最終更新日:2025/11/15

(時間・順序が)次の,すぐ後に続く;来…,翌… / (場所・位置が)いちばん近い,隣の / 次の人,次のもの

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元となった辞書の項目

next

限定詞

(時間・順序が)次の,すぐ後に続く;来…,翌… / (場所・位置が)いちばん近い,隣の / 次の人,次のもの

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解説

1. 基本情報と概要

単語: next

品詞: 限定詞 (determiner)、形容詞(adjective)、副詞(adverb)、名詞(noun)

CEFRレベルの目安: A2(初級)

意味(英語): “Coming immediately after the present one or after the previous one in time or order.”

意味(日本語): 「(時間・順番などが)次の、すぐ後に来るもの・こと」を表します。

「next」は「今のものの直後に来る」というニュアンスで使われます。たとえば「next week(次の週)」「next question(次の質問)」など、次にやってくる対象を指し示したいときに使われます。日常会話でもよく登場する、非常に基本的な単語です。

活用形


  • 単独で「next」


    • 限定詞として: “the next day” / “my next class”

    • 形容詞として: “the next train”

    • 副詞として: “What should we do next?”

    • 名詞として: “You’re next!”


  • 他の品詞へ変化はせず、「nextly」「nextness」のような一般的な派生形はありません。

2. 語構成と詳細な意味

「next」にははっきりした接頭語や接尾語はなく、語幹そのものが「next」となります。

派生語としては、「next-door(隣の、隣に住む)」のようにハイフンで他の語と結びついた形が見られます。

関連する表現・コロケーション(10個)


  1. next day(次の日)

  2. next time(次回)

  3. next door(隣、隣近所)

  4. next step(次の段階、次のステップ)

  5. next generation(次世代)

  6. next to ~(~の隣に)

  7. next available date(次に利用できる日)

  8. next in line(次に順番が回ってくる人/物)

  9. by next week(来週までに)

  10. next best thing(次に良いもの、次善策)

3. 語源とニュアンス

「next」は古英語の「nēhst」 (最も近い、最も近接する) が変化した形といわれています。

かつては「最も近い」というニュアンスを持っていましたが、現代では主に「次の」「直後に来る」という意味で使われます。


  • ニュアンス・使用上の注意:


    • 日常会話では「next thing to do is…」のようにくだけたカジュアルな表現から、ビジネス文書で「the next step is…」というフォーマルな言い回しにも幅広く使えます。

    • 感情的な強弱はあまりなく、事実の順番や時系列を指し示す客観的な役割が強いです。


4. 文法的な特徴と構文


  • 限定詞(determiner)として: 名詞の前に置いて「次の~」という意味を与えます。

    例: “the next bus” / “your next appointment”

  • 形容詞(adjective)として: “I’ll catch the next train.” のように名詞を修飾します。

  • 副詞(adverb)として: “What shall we do next?” のように、動詞を修飾して「次に」の意味を表します。

  • 名詞(noun)として: “You’re next!” のように「次の人・次の番」を指し示します。

可算・不可算など

「next」は具体的な物を指すときでも数えられる名詞にはならず、「順番的に次の人・もの」という概念的な名詞として使われます(例: “Who’s next?”)。ただし頻繁に限定詞や形容詞として用いられます。

5. 実例と例文

日常会話での例文 (3つ)


  1. “When is our next meeting?”

    (次のミーティングはいつ?)

  2. “I’ll talk to you later. Next, I have to grab some lunch.”

    (また後で話すね。とりあえず次は昼ご飯を食べなきゃ。)

  3. “Who’s next in line for the ride?”

    (乗り物に乗るのは誰が次の番?)

ビジネスシーンでの例文 (3つ)


  1. “Our next step is to finalize the budget.”

    (私たちの次のステップは予算を確定することです。)

  2. “I will email you by next Monday with the sales report.”

    (販売レポートについては来週の月曜日までにメールします。)

  3. “We need to plan the next phase of the project carefully.”

    (プロジェクトの次の段階を慎重に計画する必要があります。)

学術的な文脈での例文 (3つ)


  1. “In the next section, we will discuss the methodology.”

    (次のセクションでは手法について議論します。)

  2. “The researcher’s next concern is data validation.”

    (研究者の次の懸念はデータの妥当性検証です。)

  3. “Our findings lead us to the next hypothesis to be tested.”

    (私たちの研究結果は、次にテストすべき仮説へとつながります。)

6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. following(次の)


    • 「続いて起こる」という意味が強く、文書では「the following day」のように少しフォーマル。


  2. subsequent(その後の)


    • “次に続く”という意味で、ややフォーマル感がある。学術論文などでよく使われる。


反意語 (Antonyms)


  1. previous(前の)


    • 「今のものより前の」


  2. former(以前の)


    • 「かつての」という意味合い。previousよりもやや堅い言い回し。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /nekst/

  • 強勢 (アクセント): 単音節のため、とくに単語内での強勢は意識されません。/nekst/ の “e” を日本語の「エ」のように発音し、最後の “t” をしっかり発音します。

  • アメリカ英語とイギリス英語での違い: 大きな違いはなく、どちらも /nekst/ に近い音です。

  • よくある間違い: /neks/ と “t” をはっきり発音しなかったり、 /nekt/ と “s” を脱落させたりすることがあります。しっかり /nekst/ と意識しましょう。

8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • 綴りのまちがい: 「nex」「nextt」と誤記する例があるので注意してください。

  • 副詞的用法での混同: “next” と “afterward(s)” を混同することがあります。 “afterward(s)” は「あとで」という漠然とした意味ですが、“next” は「次にすぐ」というタイミングの強調が強いです。

  • TOEIC・英検など試験での出題: カレンダーやスケジュールを表す問題、時制に関する問題でよく登場します。「次の・来~」という意味を正しく捉えて答える必要があります。

9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ: 「心の中の“順番表”のすぐ後ろを指している」というイメージで覚えると使いやすいです。

  • スペル暗記のコツ: “ne+x+t” と3つの塊に分け、最後の “t” をしっかり発音するイメージで書き留めるとミスが減ります。

  • ストーリーや連想: “NEXT”と大文字で書くときは、テレビ番組やポスターの見出しなどでもよく使われます。そこから「“次の番組”が目に入る」イメージを持っておくとすぐに思い出せます。


以上が「next」の詳しい解説です。「next」は日常会話やビジネスシーンなど、さまざまな場面で使える便利な単語なので、ぜひ活用してみてください。

意味のイメージ
next
意味(1)

(時間・順序が)次の,すぐ後に続く;来…,翌…

意味(2)

次の人,次のもの

意味(3)

(場所・位置が)いちばん近い,隣の

基礎英単語(NGSL) / 英訳 / 記述問題

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