最終更新日:2025/11/11
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最後の / 《時を表す語につけて》すぐ前の / 最新の / 《the ~ A to do / that ...》最も...しそうにないA, 最も...でないA

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元となった辞書の項目

last

形容詞

最後の / 《時を表す語につけて》すぐ前の / 最新の / 《the ~ A to do / that ...》最も...しそうにないA, 最も...でないA

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これが最後のチャンスです。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: last

品詞: 形容詞 (ほかに副詞、動詞、名詞としても使われます)

CEFR難易度目安: A2(初級レベル)


  • 「last」は英語学習の初級段階からよく出てくる単語です。

意味(英語・日本語)


  • 英語: “last” means “final in a series,” “most recent,” or “coming after all others.”

  • 日本語: 「最後の」「この前の」「一番後ろ(の位置にある)」という意味です。「シリーズの中で一番後ろに位置する」「一連の出来事の最後」「一番最近のもの」を表すときに使われます。「これが最後だよ!」とか「先週(前回)の〜」のようなニュアンスで使います。

活用形

形容詞としての “last” は基本的に変化形はありません(比較級・最上級をとらない語と考えてよいです)。

他の品詞


  • 動詞: “to last” (続く、持続する)

    例: “The battery will last for hours.” (バッテリーは何時間も持ちこたえるだろう)

  • 副詞: “last” (最後に、一番遅れて)

    例: “He arrived last.” (彼が最後に到着した)

  • 名詞: “the last” (最後のもの/人)

    例: “She was the last to leave the room.” (彼女が部屋を出たのは最後だった)


2. 語構成と詳細な意味

“last” は短い単語で、接頭語・接尾語での大きな変化はありません。古英語由来で「最も後ろの」を意味しています。

派生語や関連語


  • lastly (副詞): 最後に、結論として

  • lasting (形容詞): 長続きする、永続的な

  • everlasting (形容詞): 永遠に続く、不朽の

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ10選


  1. last minute (直前)

  2. last chance (最後のチャンス)

  3. last word (最後の言葉、最終的決定)

  4. last resort (最終手段)

  5. last breath (臨終の瞬間、最後の息)

  6. last stand (最後の抵抗/最終決戦)

  7. at long last (やっとのことで)

  8. last impression (最後に与える印象)

  9. last chapter (最後の章)

  10. make it last (長持ちさせる)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 古英語の “lǣst” や “læst” に由来し、“lowest” や “furthest behind” のニュアンスを含みます。歴史的には「一番後ろに位置するもの」「最も重要度・順序が後」という意味で用いられてきました。

使用時の注意点・ニュアンス


  • 「最後の」という意味は「今後もうない、終わり」という強い完結のニュアンスがあります。文脈によっては「もっと来るかもしれないけれど、いま時点で確認されている最後(前回)」という意味の「この前の」というニュアンスにもなるので、使い方に注意が必要です。例: “last week” (先週) は「最終的な週」ではなく「この前の週」を指します。

  • フォーマル度は文脈次第ですが、日常会話からビジネスシーンまで幅広く使われるためカジュアル・フォーマルを問わず使いやすい単語です。


4. 文法的な特徴と構文

一般的な構文


  • “the last + 名詞”: “This is the last cookie.” (これが最後のクッキーです)

  • “Last + 時間表現”: “Last night” (昨夜) / “Last week” (先週)

イディオム


  • “the last straw”: 我慢の限界に達する決定的出来事(慣用句)

  • “breath one’s last”: 死ぬ、息を引き取る(文語的表現)

文法上のポイント


  • 可算/不可算: 形容詞なので、この区別は当てはまりません。

  • 他動詞/自動詞: 形容詞ではなく動詞の場合 “to last” は自動詞として機能します(「続く」という意味)。


5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “This is the last piece of pizza. Do you want it?”

    (これが最後のピザの一切れなんだけど、欲しい?)

  2. “I saw him last week at the grocery store.”

    (先週、食料品店で彼を見かけたよ)

  3. “What was the last movie you watched?”

    (最後に観た映画は何?)

(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “Please review the last report before the meeting.”

    (会議の前に前回の報告書を確認してください)

  2. “Our last batch of products sold out in two days.”

    (我々の前回の製品ロットは2日で完売しました)

  3. “In our last quarterly review, we exceeded our sales targets.”

    (前回の四半期レビューでは、販売目標を上回りました)

(3) 学術的文脈での例文


  1. “The last chapter of the textbook summarizes the entire course.”

    (教科書の最後の章がコース全体を要約しています)

  2. “Our last findings indicate a potential breakthrough in the research.”

    (我々の最新の発見は、研究における画期的進展の可能性を示しています)

  3. “The last survey data needs further statistical analysis.”

    (前回の調査データはさらなる統計分析が必要です)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. final(最後の)


    • よりフォーマルで、終わりが決定しているニュアンスが強い。

    • 例: “This is the final exam.” (これは最終試験です)


  2. previous(前の)


    • 時系列で前に来たものを指すが、「最後の」という意味にはならない。

    • 例: “See the previous email.” (前のメールを見てください)


  3. ultimate(究極の、最後の)


    • 「究極の」「最終的にもっとも重要な」という強調ニュアンスがある。

    • 例: “This is our ultimate goal.” (これは我々の究極の目標です)


反意語 (Antonyms)


  1. first(最初の)


    • 完全に対極にある言葉。

    • 例: “He was the first to arrive.” (彼は最初に到着した)



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /læst/ (米), /lɑːst/ (英)

  • アメリカ英語では “æ” (catのa の音) に近い音、イギリス英語では “ɑː” (fatherのa のように伸ばす音) になります。

  • アクセントは頭にきます(ワンシラブルなので特に複雑ではありません)。

  • よくある間違い: “lost” (/lɔːst/ または /lɑːst/) と混同しないよう注意。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “last” と書くべきところを “lest” と書いてしまうミスがあるので注意。

  • 同音異義語との混同: “lost” と音が似ているが別単語。意味も「失われた」で大きく異なる。

  • 試験対策:


    • TOEICや英検などでは「最後の...」「前回の...」「〜するのにどれくらい続いたか (動詞としてのto last)」など多様な用法の問題が出ることがあるので要注意。

    • “last year,” “last month,” “last night” など時表現との組み合わせは頻出。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “この『ラスト』が終わるとエンドロール” とイメージすると、映画の「最後」= “last” から連想しやすいです。

  • 「lost (失う)」と混同しないように、スペルの “a” を強く意識してください。

  • 「最後の」あるいは「もう一度はない」と覚えるとイメージが固まりやすいです。

  • 時制を表すときは “last week/month/year” の形で暗記しておくと会話にもすぐ使えます。


以上が形容詞としての “last” の詳細な解説です。日常会話からビジネス、学術の文脈まで幅広く使える上、とてもシンプルで頻出する語なので、しっかりと使い方をマスターしてください。

意味のイメージ
last
意味(1)

《the ~》(順序・時間について)最後の;(行為・でき事について)最後の

意味(2)

最後に残った,後のない

意味(3)

《時を表す語につけて》すぐ前の,この前の,昨…,先…;最近の,この,ここ

意味(4)

最新の,最近の

意味(5)

《the ~》最も(…)しそうにない,最も(…)でない《++to do(that節wh-節)》

意味(6)

《the ~》(地位・評価・重要さなどが)最も劣る

意味(7)

(特に人生の)終末の

意味(8)

《the ~》最大の,この上ない(utmost)

意味(9)

(lateの最上級)

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