最終更新日:2025/10/29

Whatever he says is right.

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彼の言うことは何でも正しい。

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元となった文法の項目
182
B1.1-B2.1

whatever/whoever/wherever/however

everの付く関係代名詞

彼の言うことは何でも正しい。

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説明

以下では、whatever / whoever / wherever / however のはたらきや訳し方を、できるだけ詳しく、分かりやすく解説します。


1. 概要

whateverwhoever などの語は、しばしば「複合関係代名詞」や「複合代名詞」と呼ばれ、文の中で名詞節副詞節を導きます。


  • 名詞節を導くとき: 文の主語・目的語・補語などの役割を果たす。

  • 副詞節を導くとき: 主節の動詞を修飾し、「~しようとも」「たとえ~でも」といった意味を表す。


2. 主な「wh-ever」形の一覧























意味の例
whoever 名詞節: 「~する人は誰でも」 副詞節: 「誰が~しようとも」
whatever 名詞節: 「~するものは何でも」 副詞節: 「たとえ何を~しても」
wherever 名詞節: 「~する場所はどこでも」 副詞節: 「どこへ~しようとも/どこで~しようとも」
however 副詞節: 「どのように~しようとも」「どんな方法をとろうとも」

※名詞節だけでなく、副詞節を導く用法にもなる点に注意しましょう。however は基本的に「どのように~しても」の副詞節を作る形で使われます。


3. 名詞節としての使い方

3.1 名詞節の特徴


  • 名詞と同じ役割(主語・目的語・補語)を果たす。

  • 「~する〇〇は何でも」「~する人は誰でも」という意味になることが多い。

3.2 例文


  1. Whoever comes first will get a prize.

    →「最初に来た人は誰でも賞がもらえます。」


    • この文では「whoever comes first」が主語となっています。


  2. I will take whatever you recommend.

    →「あなたが勧めるものは何でもいただきます。」


    • 「whatever you recommend」が目的語になっています。


  3. I want to know wherever she goes.

    →「彼女がどこへ行くのか、どこでも知りたいのです。」


    • 「wherever she goes」が know の目的語=名詞節です。(※「どこへ行くのか」という疑問内容を表す感覚)



4. 副詞節としての使い方

4.1 副詞節の特徴


  • 主節の動詞などを修飾し、「たとえ~しても」「誰が~しようとも」「どこに~しようとも」などの意味を表す。

  • 主節と同時に条件や譲歩を示すため、「no matter + 疑問詞」(例: no matter who, no matter what...) の意味に相当することが多い。

4.2 例文


  1. Whoever calls, please say I’m not available.

    →「誰が電話してきても『席を外しています』と伝えてください。」


    • 「誰が電話してきても」と条件を示し、主節「please say...」 を修飾している。


  2. I will support you whatever you do.

    →「あなたが何をしようとも、私はあなたを応援します。」


    • 「たとえ何をしようとも」と条件・譲歩的に訳せます。


  3. Wherever you go, I will follow you.

    →「たとえどこへ行こうとも、ついていきます。」


    • 場所を問わず通用する条件を表しています。


  4. However you solve this problem, just make sure to check your answer.

    →「たとえどんな方法でこの問題を解こうとも、答えをちゃんと確認してください。」


    • 「どのように解決しようとも」という方法や手段を示しており、主節を修飾しています。



5. まとめ


  • whoever / whatever / wherever / however は、それぞれ名詞句や副詞句を作る複合関係代名詞・複合副詞的表現です。

  • 名詞節として使われるときは、主語・目的語・補語となり、「~する人は誰でも」「~するものは何でも」などの意味を表します。

  • 副詞節として使われるときは、「たとえ~でも」「~しようとも」など、条件や譲歩を表す文を作ります。

  • 特に「however」は主に副詞節を導き、「どのように~しようとも」という意味で使われます。

これらの用法が分かると、英文の意味理解だけでなく、条件や譲歩を自然に表す文章を自分で書けるようになります。ぜひ例文を参考に覚えてみてください。

準上級英文法問題(B2)

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