最終更新日:2025/11/05

The new bridge will have been completed by March.

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新しい橋は3月までには完成しているだろう。

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元となった文法の項目
253
B2.2

受動態(未来完了形): will have been+過去分詞

「されることになるだろう」「され続けることになるだろう」

新しい橋は3月までには完成しているだろう。

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説明

以下では、未来完了形の受動態「will have been + 過去分詞」について、より詳しくわかりやすく説明します。


1. 形の作り方

未来完了形の受動態は、下記の形で表されます:


will + have + been + 過去分詞


これは、現在完了形の受動態 (have been + 過去分詞) の前に助動詞の will をつけた形です。

「~されるだろう」がさらに「ある未来の時点までに完了している(もしくは継続している)」というニュアンスを加えます。


2. 意味・ニュアンス

未来完了形の受動態は大きく3つの意味に分けられます。

いずれも「未来のある時点」を基準に、受け身の動作が完了または継続していることを表します。


  1. 継続:

    「(未来のある時まで)~され続ける」

    例:


    • “This bridge will have been used by thousands of cars by the end of the year.”

      (この橋は年末までに何千台もの車に使われ続けることになるでしょう。)


  2. 経験:

    「(未来のある時までに)~される / ~された経験を持つことになる」

    例:


    • “Many products will have been tested by the time we launch the new service.”

      (新しいサービスを開始する頃には、多くの商品がテストされることになるでしょう。)


  3. 完了(結果):

    「(未来のある時までに)~されてしまう(完了しているだろう)」

    例:


    • “All the documents will have been checked by tomorrow morning.”

      (明日の朝までには、全ての書類がチェックされてしまっているでしょう。)



3. より詳しいポイント


  1. 「ある未来の時点」をはっきり示す表現とともに使う

    未来完了形は「by … (~までに)」「by the time … (…する頃までに)」など、未来の区切りの表現を伴うことがよくあります。


    • 例: “By next week, the plan will have been approved.”

      (来週までには、その計画は承認されているはずです。)


  2. 現在完了形の受動態との違い


    • 現在完了形の受動態 (have been + 過去分詞): 過去のある時点から今に至るまでの継続や完了を表す。

    • 未来完了形の受動態 (will have been + 過去分詞): 「現在を含め、これから先の未来のある時点までの継続や完了」を表す。

    • 例:


      • 現在完了受動態: “These reports have been checked already.” (すでにこれらの報告書はチェックされました)

      • 未来完了受動態: “These reports will have been checked by tomorrow.” (明日までにこれらの報告書はチェックされるでしょう)



  3. 会話や文章の中での使われ方

    実際の会話では、やや正式な場面や文書でよく使われる傾向があります。日常会話でも、スケジュールや計画を話すときに「~までに済ませておく予定」という意味を強調する場合に使用されることがあります。



4. まとめ


  • 形: “will + have + been + 過去分詞”

  • 意味:


    1. 継続 → (未来のある時まで) ~され続ける

    2. 経験 → (未来のある時までに) ~される(ことになる)

    3. 完了 → (未来のある時までに) ~されてしまう(終わっている)


  • 使い方:


    • 未来の特定の時点を明示して、そこまでに何らかの行為が「受動」(される)で完了しているシチュエーションで用いる。

    • 「by + 時の表現」「by the time …」などをよく伴う。


未来のある時点で「結果として何が起きているか」「どれだけ継続しているか」を強調する際に便利な表現です。使いこなせると、より明確に未来の見通しを示せます。

準上級英文法問題(B2)

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