最終更新日:2025/09/23

(突然)…‘を'ひどく驚かせる,おびえさせる / ひどく怖がる,おびえる

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元となった辞書の項目

frighten

動詞

(突然)…‘を'ひどく驚かせる,おびえさせる / ひどく怖がる,おびえる

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解説

1. 基本情報と概要

単語


  • frighten


    • 品詞: 動詞 (他動詞)

    • CEFRレベル目安: B1(中級)


意味


  • 英語: to make someone feel afraid or scared

  • 日本語: (人を)怖がらせる、怯えさせる

「frighten」は、「相手に恐怖心を与える、怖い思いをさせる」というニュアンスがあります。日常会話でもフォーマルな場面でも使われる比較的一般的な単語です。

活用形


  • 原形: frighten

  • 三人称単数現在形: frightens

  • 現在進行形: frightening

  • 過去形 / 過去分詞形: frightened

他の品詞


  • 形容詞形: frightened / frightening


    • 例: frightened cat(怯えた猫)、a frightening experience(恐ろしい体験)


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: fright (恐怖)

  • 接尾辞: -en(動詞化する際によく使われる語尾)

“frighten”は名詞“fright”(恐怖)から派生し、「恐怖を与える」という意味の動詞になったものです。

関連する派生語や類縁語


  • fright (名詞: 恐怖)

  • frightful (形容詞: 恐ろしい)

  • frightening (形容詞: 怖がらせるような、恐ろしい)

  • frightened (形容詞: 怖がっている、怯えている)

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. frighten someone to death

    (人を死ぬほど怖がらせる)

  2. frighten away/off the birds

    (鳥を追い払う、鳥を怖がらせて離れさせる)

  3. frighten a child

    (子どもを怖がらせる)

  4. be frightened by a loud noise

    (大きな音に驚かされる)

  5. be frightened of the dark

    (暗闇を怖がる)

  6. frighten someone into doing something

    (人を脅かして何かをさせる)

  7. the frightening thought of…

    (…という恐ろしい考え)

  8. look frightened

    (怖がっているように見える)

  9. a frightening movie

    (怖い映画)

  10. to frighten away intruders

    (侵入者を追い払う)

3. 語源とニュアンス

語源


  • “frighten”は古英語の“fyrhtu”や“fyrht”に由来する“fright”に、動詞化する“-en”がついた形です。中世から「怖がらせる」という意味で使われてきました。

ニュアンス・使用上の注意


  • 「恐怖心を与える」という意味があるので、相手を脅かす場合や、単にビックリさせるときに使われます。

  • 日常会話でも文章でも使われますが、「scare」よりややフォーマルな響きを持つことがあります。あからさまに脅すニュアンスでも、驚かすニュアンスでも文脈次第で使われます。

4. 文法的な特徴と構文


  1. 他動詞として使われる


    • 例: The dog frightened the children. (犬が子どもたちを怯えさせた)


  2. 「be frightened of ~」の形で「~を怖がっている」と表現できる


    • 例: She is frightened of spiders. (彼女はクモを怖がっている)


  3. 「frighten someone into ~ing」の形で、「脅かして~させる」を表現


    • 例: The threat frightened him into confessing. (その脅しで、彼は白状せざるを得なかった)


イディオム


  • frighten the life out of someone


    • 「(誰かを)ひどく驚かせる、怖がらせる」

    • 例: The loud noise frightened the life out of me. (大きな音に心底驚かされた)


5. 実例と例文

日常会話 (カジュアル)


  1. “Don’t sneak up on me like that—you frightened me!”


    • 「そんな風に後ろからこっそり来ないで、驚いたわ!」


  2. “I was frightened by the thunder last night.”


    • 「昨夜の雷に怯えちゃったよ。」


  3. “She’s frightened of spiders, so keep that in mind.”


    • 「彼女はクモが苦手だから、気を付けてあげてね。」


ビジネス (フォーマル寄り)


  1. “The unexpected announcement frightened some of the investors.”


    • 「予期せぬ発表が、一部の投資家を不安にさせました。」


  2. “We need to ensure our new policy does not frighten away potential clients.”


    • 「新しい方針で、潜在的な顧客を遠ざけないように注意しなければなりません。」


  3. “Her aggressive approach might frighten team members.”


    • 「彼女の攻撃的なやり方は、チームメンバーを萎縮させるかもしれません。」


学術的・公的な文脈


  1. “Loud noises have been shown to frighten animals in captivity.”


    • 「大きな音は、飼育下の動物を怖がらせることが示されています。」


  2. “Historical accounts suggest that new scientific theories can sometimes frighten the general public.”


    • 「歴史的記録によると、新しい科学理論はときとして一般大衆を怖がらせることがあります。」


  3. “If societal changes occur too rapidly, they may frighten those not prepared for them.”


    • 「社会の変化が急速に起きると、準備のできていない人々を戸惑わせる(怖がらせる)可能性があります。」


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. scare(~を怖がらせる)


    • 「frighten」よりもカジュアルで、会話でよく使われる。


  2. terrify(~を恐怖に陥れる)


    • 「frighten」よりも強い「恐怖」の度合い。


  3. startle(~を驚かせる)


    • 「ビクッとさせる」ようなニュアンスが強い。


反意語


  • reassure(安心させる)


    • 「心配や恐怖を和らげる」という点で反意語にあたります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ˈfraɪt(ə)n/

  • アメリカ英語 / イギリス英語: 大きな違いはありませんが、アメリカ英語では[t]がやや弾かれる傾向(/ˈfraɪʔn/のように聞こえることも)があります。

  • 強勢(アクセント): 最初の音節 “fri” に強勢がきます。

  • よくある発音ミス: “r” の後にすぐ “ai” が続くため「フライテン」のように母音を伸ばしすぎたり、「フライトゥン」と間違いやすいです。

8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「frigthen」のように“g”と“h”の順序を間違えるケースがあります。正しくは「fri-g-h-t-e-n」。

  • 同音異義語との混同: 特にhの入る単語でのミスは多いので注意。

  • TOEIC・英検などの出題傾向: シチュエーションで「何かが人を怖がらせる」などの文脈で頻出。受動態(be frightened by/at/of)や「be frightened into」の構文が出題されることがあります。

9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “fright” + “en” → 「恐怖(fright)を与える(en)」。

  • “frighten”は「ビックリさせる」の“scare”と比べてやや文章でも使いやすく、フォーマル・カジュアル問わず使える印象です。

  • 覚えるときは「「fright(恐怖)」が“する”動詞」と意識するとスペルも区別しやすいでしょう。


上記を踏まえて「frighten」を使いこなせば、会話や文章中で微妙な恐怖ニュアンスを的確に表現できるようになります。

意味のイメージ
frighten
意味(1)

(突然)…‘を'ひどく驚かせる,おびえさせる

意味(2)

ひどく怖がる,おびえる

基礎英単語(NGSL) / 英訳 / 記述問題

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