最終更新日:2025/08/30
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involve

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元となった辞書の項目

involve

動詞

...を伴う / 《...に》〈人〉を巻き込む, ...を関与させる《in ...》 / 《Aに》を夢中にさせる《be ~ in,with A》

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解説

1. 基本情報と概要

単語: involve

品詞: 動詞 (他動詞)

活用形:


  • 原形: involve

  • 三人称単数現在形: involves

  • 現在分詞/動名詞: involving

  • 過去形/過去分詞: involved

意味(英語):


  • to include someone or something as a necessary part or result

意味(日本語):


  • (人や物事を)必然的に含む、巻き込む、関係させる、伴う、かかわらせる

「involve」は、「何か、または誰かをある状況や行為に含む」「巻き込む」というニュアンスの動詞です。たとえば「計画に誰かを巻き込みたい」「ある手順には特定の作業を必要とする」といった場面でよく使われます。ややフォーマルから日常会話まで幅広く使える単語です。

CEFRレベル: B2(中上級)

B2レベルは、会話で説得力を持たせたり、議論の場で意見交換をしたりできるレベルです。「involve」は、やや抽象的・論理的な文脈でも使われるため、中上級レベルの単語として位置づけられます。

他の品詞形例:


  • 名詞形: involvement(関与、巻き込まれること)

  • 形容詞形: involved(関わっている、複雑で入り組んだ)


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語: in-(中に、内に)

  • 語幹: volv(ラテン語由来の “volvere” = 「回る・巻く」)

  • 接尾語: -e(明確な機能を持つ接尾語ではないが、動詞としての語尾)

「in-」は「中へ」、「volv」は「巻く」という意味があり、「中へ巻き込む」→「巻き込む・関係させる」という言葉が派生しました。

関連語・派生語など


  • involve → involved, involvement

  • revolve(回転する)※同じ「volvere」(回る)を語源に持つ

  • evolve(進化する)

よく使われるコロケーション(10個)


  1. involve someone in (~に人を巻き込む)

  2. involve a process (プロセスを伴う)

  3. involve an element of risk (リスク要素を含む)

  4. involve costs (費用がかかる)

  5. heavily involved (深くかかわっている)

  6. be involved in a project (プロジェクトにかかわっている)

  7. involve working late (残業が伴う)

  8. involve legal issues (法的問題を含む)

  9. directly involve (直接巻き込む)

  10. involve collaboration (協力を必要とする)


3. 語源とニュアンス

語源:

ラテン語の “involvere” (in-「中へ」+ volvere「回す、巻く」) が由来です。元々は「中へ巻き込む」という意味から、「行為や状況に誰かを引き入れる」「何かを必然的に含む」というニュアンスへと発展しました。

ニュアンス・使用時の注意点:


  • 物理的に「巻き込む」というよりは、精神的・状況的に「かかわらせる」「含意する」という文脈で使われることが多いです。

  • フォーマル・カジュアルどちらでも使えますが、書き言葉では「伴う」「必要とする」といった意味で用いられることが多いです。日常会話でも「人を巻き込む」「状況を含む」といった軽めの表現で平易に使います。


4. 文法的な特徴と構文


  • 他動詞として使われ、直接目的語をとります。

    例: involve + 目的語 (+ in / with / doing など)

  • 「involve + [人] in + [出来事/行為/計画]」の形で、「(人を)何かに巻き込む・かかわらせる」という熟語的な使われ方があります。

  • 「involve + [動名詞]」や「involve + [名詞]」の形で、「~が伴う」という意味になることも多いです。

    例: “Getting a driver’s license involves passing several tests.”

  • フォーマルな文書では「This procedure involves…」のように、手順や取り扱い説明などに用いられるケースが多いです。


5. 実例と例文

5.1 日常会話で使われる例文 (3つ)


  1. “Can I involve you in the planning of the party?”


    • (パーティーの計画にあなたを巻き込んでもいい?)


