continue

1. 基本情報と概要

英単語: continue

品詞: 動詞 (Verb)

意味（英語）: to keep going, carry on, or persist in an activity or state

意味（日本語）: 続ける、続く

「“continue” は、何かをやり続ける、続行する、または途切れずに続くといったニュアンスを持つ動詞です。ふつう、“I will continue working.”（仕事を続けます）のように、やりかけたことをそのまま継続したいときに使われます。」

活用形

• 原形: continue
  


• 三人称単数現在形: continues
  


• 現在進行形: continuing
  


• 過去形・過去分詞形: continued
  

他の品詞への派生例

• continuous (形容詞): 連続した
  
  
  
  • 例: “continuous improvement” (継続的な改善)
    
  
  


• continuation (名詞): 続き、継続
  
  
  
  • 例: “This is a continuation of the previous discussion.” (これは前の議論の続きです)
    
  
  


• continuity (名詞): 連続性、一貫性
  
  
  
  • 例: “Maintaining continuity in the project is crucial.” (プロジェクトでの連続性を維持することが重要です)
  
  

CEFRレベルの目安

• B1（中級）
  
  日常的な状況で「続ける」という意味を理解し、自分でも使えるようになるレベルです。

2. 語構成と詳細な意味

語構成

• 接頭辞 (prefix): con- (ラテン語由来で「一緒に」「完全に」のニュアンスを持つ)
  


• 語幹 (root): -tinue はラテン語 “tenere”（保つ、支える）から派生した “tinere” に由来するとされ、結果的に「保ちながら続ける」というニュアンスを作ります。

コロケーション（共起表現）10選

1. continue to grow → 成長し続ける
   


2. continue to develop → 発展を続ける
   


3. continue working → 作業を続ける
   


4. continue doing something → 何かをやり続ける
   


5. continue on one’s way → 自分の道を進み続ける
   


6. continue reading → 読み続ける
   


7. continue support → 支援を続ける
   


8. continue without pause → 一時停止なしで続ける
   


9. continue seamlessly → 途切れずに続ける
   


10. continue efforts → 努力を続ける

3. 語源とニュアンス

語源: ラテン語 “continuāre” → “con-” (共に) + “tinuāre” (延ばす、続ける)。

もともと「途切れずにつなぎとめる」というイメージがあり、現在でも「続行する」「やり続ける」という意味を持ちます。

ニュアンス/使用上の注意:

• 「continue」は日常会話でもフォーマルな文章でも幅広く使えます。
  


• 「go on」は口語的、“carry on” はややカジュアル寄り、といった具合に、続ける動詞はいくつかありますが、「continue」はより中立的で多用途に使えるのが特徴です。

4. 文法的な特徴と構文

1. 他動詞として: “continue something”
   
   
   
   • 例: “Let’s continue our discussion.” （話し合いを続けましょう）
     
   
   


2. 自動詞として: 単独で「続く」
   
   
   
   • 例: “The rain continued all night.” （雨は一晩中降り続きました）
     
   
   


3. 不定詞/動名詞と組み合わせる
   
   
   
   • 例: “We will continue to study.” / “We will continue studying.” （私たちは勉強を続けます）
   
   

使用シーン: フォーマル/カジュアルどちらでも可。メールやビジネス文書、友人との会話など、どんな状況でも自然に使えます。

5. 実例と例文

(1) 日常会話

1. “I’ll continue watching this movie tonight.”
   
   （今夜この映画を見続けるつもりだよ。）
   


2. “Even if it gets tough, I’m going to continue exercising.”
   
   （きつくなっても、運動は続けるよ。）
   


3. “Should we continue our conversation later?”
   
   （会話は後で続けることにしようか？）

(2) ビジネス

1. “We should continue our efforts to improve customer satisfaction.”
   
   （顧客満足度を高める努力を続けるべきです。）
   


2. “Let’s continue this discussion in our next meeting.”
   
   （次の会議でこの議論を続けましょう。）
   


3. “If sales continue to rise, we’ll need more staff.”
   
   （もし売り上げが伸び続けるなら、もっとスタッフを増やす必要があります。）

(3) 学術・アカデミック

1. “The research will continue until we find conclusive evidence.”
   
   （研究は決定的な証拠が得られるまで続けられます。）
   


2. “They decided to continue with the long-term study despite initial setbacks.”
   
   （初期の挫折があっても、長期研究を続けることにしました。）
   


3. “We must continue analyzing the data before drawing a conclusion.”
   
   （結論を出す前に、データ分析を続けなければなりません。）

6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)

1. go on → (続く／続ける) カジュアル度が少し高い。“You can go on reading if you like.”
   


2. carry on → (続ける/やり続ける) 口語でよく使う。“Let’s carry on with the meeting.”
   


3. proceed → (続行する) ややフォーマル。“Shall we proceed to the next item?”
   


4. persist → (根気強く続ける) やや頑張るニュアンス。“She persisted in her efforts despite criticism.”

反意語 (Antonyms)

1. stop → (やめる)
   


2. halt → (停止する) 多少フォーマルな響き。
   

「continue」は「やめない」のニュアンスが強いのに対し、反意語では意図的にやめるイメージがあります。

7. 発音とアクセントの特徴

• IPA: /kənˈtɪn.juː/
  


• アクセントは“tin”の部分にあります。
  


• アメリカ英語とイギリス英語で大きな差はありませんが、アメリカ英語は /kənˈtɪn.ju/ と弱めに発音される傾向があります。
  


• “con” は曖昧母音 (シュワー) [ə] で発音されやすく “カン” よりも “コン” に近い感覚で始まります。

8. 学習上の注意点・よくある間違い

• つづり間違い: ×「contineu」といったスペルミスに注意
  


• “continue to do” と “continue doing” の混同: どちらも意味はほぼ同じですが、TOEICや英検でもよく出題されます。文脈によっては微妙なニュアンス（「引き続き～し始める」vs「今していることを継続する」など）がある場合も。
  


• “continuous” (形容詞) の使い方: 「絶え間なく続く」など連続状態を表す単語であり、動詞「continue」と混同しないようにしましょう。

9. 記憶に残るヒントやイメージ

• “con–tinue” → 接頭辞“con-” は「共に」「続けて行く」ようなイメージがあると覚える。
  


• 「続ける」と「つなげる（connect）」のイメージをセットで覚えると、どちらも“con-”から始まるので連想しやすいです。
  


• 発音のアクセントは “tin” に置く──「カン・ティン・ニュー」と区切ってイメージすると印象に残りやすいでしょう。

「continue」は非常に頻出度の高い単語なので、普段の会話や文章でも積極的に使ってみて、自然に定着させてください。