最終更新日:2025/06/27
正解を見る

shout

編集履歴(0)
元となった辞書の項目

shout

動詞

〈自〉叫ぶ, 大声を出す《out》 / 〈他〉...を大声で言う, を叫ぶ《out》

このボタンはなに?
このボタンはなに?
解説

1. 基本情報と概要

単語: shout

品詞: 動詞 (他動詞・自動詞として使われる)

意味(英語):

To say something very loudly, often to express strong emotions such as anger, excitement, or urgency.

意味(日本語):

「大声で叫ぶ」「強く叫ぶ」。強い感情(怒りや喜び、緊急性など)を表すために、大きな声を出して言葉を発する動作を指します。たとえば、遠くの人に声を届けたいときや、感情が高ぶったときなどに使われる単語です。


  • 学習者にとっては、感情を込めて声を上げる、あるいは誰かに怒りや喜びを伝える場面で使う言葉として覚えやすいでしょう。

活用形


  • 現在形: shout

  • 三人称単数現在形: shouts

  • 現在分詞/動名詞: shouting

  • 過去形: shouted

  • 過去分詞: shouted

他の品詞形


  • 名詞 (a shout): 例)He let out a loud shout. (彼は大きな叫び声を上げた)

  • 名詞形 “shouter” は「叫ぶ人」を指すことがありますが、日常的にはあまり多用されません。

CEFRレベル目安: B1(中級)


  • B1(中級): 日常的な会話や、実生活で起こるトピックを扱う際に使いやすいレベルの単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語・接尾語は特になく、単一の語幹 “shout” です。

関連語や派生語


  • shout out: 大声で呼びかける、または名前などを大声で伝える

  • shout down: かき消すほど大声で叫ぶ、相手を黙らせる

  • shouting match: 叫び合いによる口論

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. shout for help(助けを求めて叫ぶ)

  2. shout at someone(誰かに向かって怒鳴る/叫ぶ)

  3. shout in anger(怒りの声を上げる)

  4. shout with joy(喜びのあまり叫ぶ)

  5. shout from the rooftops(公然と大声で広める)

  6. shout a warning(警告を叫ぶ)

  7. shout down (someone)(相手の声をかき消すように叫ぶ)

  8. shout out (someone’s name)(誰かの名前を大声で呼ぶ)

  9. shout instructions(指示を大声で叫ぶ)

  10. shout abuse(罵声を浴びせる)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: 中英語 “shouten” に由来するとされ、古英語の “sceotan” (to shoot) と関係がある可能性が示唆されています。

  • 歴史的な使い方: 「大きな声を発する」という意味で中世から使われています。

  • ニュアンス: 怒り・喜び・恐怖・驚きなど、感情が強くこもる場面で使用されます。人に対して使う場合、怒りをぶつけるニュアンスが強いので注意が必要です。

  • 使用シーン:


    • 口語: 感情や緊急性が高いときに頻繁に使います。

    • 文章: 小説や書き言葉でも登場しますが、論文などフォーマルな文脈では頻度が低めです。



4. 文法的な特徴と構文


  • 他動詞/自動詞の使い分け


    • 自動詞: “He shouted loudly.”(彼は大声で叫んだ)

    • 他動詞: “He shouted my name.”(彼は私の名前を叫んだ)


  • 前置詞との組み合わせ


    • “shout at someone”: 怒りや苛立ちを込めた叫び

    • “shout to someone”: その人に声が届くように呼びかけるイメージ


  • イディオムや構文例


    • shout from the rooftops: 「大々的に公言する」

    • shout down: 「相手を黙らせるように大声で言い返す」



5. 実例と例文

(A) 日常会話


  1. “Don’t shout at me; I’m standing right here!”

    (そんな大声を出さないでよ、すぐ近くにいるんだから!)

  2. “He shouted for help when he got stuck in the elevator.”

    (エレベーターに閉じ込められて、彼は助けを求めて叫んだ。)

  3. “I had to shout to my friend across the street.”

    (通りの向こう側にいる友達に向かって、叫んで呼びかけなきゃならなかった。)

(B) ビジネス


  1. “She shouted instructions over the construction noise.”

    (彼女は工事の騒音を掻き消すように、大声で指示を出した。)

  2. “Our manager never shouts at us, even under pressure.”

    (私たちのマネージャーは、どんなに忙しくても決して怒鳴ったりしない。)

  3. “Please avoid shouting during meetings; it disrupts communication.”

    (会議中に大声を出すのは避けてください。やり取りの妨げになります。)

(C) 学術・フォーマル


  1. “In the seminar on public speaking, the professor emphasized that shouting may undermine credibility.”

    (プレゼンテーションに関するセミナーで、教授は叫ぶ行為が信頼性を損ねる可能性を強調していた。)

  2. “Studies have shown that children respond negatively when teachers shout frequently.”

    (研究によれば、教師が頻繁に怒鳴ると、子供の反応は否定的になることがわかっている。)

  3. “Researchers observed that an unexpected shout can trigger a stress response.”

    (研究者たちは、突然叫び声を聞くとストレス反応が引き起こされることを観察した。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. yell(大声で叫ぶ)


    • 怒りや恐れ、興奮など強い感情による大声という点で似ていますが、“yell” にはより強い勢いが感じられるときもあります。


  2. cry out(叫び声を上げる)


    • 苦痛や驚き、恐怖など、より緊急で切迫した感じが強い表現。


  3. bellow(太く低い声でどなる)


    • 低音で腹の底からうなるように叫ぶイメージ。特に怒りを伴う大声。


  4. holler(叫ぶ、わめく)


    • 口語的で、地域差によっては「呼ぶ」というニュアンスも含むカジュアルな表現。


反意語


  1. whisper(ささやく)

  2. murmur(つぶやく)

  3. speak softly(静かに話す)

“shout” は「大声を上げる」行為ですが、それ以外の類義語は少しずつニュアンスが異なるので、使い分けに注意しましょう。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ʃaʊt/

  • 強勢: 1音節なので、全体にストレスがかかります。

  • アメリカ英語とイギリス英語の違い: 基本的に /ʃaʊt/ と同じですが、アクセントの違いはほとんどありません。わずかに「aʊ」の音が地域によって変わる場合があります。

  • よくある間違い: “shoot” (/ʃuːt/) と混同しないようにしましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “shout” を “shaut” や “shoutt” などと間違えないように注意。

  • 同音異義語との混同: 類似する音の “shoot” と混同されがちなので、母音の違いに気をつける。

  • 前置詞の使い方:


    • “shout at someone” は怒っているニュアンス

    • “shout to someone” は呼びかけのニュアンス


  • 資格試験・試験対策: TOEICなどでも、感情表現や状況説明の問題で出題されることがあります。前置詞との組み合わせや正確な綴りに気をつけましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「シャウト」と日本語でもカタカナでよく使われているので覚えやすいです。

  • ロックの曲などで「Shout! Shout!」と歌われるフレーズからイメージすると、覚えやすくなります。

  • “sh-ou-t” と区切って、 “ou” の音に注意を向けると “shoot” との違いを納得しやすくなります。


「shout」は、日常会話でもビジネスでも使える便利な動詞ですが、感情が強く表に出るというニュアンスをおさえておくと、より適切に使い分けできます。

意味のイメージ
shout
意味(1)

叫ぶ,大声を出す,どなる《+out

意味(2)

…‘を'大声で言う,叫ぶ《++out,+out+

基礎英単語(NGSL) / リスニング問題

編集履歴(0)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★