんが、「cheer」(動詞:応援する/元気づける、名詞:歓声)と近い単語です。


    • 例) “cheer” (動詞) → “He cheered for his favorite team.”(彼は好きなチームを応援した)


CEFRレベル


  • レベル: A2(初級)

    「乾杯」や軽い挨拶としては基本的な単語ですが、国や地域によって使われ方に差があるため、A2(初級)程度で学ぶ表現として考えられます。


2. 語構成と詳細な意味

接頭語・接尾語・語幹


  • 「cheers」は感嘆詞の一語なので、接頭語・接尾語・語幹という分析はあまりされません。語幹は「cheer」という部分で、そこに “-s” が付いている形です。

他の単語との関連性


  • 「cheer」(動詞・名詞)と密接に関連。

  • 「cheerful」(形容詞:陽気な)や「cheerless」(形容詞:暗い、元気のない)などの派生語がある。

よく使われるコロケーション(共起表現)


  1. “Cheers, mate!” → 「ありがとう、友よ!」

  2. “Cheers for that.” → 「ありがとう(それをしてくれて)」

  3. “Let’s raise our glasses. Cheers!” → 「グラスを上げましょう。乾杯!」

  4. “Cheers, everyone!” → 「みんな、乾杯!」

  5. “Cheers to a new beginning.” → 「新たな始まりに乾杯!」

  6. “Cheers to our success.” → 「我々の成功に乾杯!」

  7. “Cheers, have a good one!” → 「じゃあね、良い一日を!」

  8. “Big cheers to you!” → 「あなたに盛大に乾杯!」(祝福のニュアンス)

  9. “Cheers, mate, see you soon.” → 「ありがとう、じゃあまた近いうちに」

  10. “Cheers and goodbye.” → (パーティーやレセプション終了時)「それじゃあ、ありがとう&さようなら」


3. 語源とニュアンス


  • 「cheers」は、中英語の “chere” に遡り、古フランス語の “chiere” (顔の表情、気分)に由来するといわれています。もともとは「友好の気持ち」「元気づける」という意味合いがあります。

  • 歴史的には、相手に好意的な気持ちを示す言葉として使われ、乾杯の掛け声や感謝を伝えるときにも使われるようになりました。

  • ニュアンス・注意点:


    • 「乾杯」の意味で世界中で使われるほか、特にイギリスでは「ありがとう」や「さようなら」にも使われる非常にカジュアルな表現です。フォーマルな場では「thank you」や「goodbye」を使う方が無難ですが、フレンドリーな場面では「cheers」で十分通じます。



4. 文法的な特徴と構文


  • 品詞: 感嘆詞

  • 使用シーン:


    • インフォーマルな場面(友人との会話、パブ、カジュアルなビジネスシーン等)

    • 乾杯の瞬間や、イギリス英語で相手にお礼を伝える時・別れの挨拶時


  • イディオムは特定のものは少ないですが、上記のように「Cheers, mate!」など短い挨拶としてよく使われます。

  • 可算/不可算: 感嘆詞なので名詞の可算・不可算の概念はありません。

  • 他動詞/自動詞: 「cheers」自体は動詞としては使いません。(“cheer”は動詞として使える)


5. 実例と例文

ここでは日常会話・ビジネス・学術的文脈の3つに分けて、例文を3つずつ提示します。

① 日常会話


  1. “Cheers! Let’s enjoy the party.”

    「乾杯! パーティーを楽しもう。」


  2. “Cheers for picking me up from the station.”

    「駅まで迎えに来てくれてありがとう。」


  3. “Thanks for the drink. Cheers!”

    「飲み物ありがとう。じゃあ、乾杯!」


② ビジネス


  1. “Cheers for sending me the report, I appreciate it.”

    「レポートを送ってくれてありがとう。助かるよ。」

    (イギリス英語圏など、カジュアルな同僚間のやりとり)


  2. “Right, I’m off now. Cheers, everyone!”

    「さて、私はこれで失礼します。じゃあ皆さん、またね!」


  3. “Cheers for the prompt reply. We can proceed as planned.”

    「迅速な返信ありがとうございます。予定通り進めましょう。」


③ 学術的な文脈

学術的な場面ではあまり使われませんが、フレンドリーな研究者間の会話であれば:


  1. “Cheers for sharing the data. It really helped with my research.”

    「データを共有してくれてありがとう。研究にとても役に立ちました。」


  2. “I’ll forward the references later. Cheers.”

    「後ほど文献を送ります。じゃあ、よろしく。」


  3. “Cheers, Dr. Smith. Your feedback was invaluable.”

    「ありがとう、スミス博士。あなたのフィードバックは非常に貴重でした。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. “Thanks”(ありがとう)


    • 「cheers」は「乾杯!」の意味も含むが、単純に「ありがとう」との意味合いが似通う。


  2. “Thank you”(ありがとうございます)


    • こちらはよりフォーマルで丁寧。「cheers」はカジュアル。


  3. “Ta”(イギリス英語のスラングで「ありがとう」)


    • “cheers”と同じくイギリスでカジュアルに使われるが、より口語的。


  4. “Bye”(さようなら)


    • 「cheers」はイギリス英語圏で別れ際の挨拶にも使えるが、より口語的でフレンドリーな印象。


反意語


  • 直接的な「反意語」はありませんが、シチュエーション的に対立する表現は特に存在しません。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /tʃɪərz/(アメリカ英語・イギリス英語共通でほぼ同じ)

  • アメリカ英語: [チィアーズ](/tʃɪrz/ のように聞こえることも)

  • イギリス英語: [チアズ](/tʃɪəz/ のようにやや母音が長め)

  • アクセント: 特に強勢を置く音節はありませんが、音の最後に向かって上がり気味で発音されることが多いです。

  • よくある間違い: “chairs”(イスの複数形 /tʃɛərz/)と混同しないように注意。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “chairs” と書いてしまうミス。「イス」を意味する “chair” の複数形になってしまうので要注意。

  2. 発音の混同: /tʃɪərz/ と /tʃɛərz/ の母音が異なるため、日本語のカタカナ表記に引きずられずに注意。

  3. 用途の使い分け: アメリカでは「ありがとう」や「さようなら」の意味ではあまり使われない。イギリス英語圏で使った方が自然。

  4. TOEICや英検など試験対策: 会話表現やイギリス英語の文化面で出題される可能性あり。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「チアーズ」と「乾杯」の結びつき: ワイングラスを上げる場面をイメージすると「cheers」と覚えやすいです。

  • イギリスのパブ文化: パブでビールを持って「cheers!」と元気よく言っている様子を思い浮かべると自然と使い方をイメージできます。

  • 同音異義語「chairs」との違い: “cheers” は “e” 2つ、“chairs” は “a” があるイメージで区別するとよいでしょう。


以上が「cheers」の詳細解説です。乾杯の合図からイギリス英語圏のカジュアルな挨拶まで使える、とても便利な表現ですので、使いどころを覚えておきましょう。

意味のイメージ
cheers
意味(1)

(健康を祝して)乾杯

意味(2)

ありがとう

意味(3)

(特に電話で)ではまた

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