元となった文法の項目
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B1.1-B2.1
現在完了進行形
「ずっと~している」を表す表現
説明
現在完了進行形(Present Perfect Continuous)の解説
現在完了進行形は「have/has + been + 動詞の-ing形」の形で表され、以下のような特徴があります。
過去から現在までの継続
過去のある時点から動作が始まり、現在もその動作が続いていることを強調します。日本語では「ずっと~している」「今までずっと~し続けている」などと訳されることが多いです。行為の連続・進行を強调
単なる「経験」や「完了」ではなく、「続けている」というニュアンスを加えて表現できます。たとえば「発生した」という事実だけでなく、その活動・行為が今の時点まで途切れることなく続いてきたことを伝えたい場合に用います。主な用法と例
- 「for + 期間」や「since + 起点」を伴うことで、どれくらいの期間続けているのかを明確に示すことができます。
- 「How long ~?」の疑問文を使えば、「どのくらいの期間~し続けているの?」という質問をすることもできます。
- 「for + 期間」や「since + 起点」を伴うことで、どれくらいの期間続けているのかを明確に示すことができます。
例文:
- I have been studying English for three hours.
(私は3時間、英語の勉強をし続けています) - She has been working for this company since last year.
(彼女は昨年からずっとこの会社で働き続けています) - How long have you been playing the piano?
(あなたはどのくらいピアノを弾き続けているのですか?)
現在完了形(have/has + 過去分詞)との違い
- 現在完了形(have/has + 過去分詞)は、その動作が「完了・経験・結果・継続」を表せる一方、必ずしも「今もなお続いている動作」を強調するわけではありません。
- 現在完了進行形は、動作が「今でも続いている・進行している」点を際立たせたいときに使われるため、「行為が続いている」ニュアンスがさらに強くなります。
- 現在完了形(have/has + 過去分詞)は、その動作が「完了・経験・結果・継続」を表せる一方、必ずしも「今もなお続いている動作」を強調するわけではありません。
使用上の注意
- 短い動作や、現在形で習慣を表す場合には使われないことがあります。
- 「知覚動詞(see, hear など)」や「状態動詞(know, belong, love など)」の中には、進行形にできない(あるいは意味が変わってしまう)ものもあるので注意が必要です。
- 短い動作や、現在形で習慣を表す場合には使われないことがあります。
このように、現在完了進行形は、過去から現在まで継続している動作に焦点を当て、時間の経過や動作の持続感を強調するのが大きな特徴です。例文をたくさん読み、実際に使うことで感覚をつかむとよいでしょう。