最終更新日:2024/06/13
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swear

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元となった辞書の項目

swear

動詞

(神などにかけて)誓う《to,by,on》 / 《...を》証言する《to》 / 罰当たりな言葉を使う,《...を》ののしる《at ...》 / ...を誓う / ...だと断言する《that》 / 《...を》...に誓わせる《to ...》

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もう二度とそれをしないと誓います。

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解説

動詞 swear を徹底解説


1. 基本情報と概要

英語の意味:

1) 誓う、誓約する (to make a serious or solemn promise)

2) (神・聖書などを) 引き合いに出して主張する (to assert emphatically, often invoking something sacred)

3) (口汚い言葉などを) ののしる、悪態をつく (to use profane language; to curse)

日本語の意味:

1) 「誓う」や「誓約する」という意味です。法廷などの厳粛な場面で「誓いを立てる」時によく使います。

2) 「(神や聖書などを) 引き合いに出して主張する」という意味もあります。

3) 「ののしる」「悪態をつく」という俗っぽい用法もあります。口語で「汚い言葉を使う」イメージです。

こうした意味の違いにより、時には厳粛な雰囲気の「誓い」を表す時にも使われ、また日常会話で「罵り」や「悪態」を表す時にも使われる単語です。


  • 品詞: 動詞 (Verb)

  • 活用:


    • 原形: swear

    • 過去形: swore

    • 過去分詞: sworn

    • 現在分詞: swearing

    • 三人称単数現在形: swears


  • 他の品詞形:


    • 名詞形: (特定の名詞形はありませんが、関連する名詞に swearer「悪態をつく人」などがあります。)

    • 「swear word」(名詞) – 「罵り言葉、汚い表現」


  • CEFRレベルの目安: B2(中上級)


    • B2: 比較的幅広い話題を取り扱えて、意味の違いを理解し使い分けられるレベル。リスニングや読解で「誓う/悪態をつく」のどちらで使われているか文脈上判断できるようになる必要があるため、中上級程度です。



2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹: swear


    • 現代英語では明確な接頭語や接尾語を含まない、比較的短い動詞です。


  • 派生語や類縁語:


    • swearer: 「罵り言葉を使う人」

    • swear word: 「罵り言葉、ののしり語」

    • swear-in: 「就任宣誓させること」(名詞・句動詞としても使われます)


コロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. swear allegiance (忠誠を誓う)

  2. swear an oath (宣誓をする)

  3. swear to secrecy (守秘義務を誓う)

  4. swear by God (神に誓う)

  5. swear under oath (宣誓の元に誓う、証言する)

  6. swear in (就任宣誓する/させる)

  7. swear off something (習慣などをきっぱりやめることを誓う)

  8. swear blind (断固として誓う;イギリス英語で多用)

  9. swear revenge (復讐を誓う)

  10. swear at someone (誰かに悪態をつく)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: 古英語「swerian」から来ており、ゲルマン祖語系の *sweranan に由来するとされます。当初は「厳粛に誓う」という重い意味合いが強く、後に「口汚い言葉を吐く」という意味にも派生していったといわれています。


  • 使用時の注意点:


    • 「誓う」意味では、フォーマルな場面 (法廷・結婚式などでの誓約) で重要度の高い単語です。

    • 「ののしる」意味では、カジュアルまたは口語的な場面で使われます。フォーマルな文章や目上の人との会話では避けるのが一般的です。


  • よく使われるシーン:


    • 厳粛な誓い (誓約書、証言、国旗に対する忠誠など)

    • 口語での汚い言葉や強い感情表現



4. 文法的な特徴と構文


  • 他動詞/自動詞:


    • 自動詞用法: 「(悪態などを) つく」という使い方「He swears too much.」

    • 他動詞用法: 「誓う」「ののしる対象がある」場合「He swore to tell the truth.」


  • 主な構文:

    1) swear + to 不定詞


    • 例: I swear to protect you forever. (永遠に守ると誓う)

      2) swear that 〜

    • 例: I swear that I had no idea about the surprise party. (パーティーのことは本当に知らなかったと誓う)

      3) swear at + 人/物

    • 例: He swore at the driver who cut him off. (割り込んできた運転手に悪態をついた)


  • フォーマル/カジュアル:


    • フォーマル: 法廷や式典などでの「誓う」という用法

    • カジュアル: 友人同士や口語で「ののしる」という用法



5. 実例と例文

日常会話 (カジュアル)


  1. I swear I'm telling the truth this time.

    (本当に今度は嘘じゃないって誓うよ。)

  2. Don’t swear at your little brother like that!

    (弟にそんな悪態をつくんじゃないよ!)

