最終更新日:2025/12/03
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元となった辞書の項目

underneath

前後置詞

の下に,の下を / の見かけに隠れて

このボタンはなに?

猫はテーブルの下で眠っています。

このボタンはなに?
解説

以下では、英単語「underneath」を、できるだけ詳しく解説していきます。


1. 基本情報と概要

単語: underneath

品詞: 前置詞(preposition)、場合によっては副詞(adverb)としても使用されることがあります。

英語での意味


  • “under”とほぼ同じ意味ですが、物が覆いかぶさるイメージを伴う「下に」「下側に」というニュアンスを含む言葉です。

日本語での意味


  • 「~の(真)下に」「表面下にある」「~の下側に」

    例えば、「机の下に隠す」のように、何かの下にあって見えにくい、少し隠れている印象です。

「underneath」は「under」よりも物理的または比喩的に“覆われている感”が強く、

「~の内部に隠れるように、下にある・潜む」というニュアンスがあります。

活用形


  • 前置詞としての「underneath」は時制や人称による活用形はなく、変化しません。

  • 副詞としても形が変わることはありません。

他の品詞形


  • 「underneath」は主に前置詞と副詞として使われます。

    名詞形や動詞形はありません。

CEFRレベルの目安: B2(中上級)


  • 「under」「below」「beneath」など似た単語より、少しニュアンスが強く、やや文脈次第では使い分けが必要になるため、中上級学習者向けといえます。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • under + neath


    • “under” は「下」を意味し、

    • “neath” は古英語の “neoþan”(下に)に由来すると言われています。


主な関連語・派生語


  • under(前置詞): 〜の下に

  • beneath(前置詞/副詞): 下に(フォーマル・文語的)

  • below(前置詞/副詞): 下に(高さ、温度、基準値などの幅広い意味で使われる)

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. underneath the table(テーブルの下に)

  2. hidden underneath(下に隠されている)

  3. lay underneath(下に置く・横たわっている)

  4. underneath the surface(表面の下に)

  5. store something underneath(~を下に収納する)

  6. underneath a blanket(毛布の下に)

  7. underneath a layer of dust(ほこりの層の下に)

  8. underneath the foundation(基礎部分の下に)

  9. discover underneath(下から~を発見する)

  10. peek underneath(下をのぞき見る)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「under」+「neath(古英語由来)」が合わさった形。

  • 元々は“下に”を意味する古英語の要素に派生された言葉で、「隠されている下側にある」というニュアンスが強いとされています。

ニュアンス


  • 「under」よりも、対象との密着度・覆われている感が強い。

  • 「beneath」と比べるとやや口語的で、会話でも頻繁に使われます。

  • 文章でも使われますが、意味がはっきりしているため、カジュアルにもフォーマルにも対応可能です。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 前置詞として


    • “underneath + 名詞” の形をとり、場所の下側や隠れた場所を示します。

    • 例: “He found his phone underneath the couch.”


  2. 副詞として


    • 単独で副詞的に「下側に」「下に隠れて」という意味を表す場合があります。

    • 例: “He hid underneath quickly.”(ただし、この用法は「under」に置き換えられることが多く、やや文体的な響きがあります。)


文法上のポイント


  • 前置詞としては後ろに名詞を伴う。

  • 副詞としては文中や文末で使われる。

  • 特に可算・不可算についての制限はなし。

  • 他動詞・自動詞の区別はなく、場所を表す前置詞として機能します。


5. 実例と例文

それぞれの日常会話・ビジネス・学術的な文脈で3つずつ例文を示します。

1) 日常会話


  1. “I found my keys underneath the sofa cushions.”

    (ソファのクッションの下から鍵を見つけたよ。)

  2. “The cat likes to hide underneath the bed when it's scared.”

    (その猫は怖がるとベッドの下に隠れるんだ。)

  3. “Don’t forget to check if there’s anything left underneath your seat.”

    (座席の下に忘れ物がないか確認してね。)

2) ビジネス


  1. “The backup hard drive is safely stored underneath my desk.”

    (バックアップ用ハードディスクは、私のデスクの下に安全に保管されています。)

  2. “Could you please see if there are extra boxes underneath the conference table?”

    (会議用テーブルの下に余分な箱があるか確認してもらえますか?)

  3. “Keep your personal items underneath the counter during your shift.”

    (勤務中は私物をカウンターの下に置いておいてください。)

3) 学術的 / アカデミック


  1. “Data suggests there might be a layer of granite underneath the sedimentary rock.”

    (データによると、堆積岩の下に花崗岩の層があるかもしれません。)

  2. “The archaeological team discovered ancient pottery shards underneath the temple ruins.”

    (考古学チームは寺院遺跡の下から古代の陶器片を発見しました。)

  3. “Further analysis was conducted on the minerals found underneath the glacier.”

    (氷河下で発見された鉱物について、さらに分析が行われました。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. under(~の下に)


    • 一番基本的に使われる前置詞。「underneath」と比べると「覆われている感」はやや弱い。

    • 例: “Put the book under the table.”


  2. beneath(~の下に)


    • やや文語的、またはフォーマル。比喩的な文脈(「自分の品位に反する」など)でも使われる。

    • 例: “He believes such tasks are beneath him.”


  3. below(~より下に)


    • 高さや位置、基準などが下であることを示す。視覚的・数値的な“下”を指すことも多い。

    • 例: “The temperature fell below zero.”


反意語


  • above(~の上に)

  • over(~の上を覆うように)

  • on top of(~の上に)

7. 発音とアクセントの特徴

IPA


  • アメリカ英語(AmE): /ˌʌn.dɚˈniːθ/

  • イギリス英語(BrE): /ˌʌn.dəˈniːθ/

アクセント


  • “un-der-NEATH” と、第3音節(-neath)に強勢が置かれます。

よくある発音の間違い


  • アクセントを前半に置いてしまい “UNDER-neath” と言わないように注意する。

  • “ɚ” (アメリカ英語) と “ə” (イギリス英語) の違いを意識するとより自然です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. “under”と混同しやすい


    • “underneath”は特に「覆われている」というニュアンスを強調する場合に使う。


  2. スペリングの間違い


    • “underneith” と “i” を入れてしまうなどのミスに注意する。


  3. TOEICや英検など試験対策


    • PART 5(文法穴埋め)や文章表現の問題で、 “under” “below” “beneath” との区別を問われることがある。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「under」に“neath”がついて「さらに下にある・覆われた下」というイメージをもつと覚えやすいです。

  • 「かぶさって見えにくい」という絵を頭に浮かべると、自然と“underneath”のニュアンスを思い出せます。

  • スペリングでは「under」+「n-e-a-t-h」の並び順を意識するとミスが減ります。


以上が「underneath」の詳しい解説です。「under」や「below」「beneath」との使い分けをしっかり意識して、物が完全に覆われている・隠れている感を表したいときに使ってみてください。

意味のイメージ
underneath
意味(1)

の下に(を)

意味(2)

…の見かけに隠れてで

学術英単語(NAWL) / 和訳 / 4択問題

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