tooth

1. 基本情報と概要

単語: tooth

品詞: 名詞 (countable noun: 可算名詞)

英語での意味:

• “Tooth” refers to one of the hard, calcified structures in the mouth used for biting and chewing food.

日本語での意味:

• 「歯」のことです。食べ物をかむときやかみ切るときに使われる白くて固い部分を指します。日常生活で非常によく登場する語彙で、身体の一部を示す単語です。

この単語のニュアンス・使われ方:

• 人体の「歯」を指す非常に基本的な単語です。子ども時代には「tooth fairy（歯の妖精）」の物語などでも登場します。文章や日常会話のどちらにおいてもよく使われます。

活用形:

• 単数形: tooth
  


• 複数形: teeth （不規則変化に注意）

派生語の例:

• 形容詞: toothy（歯が目立つ、歯ぐきや歯をむき出しにした）
  


• 形容詞: toothless（歯がない）
  

CEFRレベル目安: A2（初級）

• A1: 超初心者
  


• A2: 初級
  


• B1: 中級
  


• B2: 中上級
  


• C1: 上級
  


• C2: 最上級
  

2. 語構成と詳細な意味

語構成

• 「tooth」は接頭語・接尾語を含まない単語です。単語そのものが語根となっています。

他の単語との関連性

• teeth: tooth の複数形（不規則形）
  


• toothless: 歯がない状態を表す形容詞
  


• toothy: 歯が目立つ、歯をむき出しにした

よく使われるコロケーション・関連フレーズ（10個）

1. baby tooth（乳歯）
   


2. brush one’s teeth（歯を磨く）
   


3. tooth decay（虫歯 / 歯の腐食）
   


4. wisdom tooth（親知らず）
   


5. tooth fairy（歯の妖精）
   


6. tooth ache / toothache（歯痛）
   


7. chipped tooth（かけた歯）
   


8. front tooth（前歯）
   


9. sharp tooth（尖った歯）
   


10. tooth enamel（エナメル質）

3. 語源とニュアンス

語源

• 「tooth」は古英語で「tōþ」から来ており、さらにゲルマン語圏で共通の語源「*tanþ-」をもつと言われます。
  


• インド・ヨーロッパ祖語の *dent-（歯）と関連があります（同源語にフランス語の dent、ラテン語の dens など）。

ニュアンス・使用時の注意

• “tooth” は身体の部位なのでフォーマル・カジュアルを問わず使います。
  


• 医学的な文脈、日常会話のいずれでもよく登場する単語です。
  


• 強い感情を表す表現としては、idiomで「fight tooth and nail」（全力で戦う）などがあります。

4. 文法的な特徴と構文

• 名詞 (可算名詞):

  
  
  • a tooth（単数形）
    
  
  
  • teeth（複数形）
    
  
  



• 一般的な構文・イディオム:

  
  
  1. fight tooth and nail: 歯と爪を使って戦う → 「全力で戦う」
     
  
  
  2. by the skin of one’s teeth: 歯の皮一枚で → 「かろうじて、ギリギリで」
     
  
  
  3. long in the tooth: 歯が長い → 「年をとった」
     
  
  
  4. have a sweet tooth: 甘いもの好きだ → 「甘党である」
  
  



• 使用シーン:

  
  
  • 口語・文章ともに頻出。
  
  
  • 医療面・歯科関連の文脈、一般日常会話など幅広く使われます。
  
  

5. 実例と例文

日常会話での例文

1. “I think I have a cavity in my tooth; it’s really hurting.”
   
   （歯に虫歯があると思うんだ。とても痛いよ。）




2. “Don’t forget to brush your teeth before going to bed.”
   
   （寝る前に歯を磨くのを忘れないでね。）




3. “My baby just got her first tooth!”
   
   （うちの赤ちゃんに初めて歯が生えたよ！）

ビジネスシーンでの例文

1. “I have a dentist appointment tomorrow because of a chipped tooth.”
   
   （かけた歯があるので、明日歯医者の予約をしています。）




2. “I missed the meeting because I had major tooth pain and couldn’t concentrate.”
   
   （ひどい歯の痛みで会議を欠席してしまい、集中できませんでした。）




3. “Maintaining a professional appearance includes taking care of your teeth.”
   
   （プロフェッショナルな見た目を保つには、歯のケアも大切です。）

学術的・専門的な文脈での例文

1. “Studies show that tooth enamel erosion is linked to acidic diets.”
   
   （研究によると、歯のエナメル質の侵食は酸性度の高い食事と関連していることが示されています。）




2. “Tooth decay can lead to serious infections if left untreated.”
   
   （歯の腐食は、放置すると深刻な感染症につながる可能性があります。）




3. “In dentistry, the structure of a tooth is divided into the crown and the root.”
   
   （歯科の分野では、歯の構造は歯冠と歯根に分けられます。）

6. 類義語・反意語と比較

• 類義語:
  
  
  
  1. fang（牙）- 主に動物や吸血鬼などの長く鋭い歯を指す。
     
  
  
  2. incisor（切歯）- 人間の前歯を指す特定の専門用語。
     
  
  
  3. molar（臼歯）- 奥歯で、噛み砕く役割が強い。
     
  
  

これらはすべて「歯」ですが、形状や位置、用途で異なるニュアンスを持ちます。

• 反意語:
  
  「歯」の明確な反意語はありませんが、対比としては「歯がない状態（toothless）」が考えられます。

7. 発音とアクセントの特徴

• 発音記号 (IPA): /tuːθ/
  


• 音節: 1音節
  


• アクセント: 特に区別する必要はなく「tooth」全体が1つの音なので強勢も1カ所です。
  


• アメリカ英語とイギリス英語での違い:
  
  
  
  • ほぼ同じ発音ですが、イギリス英語のほうがやや /uː/ の部分が短めに聞こえる場合もあります。
    
  
  


• よくある発音の間違い:
  
  
  
  • 語尾の “th” の無声音が難しく /tuːs/ や /tuːt/ になりがちなので注意しましょう。
  
  

8. 学習上の注意点・よくある間違い

• スペルミス: “tooth” を “toth” や “tooh” と書いてしまう。
  


• 複数形の混同: 複数形は “teeth”（不規則）なので “tooths” と間違えないように。
  


• 同音異義語との混同: 近い発音の単語はあまり多くありませんが、文脈をしっかり確認しましょう。
  


• 試験対策:
  
  
  
  • TOEIC・英検などのリスニングで「th」の音を聞き取れるようにする。
    
  
  
  • “teeth” との使い分けが出題される場合があります。
  
  

9. 記憶に残るヒントやイメージ

• “Too(th)”と最後に「th」があることで、発音のコツをイメージしやすいです。
  


• 「歯」の形を思い浮かべながら単語を口に出してみると覚えやすいかもしれません。
  


• 複数形 “teeth” は “foot” の複数形 “feet” と同じように、母音が変わる不規則変化としてまとめて暗記すると便利です。

以上が「tooth」の詳細解説です。日常生活で欠かせない単語なので、正しい単複数形や発音をしっかり押さえながら使ってみてください。