最終更新日:2025/08/09
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coach

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元となった辞書の項目

coach

名詞

〈C〉コー​チ, 監督 / (箱形・屋根付き) 大型四輪馬車 / 普通客車 / 普通席

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解説

1. 基本情報と概要

単語: coach

品詞: 名詞 (動詞でも使われるが、ここでは名詞を中心に解説)

英語の意味:

1) A person who trains or directs athletes, sports teams, or individuals (コーチ)

2) A large bus, particularly for long-distance travel (長距離バス)

3) (やや古い用法) 四輪大型馬車

日本語の意味:

1) スポーツや楽器演奏などで指導する「コーチ」です。相手を指導・訓練し、向上させる役割を担います。

2) イギリス英語では、都市間を結ぶ大型の観光・長距離バスを「コーチ」と呼ぶことがあります。

3) やや古い表現では「馬車」をさすこともあります。

「coach」という言葉は、スポーツ指導の場面や長距離バスを指す際に使われる比較的一般的な単語です。スポーツや移動手段に関わる文脈で耳にすることが多いでしょう。

CEFRレベルの目安: B1(中級)

スポーツや旅行の分野においてよく登場するため、日常会話レベルでもよく使われます。

活用形


  • 名詞: coach (単数), coaches (複数)

  • 動詞: to coach (指導する), coaches, coaching, coached

他の品詞の例


  • 動詞 “to coach”: “He coaches the basketball team.” (彼はバスケットボールチームを指導している)

  • 形容詞: 直接の形容詞形はあまり一般的ではありませんが、“coachable”「教えがいのある」という派生語があります。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 元々はハンガリー語の地名 “Kocs” に由来し、そこから「馬車」を表すようになりました。

詳細な意味


  1. スポーツや仕事の指導者(名詞)


    • チームや個人のスキル向上をサポートする人


  2. 長距離バス(名詞)


    • 「intercity coach」のような形で、都市間を結ぶ長距離バスを指す。


  3. 馬車(名詞)


    • 近代以前の移動手段としての四輪車(古めかしい用法)


よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. “sports coach” – (スポーツのコーチ)

  2. “head coach” – (ヘッドコーチ)

  3. “assistant coach” – (アシスタントコーチ)

  4. “coach a team” – (チームを指導する)

  5. “coach travel” – (長距離バスを利用した旅行)

  6. “coach station” – (バス乗り場、特に長距離バスのターミナル)

  7. “business coach” – (ビジネスコーチ)

  8. “life coach” – (ライフコーチ)

  9. “coach holiday” – (バスで巡る旅行)

  10. “career coach” – (キャリアコーチ)


3. 語源とニュアンス

語源:


  • ハンガリー語の “kocsi” (「Kocsの町の」という意味) が語源。その町で特に快適な馬車が作られていたことから、ヨーロッパ各国に「馬車」を意味する語として広まったとされています。そこから人を目的地まで運ぶ→人を導くというイメージへと発展し、「指導する人」という意味が派生しました。

ニュアンスと使用時の注意:


  • 「人を目的に向かって導く」というポジティブな含意があるため、スポーツだけでなく、ビジネスや人生設計など、相手をサポートする専門家を指す表現として広く用いられています。

  • 口語でも文書でも、カジュアルからフォーマルまで幅広く使われます。

  • 「長距離バス」の意味で使われるのはイギリス英語圏で比較的よく見られますが、アメリカ英語圏では“coach”というとコーチ(指導者)の意味が強いです。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 名詞(可算名詞)


    • “a coach” / “the coach” / “coaches” と、冠詞や複数形を取ります。


  2. 動詞としての “to coach”


    • 他動詞的に、直接目的語(人やチーム)を取ることが多いです。

    • 例: “She coaches the local football team.”


  3. イディオムや構文


    • “coach someone on something” – (誰かに何かを教える・指導する)

    • 例: “He coached her on public speaking.”


フォーマルとカジュアルのバランスは、文脈によりますが、ビジネスシーンでも「ビジネスコーチ」などの形で比較的フォーマルに使われやすい単語です。


5. 実例と例文

日常会話での例文 (3つ)


  1. “I have a really supportive coach at my local gym.”

