最終更新日:2025/12/02
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assume

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元となった辞書の項目

assume

動詞

(証拠はないが)…を本当のことと思う, を仮定する,推測する / 《かたく》(役目・任務・責任など)を引き受ける, 〈責任〉を負う

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解説

1. 基本情報と概要

単語: assume

品詞: 動詞 (他動詞)

意味 (英語)


  1. To suppose something to be true without proof.

  2. To take on responsibility, power, or a certain quality.

意味 (日本語)


  1. 証拠がないまま「〜だと仮定する」、「推測する」。

  2. 責任や権限などを「引き受ける」、「担う」、「就任する」。

「assume」は、「こうだと前提を置く」「仮定する」という場面や、「〜を引き受ける、就任する」というニュアンスで使われる動詞です。例えば、「I assume this plan will work.(この計画はうまくいくと思う)」のように推測するときや、「He assumed the role of leader.(彼はリーダーとしての役割を引き受けた)」のように責任を担うときなどに使われます。

活用形


  • 原形: assume

  • 三人称単数現在形: assumes

  • 現在分詞/動名詞: assuming

  • 過去形: assumed

  • 過去分詞: assumed

他の品詞形


  • 名詞: assumption (仮定、前提、引き受け)

    例: “Your assumption may be incorrect.”

  • 形容詞: assumed (仮定の、想定される)

    例: “The assumed identity turned out to be false.”

  • 形容詞: assuming (うぬぼれた) ※別の意味で使われることがあるため要注意

※難易度目安: B2(中上級)

B2レベルは、中上級の学習者が学ぶ単語であり、読解や会話で頻繁に登場します。大量の語彙を使いこなし、論理展開で推測を行う際に使える重要単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 前半 (接頭語的役割): a(d)-… (ラテン語「〜へ、〜に向かって」を表す)

  • 後半 (語幹): -sume (ラテン語「sumere(取る、引き受ける)」)

つまり「assume」は、ラテン語で “ad-sumere” (~に向かって取る) に由来しており、「引き受ける、取り込む」というイメージがあります。

派生語・類縁語


  • assumption (名詞)

  • assume responsibility (責任を負う)

  • resume (再開する) などの「-sume」系は同じ語根を持つ

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(計10個)


  1. assume responsibility → (責任を引き受ける)

  2. assume control → (支配を握る、コントロールを引き受ける)

  3. assume the role → (役割を担う)

  4. assume innocence/guilt → (無罪/有罪を仮定する)

  5. assume a position → (立場・地位を得る)

  6. assume leadership → (リーダーシップを引き受ける)

  7. assume a new identity → (新しい身分を装う)

  8. assume something to be true → (何かを真実だと仮定する)

  9. commonly assumed → (一般的に想定される)

  10. assume a posture → (ある姿勢を取る) ※比喩的にも使われる


3. 語源とニュアンス

語源

「assume」はラテン語の「ad-sumere」から来ており、これは「ad (〜に向かって) + sumere (取る/引き受ける)」という組み合わせです。歴史的には「身にまとう」「引き受ける」「仮定する」という幅広い意味で使われてきました。

ニュアンス


  • 「仮定する」「想定する」という意味では、証拠が不十分でも何らかの前提を置くときに用いられます。

  • 「(責任や地位などを) 引き受ける」という意味では、積極的に責任を背負う、職務を遂行する、といった積極的なニュアンスが少し含まれます。

  • 口語、文章いずれも割と多用されますが、「仮定する」意味での使用はビジネスやややフォーマルな文脈、学術場面で特に多いです。


4. 文法的な特徴と構文


  1. assume + that節


    • 例: “I assume (that) she will come soon.”(彼女はすぐに来るだろうと思っています)

      “that” は省略可能ですが、フォーマルな文章では入れることが多いです。


  2. assume + 目的語 (名詞)


    • 例: “He assumed the presidency.”(彼は大統領職を引き受けた)


  3. assume + to 不定詞


    • 例: “We assumed it to be correct.”(それを正しいと仮定した)


他動詞・自動詞の使い分け


  • 「assume」は基本的に他動詞なので、目的語か “that節” を取る形が多いです。

フォーマル/カジュアル


  • フォーマル: レポートやビジネス文書で「〜と仮定する」「〜を担う」という意味で頻繁に使われます。

  • カジュアル: 日常会話でも、「I assume so.(そうだと思うよ)」程度には使われますが、もっと簡単な “I guess so.” などの表現が好まれる傾向があります。


5. 実例と例文

(1) 日常会話


  1. “I assume you’ve already eaten, right?”

