最終更新日:2025/08/28
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indicate

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元となった辞書の項目

indicate

動詞

…‘を'指し示す,指摘する / …‘を'簡単に述べる,知らせる

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解説

動詞 “indicate” を徹底解説


1. 基本情報と概要

英語: indicate

日本語: 指し示す、示唆する、明らかにする

「indicate」は何かを「指示したり、示唆したり、はっきり示したりする」というニュアンスの動詞です。

英語で「示す」「指し示す」という意味でよく使われ、状況を説明したり、データや事実を挙げて何かを示すときに用いられます。


  • 品詞: 動詞 (Verb)

  • 主な活用形:


    • 現在形: indicate

    • 三人称単数現在: indicates

    • 現在分詞・動名詞: indicating

    • 過去形・過去分詞: indicated


  • 他の品詞への変化例:


    • 名詞: indicator (指示するもの、指針)

    • 形容詞: indicative (指示している、暗示している)


  • CEFR レベル目安: B2(中上級)


    • A1: 超初心者

    • A2: 初級

    • B1: 中級

    • B2: 中上級 ← 「indicate」は主にレポートや論文、ビジネス文書などでよく見かけるため、このあたり

    • C1: 上級

    • C2: 最上級



2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • in-: 「中へ」「上に」というニュアンスを持ちうる接頭語

  • dic / dict: 「言う」「示す」という意味のラテン語由来

  • -ate: 動詞化する接尾語

このように、「in + dic + ate」が組み合わさり、「中にあることを言葉で示す」→「指し示す、明らかにする」という意味になります。

派生語・類縁語


  • indicator (名詞): 指標、指示するもの

  • indicative (形容詞): 示している、暗示している

  • dictate (動詞): 命令する、口述する(同じ「dic-」語幹をもつ)

よく使われるコロケーション(10個)


  1. indicate a preference (好みを示す)

  2. indicate a problem (問題点を示す)

  3. indicate approval (承認を示す)

  4. indicate support (支援・支持を示す)

  5. indicate a direction (方向を示す)

  6. indicate a reason (理由を示す)

  7. indicate the cause (原因を示す)

  8. indicate a need (必要性を示す)

  9. indicate interest (興味を示す)

  10. indicate results (結果を示す)


3. 語源とニュアンス

語源

「indicate」はラテン語で「指し示す; 述べる」を意味する “indicare” に由来します。古くは「権威を持って示す」というニュアンスがあり、「指をさす・端的に示す」というイメージが現在の用法でも残っています。

ニュアンスと使用時の注意点


  • 直接的に「見せる」「伝える」というよりは、「データなど事実を根拠に示す」、あるいは「さりげなく示唆する」という微妙なニュアンスを含みます。

  • 堅めの文章(レポート、プレゼン、論文など)でもよく使われるため、ビジネスやアカデミックな場面でも頻出です。

  • 日常会話で使われる場合はややフォーマルな印象を与えますが、「示唆する、教える」という意味合いで使うことがあります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 他動詞: “indicate + [目的語]” の形で「[目的語] を示す」「[目的語] を指し示す」として使うのが一般的です。

  • that節を伴う構文: “indicate that S + V(~ということを示す)” という形で、何かの事実や結論を示す際に用いられます。

使用シーンに応じた特徴


  • フォーマル: ビジネスメールやレポート、学術論文などで「データが~を示している」と伝える文脈でよく登場。

  • カジュアル: 日常会話でも「何かを軽く示す」場合に使うが、口語なら “show” や “point out” に代わる場合も多いです。


5. 実例と例文

日常会話での例文 (3つ)


  1. “Could you indicate where the nearest restroom is?”

    (一番近いお手洗いがどこか教えてくれますか?)

  2. “My facial expression should indicate how surprised I am.”

    (私の表情を見れば、どれほど驚いているか分かるはずだよ。)

  3. “Her tone of voice indicated she was upset, but she didn’t say it directly.”

    (彼女の声の調子から、怒っているのは分かったけど、本人はそうは言わなかった。)

ビジネスでの例文 (3つ)


  1. “Our recent sales figures indicate a growing demand for this product.”

    (最近の売上高は、この製品の需要が伸びていることを示しています。)

  2. “Please indicate the section of the report that needs revision.”

    (報告書の中で修正が必要なセクションを示してください。)

  3. “The survey results clearly indicate the customers’ preference for eco-friendly packaging.”

    (アンケート結果は、顧客が環境に優しいパッケージを好んでいることをはっきり示しています。)

学術的な文脈での例文 (3つ)


  1. “The data indicate a significant correlation between stress levels and sleep quality.”

    (そのデータは、ストレスレベルと睡眠の質の間に有意な相関があることを示しています。)

  2. “These findings indicate that further research is necessary.”

    (これらの発見は、さらなる研究の必要性を示唆しています。)

  3. “The experiment results indicate a previously unknown reaction in the compound.”

    (実験結果は、その化合物においてこれまで知られていなかった反応があることを示しています。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. show(示す)


    • より一般的な動詞。フォーマルからカジュアルまで幅広く使える。


  2. demonstrate(実証する、明確に示す)


    • 実験・データなどの形で証明するニュアンスがある。


  3. suggest(示唆する)


    • はっきり言わずに、暗に可能性を示すイメージ。


  4. point out(指摘する)


    • 問題点や注目点を指摘するニュアンスが強い。


  5. signify(意味する、示す)


    • やや文語的、抽象的な意味内容を示すときに使われることが多い。


反意語


  • conceal(隠す、隠蔽する)

    “indicate”が「示す」なのに対し、“conceal”は「見えないようにする」という正反対の意味になります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ˈɪn.dɪ.keɪt/

  • アクセントの位置: 第1音節 “IN” にアクセントが来ます → IN-dih-kayt

  • アメリカ英語とイギリス英語の違い: 大きな差はありませんが、アメリカ英語では “ɪ” がやや曖昧母音になりやすく、イギリス英語でははっきり “ɪn” と発音される傾向があります。

  • よくある発音の間違い: 「アインディケイト」などと母音を強調し過ぎないように注意しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミスに注意: 「indicate」の “di” が “ti” や “ci” などの混乱を起こしやすい場合があります。

  • 指示する対象の使い方: “indicate” はたいてい 目的語 をとる(誰かに示す「相手」を置くのではなく、「何を示す」のかに注目)。

  • 同音異義語: 類似の発音をする単語とはあまりかぶらないが、 “indicate” と “indicative” は混同しやすいので文脈で判断。

  • 試験対策: TOIEC や英検などのビジネス・アカデミック系では統計データや報告書の文脈で頻出。報告文書問題や長文読解中に “indicate” が出てきたら「何を示しているのか」に注目しましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「IN + DIC + ATE」=「中のものを話す(指し示す)」 とイメージすると覚えやすいです。

  • 発音で困ったら「IN - di - KATE」と3音節に分け、1音節目をしっかり強調して言う。

  • 例文や実際のニュース記事などで「indicate」を見かけたら、その後ろに来る「目的語」や「that節」にどんな情報が示されているかを確認すると理解が深まります。

  • 学習テクニックとして、類似語(show, demonstrate, suggest)との違いを意識しながら「データが示している/手がかりが示唆する」などのフレーズを覚えると応用しやすくなります。


以上が動詞 “indicate” の詳細解説です。学習や読解の際に、ぜひ参考にしてください。

意味のイメージ
indicate
意味(1)

…‘を'表れ(徴侯)である(show)

意味(2)

…‘を'指し示す,指摘する

意味(3)

…‘を'簡単に述べる,知らせる

基礎英単語(NGSL) / リスニング問題

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