    (地元のジムにとても頼りになるコーチがいるんだ。)

  2. “The coach told me to practice my dribbling technique every day.”

    (コーチはドリブルの練習を毎日やるように言ったよ。)

  3. “I’m taking a coach to visit my friend in another city this weekend.”

    (今週末、他の街に住む友だちに会いに行くのに長距離バスを利用するんだ。)

ビジネスの文脈での例文 (3つ)


  1. “Our company hired a professional coach to improve leadership skills among managers.”

    (当社は管理職のリーダーシップ向上のためにプロのコーチを雇いました。)

  2. “I worked with a career coach to find a more suitable career path.”

    (より自分に合ったキャリアを探すためにキャリアコーチと一緒に取り組みました。)

  3. “She attended a coaching session on effective communication.”

    (彼女は効果的なコミュニケーションについてのコーチングセッションに参加しました。)

学術的・専門的な文脈での例文 (3つ)


  1. “Recent studies suggest that effective coaching strategies can significantly enhance team performance.”

    (最近の研究では、効果的なコーチング戦略がチームのパフォーマンスを大幅に高める可能性があることが示唆されています。)

  2. “The role of the coach is crucial in developing youth sports and nurturing talent.”

    (若年層のスポーツと才能の育成において、コーチの役割は極めて重要です。)

  3. “Professional coaching methodologies are now applied in various fields, including education and healthcare.”

    (教育やヘルスケアを含むさまざまな分野で、専門的なコーチング手法が応用されています。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (synonyms)


  1. trainer (トレーナー)


    • スポーツやフィットネスの場面ではほぼ同じ意味だが、身体的な訓練に焦点を当てることが多い。


  2. instructor (インストラクター)


    • 一定のスキルや知識を教える人。コーチよりも技術的指導のニュアンスが強め。


  3. mentor (メンター)


    • 長期的な指導や助言をする人。コーチよりも、人生全般やキャリアでの指導的役割を果たすことが多い。


反意語 (antonyms)


  • 明確な反意語はありませんが、「coachされる側」と対比すると “trainee” (訓練を受ける人) や “player” (選手) が逆の立場になります。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA)


  • イギリス英語(BrE): /kəʊtʃ/

  • アメリカ英語(AmE): /koʊtʃ/

アクセント: 最初の音 “co- (コウ/コー)” の部分に強勢があります。末尾の “-ch” は “チ”と発音します。

よくある間違い:


  • 末尾の “ch” を濁らせて /koʊdʒ/ にしないように注意すること(/ch/ と /j/ の発音の混同)。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: 「coash」「choach」などと間違えやすいので注意。

  2. 動詞と名詞を混同: “He is a coach.”(名詞) / “He coaches the team.”(動詞)

  3. bus と “coach” の区別: イギリス英語では長距離バスを“coach”、市内バスを“bus”と言う場合が多い。アメリカ英語では一般的に“bus”が広く使われる。

  4. TOEIC・英検など試験対策: ビジネス寄りの文章やスポーツ関連の設問で“coach”として「指導者」「コーチ」を問う問題が出やすい。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「コーチは目的地へ運ぶ人・役目」というイメージを持つと覚えやすいです。もともと馬車 (coach) が人々を目的地に連れて行く=コーチ(指導者)が人々を目標に導いていく、という連想がしやすいでしょう。

  • スペリングは “co-” + “ach (エイチ)” で、「コウチ」と発音を意識すると間違えにくいです。

  • 馬車からコーチャー(指導者)への意味の流れを思い出すと、単語の背景が見えて覚えやすくなります。


以上が名詞 “coach” の詳しい解説です。スポーツ関連やビジネスシーンでよく登場するので、ぜひ活用してみてください。

意味のイメージ
coach
意味(1)

(箱形・屋根付き)大型四輪馬車;(鉄道以前の)駅馬車

意味(2)

(sleeping car, parlor carと区別して)普通客車

意味(3)

《米》大型バス;《英》長距離バス

意味(4)

〈米〉(飛行機・列車・バスなどの)普通席

意味(5)

(またcoacher)(競技車・チームなどの)コーチ,監督;(野球で)(1塁・3塁の)走塁コーチ;(歌手・俳優などの)指導者;(受験指導の)家庭教師

基礎英単語(NGSL) / 発音問題

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