名詞 “weight” を徹底解説

1. 基本情報と概要

英語表記: weight

品詞: 名詞 (可算・不可算両方の用法あり)

意味（英語）:

• the measure of how heavy someone or something is

意味（日本語）:

• 人や物がどれくらい重いかを表す測定値のことです。
  
  「weight」は日常生活や健康診断などで「体重はどれくらい？」という形でよく使われます。重さを表すときによく出てくる単語で、軽いニュアンスから重いニュアンスまで幅広く使われます。

難易度目安（CEFR）: A2（初級）～B1（中級）

• A2：日常的な基本表現での使用
  


• B1：もう少し複雑な文章や会話でも使用
  

活用形や他の品詞例:

• 名詞: weight (単数形) / weights (複数形：ダンベルなど「複数のオモリ」という意味合い)
  


• 動詞: weigh（重さを量る、重さが～である）
  


• 形容詞: weighty（重い、重要な ※ややフォーマル）

2. 語構成と詳細な意味

語構成

• 語幹： weigh（重さを量る）
  


• 接尾語： -t … 動詞から名詞を作る際によく見られる形（例：length ← long＋th）。

関連語や派生語

• weigh (v.) : 「重さを量る」
  


• overweight (adj.) : 「太り過ぎの」/「過重量の」
  


• underweight (adj.) : 「標準体重よりも軽い」/「軽量の」
  


• heavyweight (adj./n.) : 「重量級の」、「重量級ボクサー」など
  


• lightweight (adj./n.) : 「軽量の」、「軽量級ボクサー」など
  

よく使われるコロケーション(共起表現) 10選

1. gain weight（体重が増える）
   


2. lose weight（体重が減る）
   


3. check one’s weight（体重を量る）
   


4. average weight（平均的な重さ/体重）
   


5. ideal weight（理想体重）
   


6. weight limit（重量制限）
   


7. a weight off one’s shoulders（肩の荷が下りる）
   


8. dead weight（まったく動かない重さ、比喩的に「足かせ」）
   


9. carry one’s weight（自分の役割を果たす、責任を負う）
   


10. put on weight（体重が増える、太る）

3. 語源とニュアンス

「weight」は古英語の “wiht” に遡り、さらにゲルマン祖語に由来します。同じ語根から「weigh（～を量る）」という動詞も派生しています。もともと「重さ」を意味する単語で、そこから派生的に「重圧」「負担」「重要度」という比喩的な意味やニュアンスでも使われます。

• 使用時の注意点: 「weight」は主に物理的・具体的な「重さ」を意味しますが、「重要性」や「負担・重み」といったやや抽象的な意味合いでも用いられます。
  


• 使用シーン: 日常会話（カジュアル）からビジネス文章や学術的文書（フォーマル）まで幅広く使われます。

4. 文法的な特徴と構文

• 名詞 (不可算 / 可算):
  
  
  
  • 不可算として使う場合: 「He lost weight.（彼は体重が減った）」
    
  
  
  • 可算として使う場合: 「He lifted two heavy weights at the gym.（彼はジムで2つの重いオモリを上げた）」
    
  
  


• イディオム例:
  
  
  
  • “throw one’s weight around” : 「権力を誇示する」
    
  
  
  • “pull one’s weight” : 「自分の役割を十分に果たす」
    
  
  

フォーマル/カジュアルどちらでも比較的使われます。イディオムとして使う場合は口語的なニュアンスが感じられることも多いです。

5. 実例と例文

日常会話での例文

1. “I’ve gained some weight recently, so I need to exercise more.”
   
   （最近体重が少し増えたから、もっと運動しなくちゃ。）
   


2. “What’s your ideal weight?”
   
   （あなたの理想体重はどれくらい？）
   


3. “I always check my weight in the morning.”
   
   （私は毎朝体重を量ってます。）

ビジネスシーンでの例文

1. “The cargo exceeds the weight limit. We need to arrange additional shipping.”
   
   （貨物が重量制限を超えています。追加の配送を手配する必要があります。）
   


2. “Please confirm the weight of each package before sending them out.”
   
   （発送前に各パッケージの重量を確認してください。）
   


3. “His opinion carries a lot of weight in the industry.”
   
   （彼の意見は業界内でとても大きな影響力を持っています。）

学術的な場面での例文

1. “The molecular weight of this compound is approximately 58.44 g/mol.”
   
   （この化合物の分子量は約58.44 g/molです。）
   


2. “Weight is influenced by gravitational force, which differs depending on the location.”
   
   （重量は重力の影響を受け、場所によって異なることがあります。）
   


3. “Statistical weight plays a crucial role in data analysis.”
   
   （統計的重みはデータ分析において極めて重要な役割を果たします。）

6. 類義語・反意語と比較

類義語

1. mass (n.)：質量（物理的には「重量」とは区別される）
   


2. heaviness (n.)：重さ（抽象的・感覚的に「重い」と感じること）
   


3. burden (n.)：重荷（比喩的に、精神的な「重荷」を表すことが多い）

• “mass” は科学的文脈で用いられる「質量」であり、重力とは区別されます。
  


• “heaviness” は「重い感じ」を表し、物理的・感覚的な重さのニュアンスです。
  


• “burden” は物理的重さよりも比喩的な精神的重圧などに使われやすいです。

反意語

• lightness (n.)：軽さ、気軽さ

7. 発音とアクセントの特徴

• 発音記号(IPA): /weɪt/
  


• 音節: 1音節
  


• アメリカ英語とイギリス英語で大きな違いはありません。
  


• “t”の音がやや弱く発音されることがあるため、早口だと /weɪʔ/ のように聞こえる場合もあります。
  


• よくある間違いとしては “wait” (/weɪt/, 待つ) と混同しやすいですが、つづりと意味が異なるので注意が必要です。

8. 学習上の注意点・よくある間違い

• スペル: “weight” の中には “eight (8)” が隠れているので、「ウェイト」とカタカナで覚える際にもスペルミスに注意。
  


• wait との混同: 待つ（wait）とはスペルも意味も異なる。
  


• TOEICや英検など試験対策: ビジネス文書や健康管理に関するトピックで “weight” はよく登場。 “weight limit” や “gain/lose weight” の表現が出やすい。

9. 記憶に残るヒントやイメージ

• “weight” の中に “eight (8)” が含まれる: “eight” は数の8なので、重みを感じるイメージで覚えると良い。
  


• 語源イメージ: “weigh” は「量る」という動作。そこに「名詞化する -t」がついて「重さ」を表すと考えるとつながりを理解しやすいです。
  


• 勉強テクニック: 似たつづりの “wait”（金曜日を待つなど）とセットで覚えて、意味の違いを強調すると印象に残りやすいです。

「weight」は日常生活からビジネス、学術的な場面まで幅広く使われる重要単語です。正しいつづりと用法を身につけて、会話や文章で上手に生かしてみてください。