最終更新日:2025/12/01
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pro

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元となった辞書の項目

pro

名詞

〈C〉《くだけて》プロの選手, 玄人 / 《an old ~》熟練した人, 手慣れた人

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私は自分の分野でプロです。

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解説

以下では、名詞としての「pro」について、できるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

英単語: pro

品詞: 名詞

意味(英語)


  1. A professional (someone who is skilled or does an activity as a paid occupation)

  2. An advantage (in the expression “pros and cons”)

意味(日本語)


  1. プロフェッショナル(熟練者、または職業として行う人)

  2. 利点・有利な点(「pros and cons」(賛否・利点と欠点)という言い回しで使われる「pro」がこれにあたる)

「pro」はカジュアルに「プロ」と言ったり、議論や検討の場では「利点・賛成意見」というニュアンスで使われます。特に「He is a pro.(彼はプロだ)」と言うと、「熟練者」「プロフェッショナルだ」という意味合いで、賞賛や敬意を含みやすい表現です。

活用形

英語の「pro」は可算名詞として扱う場合には pros と複数形にすることがあります(例: “There are many pros to this plan.”)。

他の品詞


  • 形容詞的: “pro” は形容詞的に使うこともありますが、多くの場合 “professional” を略してラフに形容詞っぽく使うことが多いです(例: “He gave a pro performance.”)。

  • 前置詞的: “pro” はラテン由来の接頭語で「~に賛成して」「~のために」という意味がありますが、現代英語では単体の前置詞としてはあまり使われません。

CEFRレベル目安: B1(中級)

日常会話でもよく耳にする略語ですが、完全初心者には少し早いかもしれません。英語学習が進み、仕事やスポーツなどで「プロ」を表現するときによく使われるようになります。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • pro: ラテン語の “pro” に由来し、「前に」「賛成して」というニュアンスを持ちます。英語においては「プロフェッショナル」の略として使われるほか、「利点」を意味する名詞としてもよく登場します。

派生語や類縁語


  • professional(形容詞・名詞): プロの、専門的な、またはそのような人を指す

  • pros and cons(熟語): 賛否両論、利点と欠点

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. “be a pro at (something)”


    • (何か)に熟練している


  2. “go pro”


    • プロ(選手)になる、ある分野で職業としてやっていく


  3. “pro athlete”


    • プロ選手


  4. “pro gamer”


    • プロゲーマー


  5. “pro tip”


    • プロからのアドバイス、ちょっとした秘訣


  6. “that’s a pro move”


    • それはプロっぽい(洗練された)やり方だ


  7. “pros and cons”


    • 利点と欠点(賛否)


  8. “like a pro”


    • プロのように、非常に上手に


  9. “pro experience”


    • プロとしての経験


  10. “turn pro”


    • プロに転向する



3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語 “pro”(~のために、~に賛成して)から派生。

  • 現代英語で「プロフェッショナル(professional)」を短縮し、「pro」として広まったものと、「利点(advantage)」を指す「pro」は「pros and cons」の “pro” からの転用です。

ニュアンスや使用上の注意


  • 「プロフェッショナル」の略(カジュアル): カジュアルなシーンでよく使われます。特にスポーツやビジネスの場面で、「彼はプロだ」という意味合いで言われることが多いです。

  • 「利点」: 「賛成側」「ポジティブ面」を示すときに用いますが、こちらは “pros and cons” のセット表現で見かけることがほとんどです。フォーマルな文書でも登場します。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞「pro」は可算名詞として扱われることがあります。複数形は pros です。

  • 「プロフェッショナルの人」という意味で使うときは「He is a pro.」のように補語として使われることが多いです。

  • 「利点」という意味の場合は “the pros of this approach” などの構文で使われます。

フォーマル/カジュアル


  • カジュアル: 「He’s a pro.」「That’s a pro move!」など、日常会話やSNS

  • フォーマル: “Let’s consider the pros and cons.” のように書き言葉や会議でのプレゼンテーションでも頻繁に使われます


5. 実例と例文

ここでは、さまざまな場面(カジュアル、ビジネス、学術)での例文を紹介します。

日常会話


  1. “He fixed the sink like a pro in just ten minutes!”