  2. “Helping my friend move this weekend involves a lot of heavy lifting.”


    • (今週末に友達の引っ越しを手伝うのは、重い物をたくさん運ぶことを伴うんだ。)


  3. “I don’t want to involve too many people in this personal matter.”


    • (この個人的な問題にあまり多くの人を巻き込みたくないんだ。)


5.2 ビジネスシーンで使われる例文 (3つ)


  1. “The project will involve close collaboration with our overseas partners.”


    • (このプロジェクトは、海外のパートナーとの緊密な協力を必要とします。)


  2. “We should involve the marketing team in the early stages of development.”


    • (開発の初期段階で、マーケティング部門を巻き込むべきです。)


  3. “Any major decision should involve input from all relevant departments.”


    • (大きな決定には、関係するすべての部署からの意見が含まれるべきです。)


5.3 学術的/フォーマルな文脈で使われる例文 (3つ)


  1. “Conducting this experiment involves obtaining proper ethical clearance.”


    • (この実験を行うには、適切な倫理的許可を得ることが必要です。)


  2. “Implementing this policy will involve significant organizational changes.”


    • (この方針を実施するには、組織的に大幅な変化を伴います。)


  3. “Data analysis often involves comparing multiple datasets to ensure accuracy.”


    • (データ解析は、しばしば複数のデータセットを比較して正確性を確保することを伴います。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語(Synonyms)


  1. include(含む):より「○○を含む」という直接的な意味。

  2. entail(伴う):その結果として必要になる、というニュアンス。フォーマルな文脈で使う。

  3. engage(関与させる):相手の興味や参加を求めるニュアンスが強め。

  4. implicate(巻き込む):ネガティブな意味合いで「(悪事などに)巻き込む」という文脈が多い。

  5. require(必要とする):あまり「巻き込む」ニュアンスはなく、「~が必要」とする意味が核心。

反意語(Antonyms)


  • exclude(除外する)

  • omit(省く)

「involve」は状況や人を巻き込む・含むのに対し、「exclude」「omit」は排除・省略を意味します。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA):


    • イギリス英語(BrE): /ɪnˈvɒlv/

    • アメリカ英語(AmE): /ɪnˈvɑːlv/


  • アクセント位置: 「in-VOLVE」のように第二音節「volve」に強勢があります。


  • よくある発音のミス: 語末の “-ve” を曖昧に発音してしまう、もしくは「インボルブ」のように母音を間違えるケース。


  • イギリス英語では「ヴォルヴ」に近い音、アメリカ英語では「ヴァルヴ」に近い音になります。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “involve” の最後に “e” を入れ忘れる (involv) など。

  • 同音異義語の混同: 「envelop」(包む)など、似たスペリングの動詞があるので注意。

  • TOEICや英検などでの出題傾向: ビジネス文脈や会議の文脈で「関係する・関与する」「伴う」という意味を試す問題が出ることがあります。「involve A in B」の使い方をしっかり理解しておくとよいです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “in + volve = 中に巻き込みむ” というイメージ

    「ボールを“ぐるぐる巻く”イメージ」とセットで考えると、自然に「巻き込む」という意味にリンクしやすくなります。

  • 勉強テクニック


    • “volv” が「回る」意味を持つ単語(evolve, revolve, involve など)をまとめて覚えると関連性を理解しやすい。

    • 実際に自分が関わった場面を想像して例文を作り、「自分の経験に結びつける」ことで記憶に残りやすくなります。


以上が、動詞 “involve” の詳細な解説です。ぜひ文脈に応じて使い分けてみてください。

意味のイメージ
involve
意味(1)

(必然的に)…‘を'伴う,引き起こす,含む(受動態にできない)

意味(2)

(事件などに)〈人〉‘を'巻き込む《++in+

意味(3)

…‘を'込み入らす,複雑にする

意味(4)

《受動態で》(…に)〈人〉‘を'夢中にさせる《+in(with)+(do*ing*)》

基礎英単語(NGSL) / リスニング問題

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