    (もう食べたんだよね、だよね? と仮定してる)

  2. “Don’t assume I know everything about that topic.”

    (その話題に関して、私が全部知っていると思わないでよ)

  3. “You shouldn’t assume he’ll be on time.”

    (彼が時間通り来ると決めつけちゃだめだよ)

(2) ビジネス


  1. “We need to assume the best but prepare for the worst.”

    (最善を想定しつつ、最悪に備える必要があります)

  2. “If you assume leadership of this project, you must ensure its success.”

    (このプロジェクトのリーダーを引き受けるなら、成功に責任を持たなければなりません)

  3. “Let’s not assume the client’s preferences; let’s confirm them first.”

    (クライアントの好みを勝手に決めつけず、まずは確認しましょう)

(3) 学術的な文脈


  1. “We assume that all variables are independent for the sake of simplicity.”

    (簡単化のため、すべての変数が独立であると仮定します)

  2. “When studying this phenomenon, we assume a linear model.”

    (この現象を研究する際、線形モデルを仮定します)

  3. “Researchers often assume certain conditions are met before conducting experiments.”

    (研究者は実験を行う前に、ある条件が満たされていると想定することがよくあります)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. suppose (〜だと思う)


    • “I suppose we can finish by noon.”(おそらく正午までには終えられると思う)

    • 「assume」よりもややカジュアルで、個人的な感覚の推測。


  2. presume (推測する、もう少し確信度が高いニュアンス)


    • “I presume he’ll accept the offer.”(彼はその申し出を受けるだろうと思う)

    • 「assume」と非常に近いが、やや根拠がある場合に使われることも。


  3. guess (勘や根拠薄い推測)


    • “I guess he’s not coming.”(彼は来ないと思うよ)

    • 「assume」よりさらに口語的。


反意語


  • verify (検証する)


    • 「assume」= 検証せず仮定する → 「verify」= 実際に確認して真偽を確かめる


  • prove (証明する)


    • 「仮定する」とは逆に、証拠や論拠で事実として示す



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /əˈsuːm/

  • アクセントは第2音節「-sume」に置かれます。(a-SUME)

  • アメリカ英語でもイギリス英語でもおおむね同じ発音です。イギリス読みの場合、/əˈsjuːm/ のように “sju” の要素がやや強く聞こえる場合もありますが、大差はありません。

  • よくある間違いは “ass-u-me” と区切って平坦に発音することですが、正しくは「ə-sume」という区切り感を意識すると自然です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルで「assume」を「asume」と1つの “s” しか書かないミスが多いので注意してください。

  • 同音異義語は特になく、混乱しやすいのは「assure / ensure / insure」など類似したスペリングの語です。「assume」との意味の違いを明確にしておきましょう。

  • 試験や資格(TOEIC、英検)などでは、「仮定する」「責任を引き受ける」という文脈で頻出します。穴埋め問題や、言い換え表現の問題で「presume」「suppose」と混同しないように注意が必要です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「ad (向かって) + sumere (取る)」= “何かを取る・引き受ける” → “責任を取る/仮定してみる” とイメージすると覚えやすいです。

  • 「assume」は、“as + U + me” のように分解して、「あなた(U)と私(me)で仮定して話そう」というユーモアで覚える人もいます。

  • 「assumption (仮定/前提)」という名詞とセットで覚えるのがコツ。「仮定する → 仮定(assumption)」と連動させると、文章で使いやすくなります。


以上が「assume」の詳細解説です。「仮定する」「引き受ける」という2つの主要な意味をしっかり理解し、文脈に合わせて使い分けてみてください。

意味のイメージ
assume
意味(1)

〈役目・任務など〉'を'引き受ける〈責任〉'を'負う

私は当然彼女がそこにいると思った。

このボタンはなに?
意味(2)

(証拠はないが)…'を'本当のことと思う,仮定する,推測する(suppose)

意味(3)

…'を'自分のものにする,奪い取る

意味(4)

〈人が〉〈ある生活様式・態度〉'を'身につける,とる,〈ある性質・様相など〉'を'帯びる

意味(5)

…‘の'ふりをする,'を'装う(pretend)

基礎英単語(NGSL) / 発音問題

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