    (彼はまるでプロのように10分でシンクを直したよ!)


  2. “She’s a pro at making people laugh.”

    (彼女は人を笑わせるのがめちゃくちゃ上手だね。)


  3. “I’ve weighed the pros and cons, and I think we should go for it.”

    (メリットとデメリットを考えてみたけど、やってみるのがいいと思う。)


ビジネス


  1. “He turned pro as a consultant after years of in-house experience.”

    (彼は社内での経験を積んだ後、コンサルタントとしてプロになったよ。)


  2. “Let’s discuss the pros of this proposal before we finalize our decision.”

    (結論を出す前に、この提案のメリットについて話し合いましょう。)


  3. “You handled that negotiation like a pro.”

    (あの交渉はまるでプロの仕事ぶりだったよ。)


学術・フォーマル


  1. “The research team considered the pros and cons of using survey-based data.”

    (研究チームはアンケートデータを使うことの利点と欠点を検討した。)


  2. “Our panelists include both pros from the field and academic scholars.”

    (私たちのパネルディスカッションには、実務のプロと学術研究者の両方が参加しています。)


  3. “Before you go pro in your discipline, ensure you have a solid theoretical foundation.”

    (自分の専門分野でプロとしてやっていく前に、しっかりとした理論的基盤を持つように心がけましょう。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. expert(エキスパート)


    • 専門家。何かに非常に精通しているというニュアンスが強い。

    • 例: “She is an expert in marketing.”


  2. professional(プロフェッショナル)


    • “pro” の元の単語。ややフォーマルで、専門職に就いている人や高いスキルを持つ人を幅広く指す。

    • 例: “He’s a professional musician.”


  3. specialist(スペシャリスト)


    • 特定の分野に特化した専門家。

    • 例: “He’s a specialist in artificial intelligence.”


反意語


  • amateur(アマチュア)


    • プロとは対極に位置し、趣味として、あるいは未熟な状態で行っている人。必ずしも下手という意味ではなく「趣味レベル」のニュアンス。

    • 例: “Although he’s an amateur, his work is quite impressive.”



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /proʊ/ (アメリカ英語), /prəʊ/ (イギリス英語)

  • アクセント: 単音節語のため特別な強勢の移動はありませんが、アメリカ英語では “プロウ” のようにやや口をすぼめて発音します。イギリス英語では “プロウ” というより “プロー” に近い音になります。

  • よくある発音の間違い: 母音を省略して /pr/ だけで発音してしまうケース。母音をしっかり発音しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “pro” は非常に短い単語なので、つづりの間違いは少ないですが、“por” や “pr” と書いてしまわないように注意。

  • “pros and cons” での使い方: しばしば「pro and cons」や「pros and con」と誤って使われることがあります。正しくは pros and cons

  • 同音異義語との混同: “prow”(船首), “probe”(探査) などとは発音が似ている部分もありますが、最後までしっかり発音すれば問題ありません。

  • 試験対策: TOEICや英検などでは、意外と “pros and cons” の表現が読み書き問題に出てくることがあります。“pro” が「利点」や「賛成意見」を表す語だと理解しておきましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “pro” は「短くて覚えやすい」という強みがあります。

  • 「プロ野球」「プロサッカー」など、日本語でも「プロ」という言葉は馴染みがあるため、何かに「熟達した人」というイメージを持つと覚えやすいです。

  • 覚える際は「pros and cons(プロズ アンド コンズ)」のセットで覚えると、利点・欠点の対比が頭に入りやすいでしょう。

  • 「like a pro」というフレーズをイメージすると「すごくうまい!」というポジティブな響きを感じやすいです。


以上が、名詞としての「pro」の詳細な解説です。ぜひ「プロとしての活躍」「賛成や利点を示すプロとコン」の両方のイメージをもって学習してみてください。

意味のイメージ
pro
意味(1)

《くだけて》プロの選手

意味(2)

=professional

意味(3)

《an old ~》熟練した人, 手慣れた人

基礎英単語(NGSL) / 発音問題

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