元となった文法の項目
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B1.2
one another
「お互い」を表現する代名詞
説明
以下に、元の解説文をより詳しく、わかりやすく修正したものを提示します。
「one another」についての解説
「one another」は英語の代名詞で、「お互いに」という意味を表します。しばしば副詞と混同されますが、実際には代名詞なので注意が必要です。代名詞であるため、文中で動詞の目的語として用いることができます。
例文
Let's help one another.
(お互いに助け合おう。)
ここでは、「help」の目的語として「one another」が使われています。
「each other」との比較
英語の「each other」も「お互いに」という意味を持ち、代名詞として使う点は「one another」と同じです。
よく言われる区別として、
- 「each other」:二人の間で「お互いに」
- 「one another」:三人以上の間で「お互いに」
という使い分けがあります。ただし、現代の英語ではこの区別は必ずしも厳密には守られていません。二人でも「one another」を使う場合がありますし、逆に三人以上でも「each other」を使うケースもあります。そのため、厳密なルールというよりは従来からの目安と捉えるとよいでしょう。
まとめ
- 「one another」は代名詞であり、副詞ではありません。
- 代名詞なので、動詞の目的語に置くことができます。
- 「each other」との使い分けは一般的に、
- 二人 → each other
- 三人以上 → one another
とされていますが、現代英語では明確に区別されないことも多いです。
- 二人 → each other
英語の文中で、相手同士がお互いに何らかの作用をするときは「each other」か「one another」のどちらかを使う形になります。目安として例文や状況に合わせて使い分けを覚えておくと良いですが、厳密にこだわりすぎなくても問題ありません。