最終更新日:2025/11/28
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pilot

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元となった辞書の項目

pilot

名詞

〈C〉水先案内人 / パイロット / 指導者

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パイロットは無事に飛行機を着陸させました。

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解説

以下では、名詞 “pilot” に関して、できるだけ詳細に解説していきます。


1. 基本情報と概要

● 単語: pilot

● 品詞: 名詞 (主に「操縦士、パイロット」という意味として使われます)

意味(英語 → 日本語)


  • 「pilot」とは、飛行機や船、またはその他の乗り物を操縦する人を指します。

  • 日本語では「パイロット」(航空機の操縦士)や「水先人」(船舶の航海をガイドする人)などを意味します。

「乗り物を操縦する専門家」というニュアンスがあります。日常会話で「パイロット」というと、ほとんどの場合は飛行機の操縦士を指しますが、船の水先案内人や、ドラマや番組の試験製作版(パイロット番組)など、少し広い意味でも使われます。

活用形

名詞は通常変化しませんが、複数形としてはpilots となります。

他の品詞


  • 動詞 (to pilot): 「操縦する」「案内する」の意味があります。(例: “He piloted the new aircraft.”)

  • 形容詞用法: 「試験的な」や「導入段階の」というニュアンスで使われることがあります。(例: “a pilot program” = 「試験プログラム」)

CEFRレベルの目安


  • B1(中級): 「pilot」は日常会話でよく登場する職業名ですが、Aレベル(初級)に比べるとやや語彙が増えた段階で習得する語と言えます。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語源的にはフランス語の “pilote” や古いイタリア語の “pilota” に遡るとされています。

  • 現代英語ではpi-lotのように区切れますが、特別に区別される接頭語や接尾語があるわけではありません。

詳細な意味・派生語


  1. pilot (飛行機の操縦士)

    飛行業界で航空機を飛ばす、または制御するライセンスを持っている人。

  2. pilot (水先案内人)

    船を港や海峡など危険な水域を安全に通過させるために操縦や航法を指示する人。

  3. pilot episode / pilot film

    テレビ番組や映画の「試作版」を指し、シリーズ化や大規模公開前のテスト放送として使われます。

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. airline pilot(航空会社のパイロット)

  2. fighter pilot(戦闘機のパイロット)

  3. pilot license(パイロット免許)

  4. ship’s pilot / harbor pilot(船舶の水先人)

  5. pilot training(パイロット訓練)

  6. pilot’s cockpit(パイロットの操縦席)

  7. autopilot(自動操縦)

  8. pilot error(パイロットのミス/ヒューマンエラー)

  9. pilot episode(ドラマのパイロット版・試験エピソード)

  10. pilot project / pilot program(試験的なプロジェクト・プログラム)


3. 語源とニュアンス

語源


  • “pilot”は中世フランス語の “pilote” やイタリア語の “pilota” に由来するとされ、さらにさかのぼるとギリシャ語で「かじ」を意味する語に辿るとも言われています。

  • もともとは船のかじや舵取りをする人を指していましたが、技術の発達とともに航空機の操縦士など、広範な乗り物の操作を行う人へと意味が拡張しました。

ニュアンス・使用上の注意


  • カジュアル: 会話で単に「パイロット」と言うと、ほぼ飛行機の操縦士を連想します。

  • フォーマル/文書: 「pilot project(試験導入プロジェクト)」など、技術的・ビジネス的文脈で使われることも。

  • ドラマや番組などの「pilot episode」は、正式シリーズ化前のテスト版という意味。


4. 文法的な特徴と構文

名詞としての使い方


  • 可算名詞です。a pilot / pilots(複数形)と数えられます。

  • 主語にも補語(例: “He is a pilot.”)にも使えます。

動詞としての使い方 (to pilot)


  • 他動詞として使う場合:「~を操縦する、案内する」の意味

    例: “He piloted the plane through the storm.”

  • 比喩的用法: 「プロジェクトを先導する」のような抽象的な意味でも用いられます。

イディオムや一般的な構文


  • “pilot in command” = 「機長(機内で最終決定権を持つパイロット)」

  • “take the pilot seat” = 「主導権を握る(比喩的表現として使われることも)」


5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. “My brother wants to become a pilot when he grows up.”

    (兄は大きくなったらパイロットになりたいと思っているの。)


  2. “I met a commercial pilot at the party last night.”

    (昨晩のパーティーで民間航空のパイロットと知り合ったよ。)


  3. “Have you seen the pilot episode of that new TV series?”

    (あの新しいテレビシリーズのパイロット版を見た?)


ビジネスシーンでの例文(3つ)


  1. “We need to conduct a pilot project before rolling out the full service.”

    (本格導入の前にパイロットプロジェクトを実施する必要があります。)


  2. “The captain and the pilot discussed the route before departure.”

    (船長と水先案内人が出発前に航路について相談した。)


  3. “She’s leading the pilot program for our new marketing initiative.”

    (彼女が新しいマーケティング施策のパイロットプログラムを主導しています。)


学術的な文脈・フォーマルな文脈(3つ)


  1. “The airline sponsors scholarships for aspiring pilot candidates.”

    (その航空会社はパイロット志望者への奨学金を提供している。)


  2. “A pilot study was conducted to assess the feasibility of the new curriculum.”

    (新カリキュラムの実現可能性を評価するために予備的な研究(パイロットスタディ)が行われた。)


  3. “Pilot error accounted for the majority of accidents in the reported cases.”

    (報告された事故の大部分はパイロットのエラーによるものであった。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. aviator(飛行士/操縦士)


    • やや古い響きやフォーマル感あり。


  2. airman(空軍要員、または操縦士)


    • 軍隊関連のニュアンスが加わる。


  3. captain(船長、機長など)


    • 責任者・リーダーに焦点があり、必ずしも操縦者とは限らない。


反意語


  • passenger(乗客)


    • 乗り物に乗るが操縦はしない人。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA表記: /ˈpaɪlət/


    • アクセントは第1音節 “pi” に置かれます。


  • アメリカ英語: [パイラット] のように発音されがち

  • イギリス英語: 基本的には同じ発音ですが、アメリカ英語よりややはっきり “t” を発音する傾向があります。

  • よくある間違いとしては、アクセントを第2音節に置いて [paɪˈlɒt] のように発音してしまうケースがあるので注意してください。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “pilote”, “pilott”などと誤記しやすいので注意。

  2. 同音異義語との混同: 似た発音の単語はあまり多くありませんが、ドイツ語読みなどで「ピロット」と濁らせてしまうケースがあります。

  3. TOEIC・英検など試験対策: 空港や航空産業、旅行関連のトピックで出題されることが多い単語です。「pilot project」などビジネス文脈でも出る可能性があります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「舵を取る人」というイメージを思い浮かべると覚えやすいです。英単語の由来としても「舵」に関係する言葉から来ており、「乗り物をコントロールする人」というストーリーを意識すると記憶しやすくなります。

  • “pilot” という言葉を聞くと常に「操縦席に座って操作している人」とイメージしながら覚えると、スペリングや発音を混乱しにくくなります。


以上が名詞「pilot」の詳細な解説です。日常会話からビジネス、学術文脈まで幅広く使われる単語ですので、それぞれの文脈に合わせて適切に使い分けるとよいでしょう。

意味のイメージ
pilot
意味(1)

水先案内人舵手(だしゅ)

意味(2)

(飛行機の)パイロット,操縦士

意味(3)

案内人,先導者(leader)

意味(4)

=pilot light

基礎英単語(NGSL) / 発音問題

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