最終更新日:2025/12/01
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opposite

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元となった辞書の項目

opposite

形容詞

(動く方向が)反対の / (性質上)正反対の,相入れない

このボタンはなに?

その店は道の向こう側に位置しています。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: opposite

品詞: 形容詞 (ほかに名詞・前置詞・副詞としても使われる)


  • 英語での意味: “completely different” or “diametrically opposed”

  • 日本語での意味: 「正反対の」「まったく異なる」

例えば、ふたつのものが互いに対照的であるときに使います。「考え方が正反対」「性格がまったく異なる」といった場面で、「opposite」はよく登場します。

活用形: 形容詞なので活用はしませんが、名詞や前置詞として使われるときは文法上の機能が変わります。たとえば、名詞としては “the opposite” (正反対のもの、正反対のこと)という形です。

CEFRレベル(目安): B1(中級)

日常会話や書き言葉で比較的よく使われるので、英語学習でも早いうちに目にする単語ですが、微妙な使い分けと他の品詞との混同に注意が必要です。

2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹: 「posit」はラテン語の “ponere(置く)” に由来しています。

  • 接頭語: 「op-」はラテン語の “ob-(〜に対抗して)” が変化した形です。

  • 接尾語: 「-ite」はラテン語で形容詞や名詞を作る際に使われる語尾の名残です。

したがって “opposite” は「(何かに)対して置かれたもの」というニュアンスがもともとのイメージです。

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ 10選


  1. opposite direction(反対方向)

  2. opposite effect(逆効果)

  3. opposite sides(反対側)

  4. opposite ends(両極端、反対の端)

  5. polar opposite(正反対)

  6. the exact opposite(まったくの逆)

  7. diametrically opposite(真っ向から反対の)

  8. opposite views(対照的な意見)

  9. opposite approach(逆のアプローチ)

  10. the opposite meaning(反対の意味)

3. 語源とニュアンス


  • 語源: ラテン語の “opponere”(対置する)に由来し、 “posit” の部分は “ponere(置く)” を表します。

  • 歴史的背景: 14世紀ごろの中英語 “opposit” から派生し、時代を経て「反対方向に位置する」「正反対の」という意味で定着してきました。

  • ニュアンス: 何かが別のものと完全に対照的であり、衝突や対立のニュアンスを含む場合があります。カジュアルな場面でもフォーマルな文書でも比較的幅広く使われますが、“opposite” を使うことで「この二つは完全に異なる」というやや強調された印象を与えます。

4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞として: 必ず名詞を修飾する形で “opposite + 名詞” の形をとるか、補語として使われます。


    • 例: “We have opposite opinions.”(私たちは正反対の意見を持っている)

    • 例: “These two ideas are completely opposite.”(これら二つの考え方はまったく反対だ)


  • 名詞として: “the opposite” で「正反対のもの・こと」を指します。


    • 例: “I thought the opposite.”(私はまったく逆に考えていた)


  • 前置詞として: “opposite 〜” で、「〜の向かい側に」という意味になります。


    • 例: “The shop is opposite the post office.”(その店は郵便局の向かいにある)


  • 副詞として: 文脈によっては「反対の方向に・反対側に」という使い方もあり得ますが、形容詞・前置詞・名詞ほど一般的ではありません。


  • 可算・不可算の区別: 形容詞なのでそもそも可算・不可算は関係ありません(名詞として使うときは可算名詞扱いが多いです)。


  • フォーマル / カジュアル: どちらの場面でも使えますが、学術論文や論文調の文脈でも違和感なく使われます。


5. 実例と例文

A. 日常会話 (カジュアル)


  1. “We have completely opposite tastes in music.”


    • 「私たちは音楽の好みがまったく正反対なんだよ。」


  2. “I love sweet food, but my sister is the opposite.”


    • 「私は甘いものが大好きだけど、妹は正反対なんだ。」


  3. “He took the opposite route to avoid traffic.”


    • 「彼は渋滞を避けるために反対方向のルートを選んだよ。」


B. ビジネス (丁寧)


  1. “Our departments have opposite approaches to solving this issue.”


    • 「私たちの部署はこの問題に対して正反対のアプローチを取っています。」


  2. “Her leadership style is the exact opposite of his.”


    • 「彼女のリーダーシップスタイルは、彼のそれとはまったく正反対です。」


  3. “We found that the new policy had the opposite effect on productivity.”


    • 「新しい方針は、生産性に逆効果をもたらすことがわかりました。」


C. 学術的な文脈 (フォーマル)


  1. “In this experiment, we observed results opposite to our initial hypothesis.”


    • 「この実験では、当初の仮説とは反対の結果が観察されました。」


  2. “The researchers found that the two species exhibit opposite mating behaviors.”


    • 「研究者たちは、その2つの種が正反対の求愛行動を示すことを突き止めました。」


  3. “Their theories lead to opposite conclusions about climate change.”


    • 「彼らの理論は気候変動に関して正反対の結論を導きます。」


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. contrary(反している)


    • “contrary” は「逆の立場をとる」ような状況で使われます。 “opposite” よりも対立構造を強調するニュアンスがあることが多いです。


  2. reverse(逆の)


    • “reverse” は物事の順序や方向をひっくり返すイメージが強く、物理的な「逆方向」について言及する場合が多いです。


  3. completely different(まったく異なる)


    • “opposite” とほぼ同じように「全く別」という意味を伝えますが、“opposite” よりもややカジュアルでニュアンスが広いです。


反意語


  1. same(同じ)


    • 「逆(反対)」の反意語として最も単純。


  2. similar(似ている)


    • 「全く反対」ではなく、多少共通点がある場合を指すことで差が明確になります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /ˈɒp.ə.zɪt/ (イギリス英語), /ˈɑː.pə.zɪt/ (アメリカ英語)


    • イギリス英語: 「ア(短めの音)-ポ-ズィット」

    • アメリカ英語: 「アー-ポ-ズィット」


  • 強勢(アクセント): 最初の “op-” の部分にあります。

  • よくある発音の間違い: “-site” と読む人がいるかもしれませんが、実際は “-zit” のような音に近いです。

8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • 品詞の混同: 形容詞 “opposite” と 名詞 “the opposite”、前置詞 “opposite” を混同しがちです。


    • 例: “the opposite of A”(Aの反対)→ 名詞

    • 例: “opposite A”(Aの向かいに)→ 前置詞

    • 例: “opposite ideas”(正反対の考え)→ 形容詞


  • スペルミス: “oppisite” “opposit” など、母音を入れ違えたり母音不足に注意。

  • 試験対策: TOEIC・英検でも「正反対の(もの)を問う」文章中で頻出します。品詞を問う問題でも出題されることがあるため、文脈ごとの使い分けを把握しておきましょう。

9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “op-” は「〜に対して」「反対の方向に」などを表す接頭語。「相手に向かって置く(ponere)」というイメージをもつと覚えやすいです。

  • 「opposite」は目の前にあるものに対して「向かい合っている」イメージ漫画のコマを思い描くと記憶に定着しやすいでしょう。

  • スペリングは “op + pos + ite” と3つのパーツに分割して反復練習すると間違えにくくなります。


上記のポイントを押さえて、“opposite” を自信を持って使いこなせるように練習してみてください。日常からビジネス、学術的な文脈まで幅広く活用できる形容詞です。

意味のイメージ
opposite
意味(1)

(動く方向が)反対の

意味(2)

(性質上)正反対の,相入れない

基礎英単語(NGSL) / 発音問題

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