  3. I could hear him swearing under his breath.

    (彼が小声で悪態をついているのが聞こえた。)

ビジネス (ややフォーマル)


  1. I swear to follow the company’s internal policies.

    (私は社内規定に従うことを誓います。)

  2. He swore to complete the project on time, despite the obstacles.

    (彼は障害があってもプロジェクトを期日までに終わらせると誓った。)

  3. Please refrain from swearing in professional emails.

    (業務用のメールで汚い言葉を使うのは控えてください。)

学術的・公的な場面 (フォーマル)


  1. Each researcher must swear to maintain confidentiality regarding all participant data.

    (すべての研究者は、参加者のデータに関する守秘義務を誓わなければならない。)

  2. Witnesses are required to swear an oath before testifying in court.

    (証人は法廷で証言する前に宣誓を要求される。)

  3. The newly elected official was sworn in yesterday during a formal ceremony.

    (新しく選出された公務員は昨日、正式な式典で就任宣誓した。)


6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語 (Synonyms)

    1) vow (誓う)


    • 「結婚式などでの誓い」を思い起こさせ、フォーマル度が高い。

      2) pledge (誓約する)

    • 「公の場で誓う」イメージ。忠誠や資金提供の「約束」の意味でも使われる。

      3) curse (呪う/悪態をつく)

    • 「呪い」のニュアンスも含め、より強い否定的表現を指す場合もある。


  • 反意語 (Antonyms)

    1) deny (否定する)


    • 「〜とは違う」と誓いを拒否する、真実ではないと言う。

      2) recant (撤回する、放棄する)

    • 過去に誓ったり主張したりしていたことを正式に撤回する意味。


  • ニュアンスの違い


    • swear は 「厳粛に誓う」 と 「暴言を吐く」 の両方をカバーする幅広い意味を持ちます。

    • vow は「結婚式や固い約束などの厳粛な誓い」を連想すべきシーン。

    • curse は「呪い」レベルでの非常にネガティブな言葉遣いを含む可能性が高いです。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA (国際音声記号):


    • イギリス英語 (BrE): /sweə(r)/

    • アメリカ英語 (AmE): /swer/


  • アクセントの位置:


    • 1音節語なので特別なアクセントの移動はありません。最初 (唯一) の音節 /sweə(r)/ に力が入ります。


  • アメリカ英語とイギリス英語の違い:


    • イギリス英語は「スウェア」に近く、後ろの r はあまり強く発音しません (場合によってはほぼ無音)。

    • アメリカ英語では「スウェア(r)」と「r」をよりハッキリ発音します。


  • よくある発音の間違い:


    • 「スウィア」や「スウィーア」のように「ウィ」の音を強すぎると誤りに近い発音になりやすいので注意。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「sweare」「sware」などと書く間違い。

  • 同音異義語との混同:


    • sweater (セーター) など、声の響きが近い単語と混同しないように注意。


  • 試験対策:


    • TOEICや英検では、特に「law, court」など法的文脈で swear が「宣誓する」意味を取るケースが出題されることがあります。

    • 口語表現で「swear at ...」の使い方なども出題される可能性が高いです。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「誓い」(solemn vow) と「悪態」(profane words) の二面性をイメージ。

  • swear は「sweat(汗)」と同じように「sw-」で始まる単語ですが、「熱くなって誓う」「感情が高ぶって罵る」という情景を想像すると覚えやすいかもしれません。

  • 例文を作るときは「swear + to 不定詞 / that節 / at + 人」の使い方を繰り返し練習し、文脈に応じて意味を変える癖をつけましょう。


以上が動詞 swear の詳細解説です。フォーマルかカジュアルかでガラッと印象が変わる単語なので、文脈をしっかり意識して使うようにしてください。

意味のイメージ
swear
意味(1)

(神などにかけて)誓う,宣誓する

意味(2)

(宣誓して)(…を)証言する《+to+名(doing)》

意味(3)

罰当たりな言葉を使う,(…を)ののしる《+at+名》

意味(4)

(神などにかけて)…を‘誓う,'誓って言う

意味(5)

《話》《swear+that節》…だと断言する,主張する

意味(6)

(…を)〈人〉‘に'誓わせる,宣誓させる《+名+to+名(doing)》

基礎英単語(NGSL) / リスニング問題

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